関根 光治 院長への独自インタビュー

兄弟そろって、父の背中を追いかける。

具体的なきっかけは特にありませんが、歯科医師として今なお現役で働く父の存在がやはり大きかったのではないかと思っています。昔から父は、自宅ではあまり仕事の話をしない人でしたが、言葉はなくとも歯科診療に懸ける情熱のようなものはひしひしと感じられましたし、そうした真摯な姿勢には子どもながらに強い感銘を受けました。ちなみに私には、ひとり弟がいるのですが、その弟も同じく歯科医師をしていて、現在は大塚にある関根歯科医院で副院長を務めています。特別意識したつもりはありませんが、兄弟そろって、父の背中を追いかけていたわけです（笑）。
歯科医師以外の道を考えることもなく、大学も父と同じ日本大学の歯学部に進学。そこで口腔外科を専門に学びました。大学卒業後は医局に籍を置くかたわら、当院の手伝いなどもしながら5年ほど過ごしたのち、1995年から当院の常勤医に。以来20年にわたって、ここ銀座で、地域の皆様の歯科診療に携わらせていただいています。

一人ひとりのニーズに合わせた診療に心がける。

セキネデンタルクリニックは、大塚にある関根歯科医院の分院にあたります。当院開業の経緯としては、当時のビルのオーナーから「医療機関を入れたい」と相談を受けた父が、とある医師を紹介したらしいのですが、その方とは条件が折り合わず……。最終的には「先生が入ってよ！」と頼まれ、分院として開業することになったと聞いています。
私がここで働くようになったのは1995年ですが、開業はそれから遡ること20年、1975年のこととなります。そのため、何十年にもわたって通い続けてくださっている患者様も大勢いらっしゃいます。長く父に診てもらっていた患者様のなかには、「新参者」である私に対してはじめは拒否反応を示す方などもおられ、最初の頃はたいへんな思いもしましたよ（笑）。
また当院は、有楽町線の銀座一丁目駅から徒歩2～3分のところにありますので、近隣のオフィスや商業施設にお勤めの若い患者様も多く来院されます。じっくりと時間をかけるに越したことはありませんが、「忙しいので急いで診てほしい」「何度も通えないので短期間で集中的に治してほしい」といったご要望に対して、可能な限りお応えしていくことも、都心の歯科医院では重要なことだと私は考えています。

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