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藤澤 將人 院長

MASATO FUJISAWA

世界水準の治療を責任を持って届けていきたい

日本歯科大学 卒業。同大学附属病院 小児・矯正歯科 入局。2012年5月、『目白ヶ丘デンタルクリニック・矯正歯科』を開業(JR山手線「目白駅」より徒歩4分)。日本矯正歯科学会 認定医。日本歯科歯周病学会 認定医。

藤澤 將人 院長

藤澤 將人 院長

目白ヶ丘デンタルクリニック・矯正歯科

新宿区/下落合/目白駅

  • ●歯科
  • ●矯正歯科
  • ●小児歯科
  • ●歯科口腔外科

自身が矯正治療を受けた経験から歯科医師の道に

藤澤 將人 院長

父が歯科医師であったことから、小さな頃より「歯科医師になるのだろう」というようなイメージを自然と抱いていたように思います。実際に私自身、幼少期に父から矯正治療を施してもらった経験があり、歯並びが整っていく喜びを身をもって感じました。この体験が、自分も同じ悩みを持つ人の力になりたいと考える大きなきっかけになりました。

大学卒業後は矯正歯科に入局し、治療と教育に携わりながら研鑽を積みました。同時に街の医院で一般歯科にも携わり、幅広く勉強会にも参加して自身のスタイルを確立していきました。一般的に矯正医はむし歯や歯周病などの一般歯科診療はしないものですが、父が矯正と一般歯科を両立していた姿を見てきたこともあり、私自身も両者を行えることに大きな価値を感じています。そしてせっかくなら、自分を育ててくれた地元の目白で、地域の皆さまに貢献をしたいとの思いから開業を決意しました。

「名医より良医たれ」を胸に

藤澤 將人 院長

私は常に「名医より良医たれ」という言葉を胸に診療にあたっています。これは師匠 の弘岡秀明先生(千代田区開業)からいただいた言葉で、私自身の座右の銘にもなっています。患者さんにとって本当に必要なのは、名声ではなく誠実な医療だと考えています。大切なのは、有名な先生になることではなく、目の前の患者さんにとって何が一番良いのかを考え、やるべきことを正しく行うことだと思っています。
同時に、患者さんが求める治療が、医学的に正しいかどうかを見極めることも大切です。例えば、見た目の改善を目的に健康な歯を削ってセラミックを被せるような治療は、短期的には希望を叶えることができるかもしれませんが、長い目で見れば歯の寿命を縮めることになります。矯正専門医として、天然の歯を守りながら正しい噛み合わせを整えることこそが本来の治療であり、安易に妥協した治療を行うことは、患者さんにとって決して良い結果にはつながりません。

一方で、自分の力を超える症例に出会ったときには、信頼できる専門医と連携することを大切にしています。難治性の歯内療法(歯の神経の治療)や骨移植を伴うインプラントなどは、チーム医療によって最良の結果を導きます。自分自身が患者だったらお願いしたいと思える先生方と協力しながら、責任をもって診療に臨む。その姿勢を、これからも生涯にわたり守り続けたいと考えています。

予防としての矯正治療を大切に

藤澤 將人 院長

当院では、一般歯科診療に加え、専門性を活かした矯正治療を提供しています。私は日本歯周病学会の認定医でもあるため、重度歯周病患者の50〜80代の患者さんにも矯正治療で歯磨きがしやすい環境にすることも多いです。近年、力を入れているのが、小児期から始める「予防としての矯正治療」です。「予防」と言えば、むし歯や歯周病の予防が一般的に語られますが、実は歯並びや噛み合わせも予防できるという考え方が最近の矯正歯科のトピックです。当院では2014年頃から、小児の歯並びを予防的に整える取り組みを続けています。

正しい歯並びは「食べる」「しゃべる」「呼吸」といった口腔機能が健全に発達することで自然に形づくられます。姿勢や呼吸の浅さ、舌の使い方といった生活習慣の中に歯並びを乱す要因が潜んでおり、それを整えることが重要です。例えば足の着き方や靴の履き方を工夫するだけで姿勢が改善し、顎や舌の動きにも良い影響を与えることがあります。こうした視点から、私は姿勢や呼吸にまで踏み込み、必要に応じて器具を併用しながら、成長期のお子さんが自然に正しい噛み合わせを獲得できるようサポートしています。

