守谷 洋 院長
HIROSHI MORIYA
治療から予防へ。特徴的な治療とコミュニケーションで患者様の満足につなげる
大学卒業後、複数の歯科医院で経験を積み、埼玉県の歯科医院の分院にて院長を務める。その後1995年、王子駅から徒歩7分のこの地で『もりや歯科医院』を開業。
守谷 洋 院長
もりや歯科医院
北区/豊島/王子駅
- ●歯科
- ●小児歯科
- ●矯正歯科
- ●歯科口腔外科
ウィンドサーフィンの選手から歯科医師の道へ
親戚に医療関係者が多かったこともあり、子どもの頃から自分もそういう道に進むのかなと何となく思っていました。あと偶然、学生時代に仲の良かった同級生にも歯科医師の子弟が多く、そうした影響もあったのかもしれません。
実は、茅ケ崎で過ごした高校時代にウィンドサーフィンにはまりまして、当時は全日本選手としてスポンサーも付いていたんですよ(笑)。そのままプロとしてやっていくことも考えたのですが、結局は歯科医師の道を志すようになりました。
大学卒業後はいくつかの歯科医院をご紹介いただき、そこでさまざまな経験を積んだのち、最終的には埼玉県にある歯科医院の分院にて院長を務めました。その後、私のかつての下宿先から程近い、ここ王子で『もりや歯科医院』を開業。それが今からちょうど20年前、1995年のことになります。
治療を最小限におさえる、4ヶ月に1度のチェック
歯科・小児歯科・矯正歯科・歯科口腔外科のもりや歯科医院は、JR王子駅から北に少し歩いたところにあるのですが、このあたりには会社もあれば公的機関もありますし、住宅や学校などもたくさんあります。そのため、患者様の層は実にさまざま。午前中には未就学の小さなお子さんや高齢の方、学校が終わる2時以降は学生さん、そして夕方から夜にかけてはお勤めをされている方々といった具合に、時間帯ごとに老若男女問わず幅広い年齢層の患者様が来院されます。
また、当院では「治療から予防へ」という言葉を、ひとつ大きなコンセプトとして掲げています。たとえ痛むところがなくても、患者様には最低でも4ヶ月に1度はご来院いただいて、お口の健康状態を定期的にチェック。これにより、1度の来院で何でもかんでも削ってしまうのではなく、たとえば「4ヶ月後の検査の数値を見てから、削るか削らないかを判断しましょう」といったことが可能になります。実際に、4ヶ月の間に再石灰化が進み、結果的に歯を削らずに済んだ、というケースは結構あるんですよ。予防ということでは、ブラッシング指導やフッ素を使ったケアなどももちろんさせていただいています。
3Mix法、お手製のマウスピース。特徴的な治療でお一人おひとりに適した治療を提案する
ホームページにも掲載している「3Mix法」は、当院における特徴的な治療のひとつと言えるかと思います。3Mix法というのは、従来のように削ることで病巣を取り除くのではなく、抗菌剤を埋め込み、殺菌による自然修復を促す虫歯治療のこと。とりわけ難治性の症状に大きな効果を発揮します。ただ裏を返すと、軽度の虫歯の場合には他の治療法を選択した方がベターなこともありますので、そのあたりはケース・バイ・ケース。実際に症状を診させていただいたうえで、その方その方により適した治療法をご提案させていただいています。
最近増えている症状としては、「虫歯でもないのに歯が痛む」、それも一本一本の歯ではなく「お口のなか全体が痛む」と言って来院される患者様が多く見受けられます。主な原因は、無意識のうちに行っている歯ぎしりや食いしばり。仮にインプラントを入れていますと、人工物に対してどうしても自分の歯の方が負けて擦り減ってしまいますし、場合によっては歯が欠けたり割れたりする恐れもあります。
予防策としてはマウスピースの着用が有効ですが、良い物となると、相応の費用負担は避けられません。そこで当院では、まず私のお手製のマウスピースをお使いいただき、それで様子を見て、必要があればより良い物をお買い求めいただくようにしています。私のお手製のマウスピースはあくまでもお試し用ではあるのですが、通常のマウスピースの半額程度で済みますし、何より着け心地が良いということで、そのままお使いいただく方も結構いらっしゃるんですよ(笑)。
半永久的に残るものだから。丁寧な説明と啓発活動に力を入れる
私たち歯科医師が手を加えた跡というのは、患者様の歯に半永久的に残ることになります。そのため、たとえばその治療が患者様にご満足いただけなかった場合には、後々トラブルに発展する可能性もあります。そこで私がとにかく大事にしているのが、治療に入る前にまずは患者様にきちんとご納得いただくこと。特に当院の場合は高齢の患者様も多いので、たとえ繰り返しになったとしても、ご理解・ご納得いただけるまで何度でも治療方針や治療内容等についてご説明させていただくように心がけています。
また、予防を実践するうえで重要になってくるのが、患者様の主体性です。患者様がご自身の歯やお口の健康について少しでも興味・関心を持っていただけるように、当院では手作りの「もりや歯科通信」を作成して啓発活動にも努めています。
これから受診される患者様へ
当院では、患者様とのコミュニケーションを大切にしているので、まずはしっかりとカウンセリングを行い、すべてご納得いただいてから治療に入るという手順を踏んでおります。歯やお口に関して何かお悩みの方、あるいは他院で十分な説明が受けられずに不安になった経験をお持ちの方などは、どうぞお気軽にご相談にいらしていただければと思います。
また今後は、クリニックの中で皆様をお待ちするだけでなく、訪問診療にも力を注いでいきたいと考えています。実は北区というのは、東京23区の中でも特に高齢化が進んでいる区でして、それに対応できる訪問診療体制が課題になっています。もちろん当院だけで成し得ることではありませんので、北区の歯科医院を挙げて、また他の医療機関や介護機関とも連携しながら、そうした体制を整えるべく今後尽力していきたいと思っています。
※上記記事は2015年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
守谷 洋 院長 MEMO
- 出身地:北海道
- 趣味・特技:ウィンドサーフィン、レーシングカート
- 好きな本:ノンフィクション
- 好きな映画:ショーシャンクの空に
- 好きな言葉:継続は力なり
- 好きな音楽:80年代のロック
- 好きな場所:マウイ島
グラフで見る『守谷 洋 院長』のタイプ
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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