新開 豊 院長
YUTAKA SHINKAI
その方のベストを患者さんと共に考え、1人ひとり、1つひとつを積み上げていく
日本大学歯学部卒業。同大学歯学部補綴学教室（クラウン・ブリッジ学講座）に入局。練馬区・石神井公園の歯科医院で分院長を務め、2005年より『新開歯科医院』院長に就任（「等々力駅」から徒歩1分）。
新開 豊 院長
新開歯科医院
世田谷区／等々力／等々力駅
- ●歯科
- ●小児歯科
私なりの努力を積み重ねてきたからこそ、今がある
父が歯科医師だったということもあり、この世界に小さい頃から馴染んでいたということがありました。父が治療をおこない、患者さんから感謝されているのを目の当たりにする機会も多くありました。どの仕事であれ、人の役に立つという部分では変わりないと思いますが、よりダイレクトに感謝していただけるという点で、この職業はすごくいいなと思ったんですね。
大学卒業後は、同じ大学の補綴学教室に籍を置きました。その理由は、単純に苦手だったから、というもの（笑）。お恥ずかしい話ですが、学生時代の私はあまり熱心な学生とは言えませんでした。だからこそ、苦手なものを払拭し、歯科医師としての体力をつける必要があると考えたのです。
当初は、随分と苦労をしたものでした。私が所属したクラウン・ブリッジ学講座は、補綴学教室の中でも当時最も厳しいと言われていたところで、学内のエリートが集っていた講座でした。彼らはまだ何も知らないはずなのに、教えられるとすぐさまパッとできてしまうような、綺羅星のような才能を持っていたのです。最初はついていくのが精一杯。しかし、地道に努力を重ねていくことで、3年が経つ頃には、私なりの形を持てるようになっていました。今振り返っても大変な日々でしたけれど、そこで得たものは非常に大きかったですし、今の私のベースとなっています。
『新開歯科医院』は、戦後間もなく当地に開設されました。名称は“新しく開く”ですが、今となってはこの辺りで最も昔からある歯科医院になっています。患者さんのほとんどは近隣の方で、私が父と世代が変わっていったのと同様に、患者さんも世代を越えていらしていただいています。
最善の方法を一緒に考えていく
その方にとって最もふさわしい方法は何か、ということを考えながら接していくことを心がけています。治療のゴールは一緒であっても、そこに至るまでの道のりは複数あるわけで、患者さんのニーズや状況を合わせて考え、最善の選択肢を選んでいただけるようにしていきたいと思っています。
複雑な治療の中身をすべて理解していただくのは、大変なことです。さらに言えば、お話にかかる時間が増えるに従い、どうしても足を運んでいただく回数が多くなることもあります。しかし、その人その人のベストを一緒に探っていく作業はとても大切なことで、その過程があるからこそ、納得して治療に臨んでいただけるものと考えています。
ご自身の歯を大切に思ってもらえるように導くのも私たちの役割
お仕着せのように提案されて、その中身や理由もよく理解できないまま治療に臨まれているケースを耳にすることがありますが、当院では選択をしていただく際、悩み、考えていただくことが非常に重要と思っています。歯の治療は、予防処置でない限り、必ず何らかの人工物を入れることで終わるわけですけれど、人工物は“モノ”ですから、ご自分で大事にしていただかないと保ちは変わってきます。細かいことまで憶えていただかなくともよいのですが、悩んで迷った記憶が、「大事にしたい」という気持ちになっていくと思うんですね。
私は、理想を追い求め過ぎているのかもしれません。ですが、理想もないところに良い結果は得られないのではないでしょうか。何も告げずに治療をするのではなく、歯を大切にする意識を育むことも、私たちの大切な役割と心得て治療に臨んでいます。
1つひとつのことを丁寧に積み上げていくことが大切
ご高齢の方が増えるのに伴い、義歯を扱うケースも多々あります。義歯は「痛い」「合わない」といった感想が付きまとうものですが、当院においては、そういったことを述べられず、満足してお帰りいただけているように思います。
ご満足いただける義歯を作るのに何か特別な方法があるわけではなく、大事なことは、1つひとつのことをおろそかにせず、積み上げていくことだと考えています。型取り1つとってみてもそうで、最善の結果を得るには、すべての工程を1つひとつ積み上げていくことに勝るものはない、というのが私の診療スタイルなのです。
これから受診される患者さんへ
日進月歩の世界ですので、そこに遅れていかないようにということを常日頃考えています。もちろん、自ずと限界はあるわけですけれど、変わることを恐れず、そして、1つひとつのことを丁寧に積み上げていく当院の流儀に即した形で進化していけたらと考えています。お口のことで何か気になることがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。私にできることを精一杯おこない、皆さんの期待に応えていけたらと思っています。
※上記記事は2018年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
新開 豊 院長 MEMO
- 出身地：東京都
- 趣味：ランニング、音楽演奏（ウッドベース）
- 好きな本・作家：「文芸本から自己啓発本まで幅広く」／原田マハ
- 好きな映画：いろいろ
- 好きな言葉：「ごきげんだね‼︎」
- 好きな音楽：ジャズ、クラシック
- 好きな場所：小布施町、松本市、鎌倉、勝沼市
グラフで見る『新開 豊 院長』のタイプ
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| 穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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新開歯科医院
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