この取り組みは歯並びの改善だけにとどまりません。姿勢や食べ方の改善は生活習慣全体に波及し、集中力や運動能力の向上につながることもあります。お子さんの健やかな発達に寄与できることは、歯科医師として大きなやりがいです。

一人ひとりの方の治療に責任を持つ

矯正治療やインプラント治療は、患者さんの生涯に深く関わるものです。だからこそ私としては、自分の目が見え、手が動く限りは、治療を担当した患者さんは責任を持って長期的に診ていくべきと考えています。
もちろん、年齢を重ねれば自分の技術に衰えを感じることもあるかもしれません。その時は、次の世代の信頼できる先生へきちんと引き継ぐことも責任の一部だと思っています。私は、歯科医師・歯科衛生士・歯科技工士あわせて約150名が登録する勉強会を主宰しており、月に一度定例会を開いて研鑽を積んでいます。仲間と共に知識と技術を磨き続け、次世代を育てることも経験を積んだ歯科医師としての大きな役割と言えるでしょう。大切なのは、患者さんが安心して治療を任せられる環境を途切れさせないことです。

私にとって医療とは、目の前の症状を治すだけではなく、その方の一生を見据えて寄り添う営みです。だからこそ、生涯現役であり続けるために、技術と知識を常に更新していきたいと思っています。

これから受診される患者さんへ

歯科医院は「歯が悪くなってから行く場所」ではなく、「健康を保つために通う場所」です。定期的に受診し、その方に合った予防やアドバイスを受けることが、将来の歯を守る大きな鍵となります。例えばスウェーデンの統計では、3ヶ月ごとの通院を続けた人は30年経っても失う歯が1本未満にとどまるという結果が出ています。大切なのは一般論ではなく、あなたに必要なことを抽出し、オーダーメイドの治療計画をお伝えすること。歯並びや噛み合わせも見た目だけでなく、機能や清掃性に直結します。きれいな歯並びはむし歯や歯周病の予防にもつながり、自然な笑顔や自信へとつながっていきます。妊娠中のケアやお子さんの発達に合わせた指導も含め、ライフステージに応じたサポートを行います。私たちは、一人ひとりのお口の状態に合わせて丁寧に説明し、健やかで美しいスマイルを守るお手伝いをしたいと思います。ぜひ気軽にご相談いただき、後悔のない人生を歩んでいただければ幸いです。

※上記記事は2025年9月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

藤澤 將人 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 出身大学:日本歯科大学
  • 趣味・特技:映画鑑賞、サックス演奏、トライアスロン/少林寺拳法
  • 好きな映画:『バック・トゥー・ザ・フューチャー』、『ターミネーター2』、「ジャッキー・チェン主演作品」
  • 好きな音楽:ジャズ、ハードロック、ヘビーメタル
  • 好きな場所・観光地:ディズニーシー
  • 診療のモットー:「名医より良医たれ」

藤澤 將人 院長から聞いた
『歯の再生医療』

歯周組織の再生療法について

歯周病は歯ぐきの炎症から始まり、進行すると歯を支えている骨(歯槽骨)や歯根を取り巻く歯根膜などが破壊される病気です。悪化すると歯がぐらつき、最終的には抜けてしまうこともあります。通常の歯周病治療では歯石を取り除き、炎症を抑えることで進行を止めますが、一度失われた組織は自然に元に戻ることはありません。

そこで近年注目されているのが「歯周組織再生療法」です。これは、歯槽骨・歯根膜・セメント質といった歯を支える組織を再びつくり出すことを目的とした治療法です。特殊なたんぱく質の薬剤(例:エムドゲイン®やリグロス®)や人工骨などを応用し、細胞の働きを活性化させることで、失われた歯周組織の再生を促します。

再生療法の大きなメリットは、歯を抜かずに長く残せる可能性が広がる点にあります。「この歯はもう抜くしかないかもしれない」と診断された場合でも、条件が整えば保存できるケースがあります。ただしすべての症例に適応できるわけではなく、骨の欠損の形や炎症の状態によって効果に限界があることも事実です。

歯周組織再生療法は、従来の治療に比べてより積極的に歯を守る新しい選択肢といえます。歯を失わないためには「早期の発見と治療」がなにより大切ですが、もし歯周病が進んでしまった場合でも、このような再生療法によって歯を救える可能性が広がっています。気になる方は、まず専門の歯科医院に相談してみるとよいでしょう。

グラフで見る『藤澤 將人 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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