阿部 正志 院長への独自インタビュー

父の後ろ姿を見て、自然にこの世界へと

『阿部歯科医院』は昭和29年（1954年）に父が開設した医院です。父から直接言われたわけではないのですけれど、診療している姿を好ましく思っており、また、父の仕事を継ぐのが当たり前という感覚があったものですから、自然の流れとして歯科医師を目指すようになっていました。
作家の野田知佑さんをご存知でしょうか。実は私が高校三年生の時、先生は高校で教鞭をとっておられました。夏休みに先生から徹底的に英語を教わったことはいまも忘れられません。英語の力はもちろんついたのですが、先生からは「やる気」というものを刷り込まれた気がしています。いま思えば、あの夏があったからこそ、今の私がいるということになるでしょうか。

人と人のつながりを大切に

おじいさんやおばあさん、その方々の息子さんや娘さん、そしてそのお子さんという風に、ご家族連れでいらしている方が多いですね。信頼していただき、自分の大切な人を任せてもいいと思っていただけるようにこれまでやってきたつもりですし、人と人のつながりというものを大事にしていきたいと思っています。

当院の1つの特色として、22時まで診療をおこなっているということがあります。これは、父の時代からそうなのです。父の頃は、遅い時は23時や24時まで診療をしていることもあって、電車がなくなった人は、父自ら車でお送りしていました。父のそうした努力もあって多くの方に信頼していただけるようになったのだと思いますし、その想いを、私もまたつないでいけたらと思っています。

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