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石岡 克 院長

MASARU ISHIOKA

基本をおろそかにせず、1本の歯を大切に。街の歯医者さんとして地域に貢献していきたい

愛知学院大学卒業。東京医科歯科大学補綴学第2講座に入局。新潟大学歯学部大学院を修了。三菱横浜製作所診療所に38年間勤務し、2019年12月に『中塚歯科医院』院長に就任(京王電鉄/東急電鉄「下高井戸駅」より徒歩2分)。

石岡 克 院長

石岡 克 院長

中塚歯科医院

世田谷区/赤堤/下高井戸駅

  • ●歯科

38年間の勤務を終え、義父の診療所を引き継ぐ

石岡 克 院長

大学を卒業後、東京医科歯科大学の第二補綴に入局し、その後、三菱横浜製作所診療所に38年間に渡り勤めてきました。そこでは一般診療と並行し、歯科医師会の枠組みの中で障害者治療と乳幼児検診にも携わってきました。
私の父は、新潟大学で補綴科の教授をしておりました。父への何かしらの思いがあったのか、私は「臨床医になる」ことを目標に経験を積むべく会社へと入ったわけですが、どこかに研究への未練があったのかもしれません。父の退官後、東京医科歯科大学で私の指導教官を務めていただいた先生が新潟へと赴任していかれました。その先生の勧めもあって、新潟大学で学位を取得するにいたったのです。

『中塚歯科医院』は、義理の父が診療をしていた場所です。その義父が2019年3月に亡くなり、私が跡を引き継いだ形になります。患者さんは地域の方も多いのですが、38年間横浜で診療をしていた関係から、そちらの会社のOBと現役の方もたくさん来院されています。その方達の利便性も考え、土日も診療をおこなっています。

基本をおろそかにせず、1つひとつのことを丁寧に

石岡 克 院長

1本の歯をきちんと残す、ということが基本としてあります。他所で「これはどうしても抜かざるを得ないよ」と言われたケースであっても、しっかりと根の治療を施すことでなんとか歯を残すことが出来た患者さんをずいぶん担当してきました。自分の歯はかけがえのないもの。その考えに則り、安易に抜かないということをこれからも続けていきたいと思っています。
基本をおろそかにしない、ということも大切でしょう。昨今、「適合」というものを軽視する風潮があるように感じられます。要するに、見た目がきれいであればそれを優先するというもの。しかし、それでは本来保つものも保ちません。義歯(入れ歯)1つとっても、個人トレーを作り、丁寧に工程を経ていく。形成や印象の手順をきちんと踏まえれば、被せ物も適合したものが作れるわけです。
何も特別なことをしているわけではありません。結局のところ、基本的なことを大事にすることが、お口を良い状態に保つ上で1番近道になるということなんですね。

1人ひとりの状況に合わせたケアを

石岡 克 院長

予防歯科は重要です。歯科疾患が生活習慣病の一種だと考えれば、定期的に検診をし、しかるべき処置をすることが必要不可欠なのです。そして、その期間は患者さんの状態に合わせて決めていくことになります。
基準値というものがあります。このラインを外れたら、病気ですよと。しかし、歯周ポケットにしても、すべてがこうでなければならない、というのはおかしいと思うのです。最も良いところを基準にしても仕方がありません。30代には30代の、70代には70代の基準値があるべきで、それはその人を見て判断していくこと。生活環境を含めて1人ひとりの方の状態を総合的に判断し、その人に合った予防歯科を進めていく必要があるのです。

世に起こっていることに常に目を配っていくことが大切

今は様々なところで多種多様なオーラルケアグッズを購入できます。そのすべてが良いわけではありませんし、かといってすべてがダメなわけでもありません。歯科医療に携わるものは、それらを常に見ておく必要があると考えています。
新聞も雑誌にしても同様です。悲観的なことや誤った認識のもとに書かれた記事も散見されますが、一般の方はそれを見ているわけです。であれば、書かれてあることを咀嚼し、確認する必要が私たちにはあります。そうでなければ、患者さんに正しい情報を伝えることも出来ないでしょう。
当院では、丁寧に説明をすることを心がけています。歯の構造に始まり、虫歯や歯周病はなぜ起こるのかといったことまで遡って伝えていくのです。インフォームドコンセントとは、同意を得るというよりも、理解してもらうということに本当の意味があります。ただ伝えただけでは意味がありません。患者さんに状況を正しく理解してもらうことからすべては始まっていくのです。

これから受診される患者さんへ

何事も1人でやっていますと、知らず知らずのうちに内にこもってしまう傾向があります。しかし、それではどこかで袋小路に入ってしまうリスクがあります。それを避ける意味でも、私は街を歩いていて、声を掛けてもらえる先生でありたいのです。内ではなく、外に答えを求め、地域の中できちんとした医療を届けていきたいと思っています。

※上記記事は2020年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

石岡 克 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:料理、音楽鑑賞、絵を描く、読書、ギター
  • 好きな本:推理小説などジャンルは選ばず
  • 好きな映画:スピルバーグ監督作品、ダスティン・ホフマン出演作品
  • 好きな言葉・座右の銘:冷暖自知。冷たいもの温かいものがしみたら歯医者に行きましょうということではありません。水の冷暖は自分で飲んでみて知るということ。真の悟りは、自分自身が経験して積み重ねて会得するもの。今の時代、冷暖を「苦喜」と置き換えると良いかもしれません。
  • 好きな音楽:すべての音楽
  • 好きな場所:静かな神社仏閣。海(海越しに富士山が見えれば最高)

グラフで見る『石岡 克 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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