三浦矯正歯科
杉並区/高円寺南/高円寺駅
- 矯正歯科
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三浦 弘貴 院長への独自インタビュー
あえて父と同じ道を歩むことで開けた未来
医学部に行こうか、歯学部に行こうか。大学進学を目前にした時期、本当に最後の最後まで迷ったものですが、最終的に歯科医師である父の背中を見て、この道に進むことを選択しました。
矯正は唯一、自分の歯だけで咬み合わせを作れる分野です。歯を削って詰めて、人工のモノを入れて噛ませる他の歯学に比べ、自らの歯だけで咬み合わせを作っていけることに魅力を感じ、大学卒業後、東京医科歯科大学歯学部歯科矯正学の門を叩きました。
矯正に入るということについては、1つ懸念がありました。と言いますのも、私の父(三浦 不二夫 顧問 東京医科歯科大学名誉教授)はこの分野ではそれなりに名前がある人でしたから、どこへ進もうと何らかの障壁があるだろうことは想像できたのです。あえて父の大学である東京医科歯科を選んだのは、高いレベルで学びたいということに加え、持ち上げられるだけではなく、時にもみくちゃにされながらも這い上がってやろうという、私の覚悟の産物でした。
開業地を選ぶにあたっては、都内の主要な駅のほとんどを降りて、自分の目と足を頼りに探したものですが、その中で目に止まったのが高円寺駅でした。ここは、私が学んだ東京医科歯科大学からも電車1本で通える便利なところです。また、今も顧問を務めてくれている父の住まいからバス1本で通えるという利点もあり、新しいスタートの地として選んだということになります。
噛める状態を作るのが私たちの仕事
歯科医師のおこなう仕事は、矯正を含め、噛める状態を作ることが最大の目的です。口は最初に食べ物が入る消化器官です。正しく咬めている方が良いに決まっています。8020運動をご存知でしょうか?80歳で20本の歯を残すことがこの運動の目標になりますが、最新の調査でこれを達成できた方は、後期高齢者の37%に過ぎません(平成23年歯科疾患実態調査)。
これだけ生活が豊かになり、医療も充実してきているなかで、おじいちゃん、おばあちゃん達の歯がその状況なのはなぜか。興味深い事実があります。8020を達成した方の咬み合わせの写真を見ていきますと、ほとんどの方がきれいな咬み合わせをしていることがわかります。歯根膜を通じ、噛むことで歯には栄養や血液が流れていきます。噛み合わせがしっかりしていなければ、その循環が阻害されることになります。すなわち、良い咬み合わせが歯を長持ちさせる手段なのです。
矯正治療は、歯列を整えるだけではありません。治療によって長く自分の歯を保たせることに最大の意味があります。最近は、「ウチの子、咬み合わせはどうなんでしょう?」と相談されるケースが増えてきました。これは、非常によい傾向だと思っています。
東京医科歯科大学の名誉教授であるお父様の代からお世話になっており、今の三浦弘貴院長先生とも交流が続いています。当院からご紹介することもあれば、そのまた逆もありで、全幅の信頼をおいて連携をはかっています。