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佐久間 克哉 院長

Katsuya Sakuma

佐久間 克哉 院長

佐久間 克哉 院長

佐久間歯科医院

大田区/西蒲田/蒲田駅

  • ●歯科

この道を志したきっかけと、現在に至るまでの経緯をお聞かせください。

佐久間 克哉 院長

小学生のときに野口英世の伝記を読んで以来、「将来は人の役に立つ仕事をしたい」とずっと思っていました。一口に「人の役に立つ仕事」と言っても、直接的なものから間接的なものまでさまざまな仕事がありますが、そのなかで私が特に興味を持ったのが医療の分野。当初は医学部志望でしたが、手先が器用だったこともあり、最終的には歯科医になるべく神奈川歯科大学に進学しました。
大学卒業後は、先輩が院長を務める歯科医院に勤務。そこで治療の技術的なことはもとより、開業医としてのノウハウなども学ばせていただきました。開業場所として蒲田を選んだ理由は単純で、ここは私が生まれ育った街だから。今は、できるだけ多くの人が集まる駅前などの立地を選んで開業するのがセオリーかもしれませんが、当時は地元や、自宅を改装して開業するのが当たり前の時代だったんですよ。
この場所で30年以上にわたって地域の歯科診療に携わるかたわら、昭和大学の客員教授として後進の指導にも尽力しています。

「佐久間歯科医院」についてお聞かせください。

佐久間 克哉 院長

当院は蒲田駅から徒歩5分、大城通り商店街の一角にあります。このあたりもやはり住人の高齢化が進んでおり、高齢を理由に商店を閉じて新たに住宅にする方なども多く、街の様子はだいぶ様変わりしつつあります。
近隣の方が多く通われる当院におきましても、患者さんの年齢層は以前と比べると高くなってきています。しかしそれは、当院の歩みとともに患者さんも一緒に年を重ねてこられた結果であり、それだけ長いお付き合いをさせていただいている証。なかには親子2代3代で通ってくださっている患者さんもおられ、たいへんありがたく思っています。
また以前は「歯が痛い/腫れた」といった緊急性の症状でいらっしゃる患者さんが多かったのですが、健診やメンテナンスの重要性を30年以上にわたって伝え続けてきた甲斐あって、現在は定期的にいらっしゃる患者さんが増えた点も、開業以来大きく変化したことのひとつですね。

先生のご専門分野や、特に力を入れている治療などはありますか?

佐久間 克哉 院長

ひとつは、咬み合わせの機能回復治療です。大学5年生のときに興味を持つようになり、その後開業してから、この分野における日本の第一人者である保母須弥也先生のセミナーに通って専門的に学びました。「咬み合わせの機能回復治療」というのは簡単に言うと、あごの機能に調和した無理のない咬み合わせをつくる治療のこと。単に見栄えの良い白い歯を入れておしまいというのではなく、「機能美こそ自然美である」との考えのもと、入れ歯やインプラント、被せ物などの方法を駆使して機能性と審美性を兼ね備えたお口の状態を目指します。
もうひとつは歯内治療、すなわち歯の神経や根の治療です。こちらは開業前に勤務していた先輩の歯科医院でみっちりと鍛えられた分野でして、私自身、日本歯内療法学会の専門医の資格も持っています。ラバーダムとマイクロスコープによる安全かつ精密な治療を特徴としており、当院は決して歯内治療専門の歯科医院というわけではないのですが、歯内治療を求めてわざわざ遠方からお見えになる患者さんも少なくありません。

診療するうえで心がけていることを教えてください。

当院では口腔内の総合的な治療を目指していますが、着手する順番は「全体→主訴」ではなく、あくまでも「主訴→全体」。なかには「最初に全体をチェックしてから」という先生もおられるかもしれませんが、まずは患者さんがもっとも困っている悩みを解決し、そのうえでお口全体を診るというのが、当院の基本的な診療方針です。
また最近は「歯を抜かないのが良い治療であり、歯を抜くのは悪い歯医者である」といった風潮がなきにしもあらずです。もちろん、ただ闇雲に歯を抜くのは決して良いことではありませんし、そもそも私が専門とする歯内治療というのは歯を助けて残す治療。これまでに抜かずに救ってきた歯は数えしれません。しかしそれでもなお、治療において歯を抜かなければいけないケース、抜かないともっとひどいことになってしまうケースがあるのも事実。私も人の子ですから当然、患者さんの評判は気になりますが(笑)、抜かないといけない場合には嘘をつかずに事実をきちんとお伝えする。その代わりに、歯を抜いた後にどうするのかといった「提案」を、歯を抜く前にしっかりとさせていただいています。

最後に、サイトをご覧になられる皆様にメッセージをお願いします。

当院は、咬み合わせの機能回復治療、専門医の資格を持つドクターによる歯内治療、そして歯科衛生士との連携により行う歯周病治療などに特に力を入れています。その意味では、悪いところだけを応急的に治すというよりは、お口のなか全体をじっくりと本気で治したい方に向いた歯科医院とも言えるかと思います。事実、治療期間に半年から1年ほどを要するケースも少なくありませんが、丁寧な治療を行っていくうえでは必要不可欠な時間だとご理解いただければ幸いです。
歯やお口というのは、食事だけでなく、私たちの生活のさまざまな場面に深くかかわってきます。これからも「機能美こそ自然美である」との考えのもと、皆さんのお口の健康のため、ひいてはより質の高い生活を送っていただくために努めてまいりたいと考えています。

※上記記事は2016.7に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

佐久間 克哉 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味:野球、ジャズ
  • 好きな本:実録もの
  • 好きな映画:「追憶」
  • 好きな音楽:ジャズ
  • 好きな場所:海や湖が見える所

グラフで見る『佐久間 克哉 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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