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大島 健美 院長

Takemi Oshima

地域のお口の健康を守るために。園医としての活動や往診にも全力を尽くす。

大学卒業後、鶴見大学歯学部附属病院の小児歯科に入局し研鑽を積んだのち、早稲田駅近くにあった父の診療所に勤務。現在院長。

大島 健美 院長

大島 健美 院長

大島歯科医院

新宿区/西早稲田/西早稲田駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科

父と同じように地域医療に尽くしたい。

大島 健美 院長

私で4代目になりますので、言ってみれば歯科医という仕事は家業のようなもの。ですので子どもの頃から、私にとって歯科の道に進むのは当たり前のことであり、他の道に進むことはまったく考えたことはありませんでした。
当院は、長野から東京に出てきた父が1951年に開業した歯科医院になりますが、その頃は自宅も兼ねていて、私自身、父が診療する姿を間近で見ながら育ちました。この道に進むうえでは、そうした影響ももちろん大きかったと思います。
大学卒業後は、鶴見大学歯学部附属病院の小児歯科に入局。そこで4年間ほど研鑽を積みました。大学病院での診療は非常にやりがいがありましたが、ゆくゆくは父と同じように地域医療のために尽くしたいと考えていましたので、1987年にこちらに戻ってきました。そこから20年近く、父と一緒にこの診察室に立って診療を行いました。
父からは、治療の技術的なことというよりは、地域の皆様との信頼関係の築き方など開業医として大切なことをたくさん学びました。そんな父も2011年に亡くなりまして、以来、私が院長職を継いで現在に至っています。

患者さんの予防意識が高まることが何よりの喜び。

大島 健美 院長

当院は東京メトロ東西線の早稲田駅から徒歩7分、早稲田通りから路地を少し入った住宅街の一角にあります。日本中どこもそうだと思いますが、このあたりも高齢化が進んでいて、患者様のうち半数以上はご高齢の方が占めます。ただし先ほども申したとおり、当院は昔からある歯科医院ですので、患者様も当院と一緒に年を重ねてこられたと表現した方が適切かもしれませんね。患者様のなかには、父の代から長く通い続けてくださっている方はもとより、私のことを子どもの頃からよく知っている方などもいらして、そうした方から子ども時代の話を聞かされて恥ずかしくなることもしばしばあります(笑)。
ご高齢の患者様というと入れ歯や歯周病などの治療のイメージが強いかもしれませんが、最近は、定期検診や簡単なメンテナンスだけで問題ないといった方も少なくありません。もちろん最初は治療がきっかけだったかもしれませんが、当院に通ううちに予防に対する意識を高め、今はきちんとケアして良好な状態を保っていただけている様子を拝見すると、かかりつけ医としてはやはりうれしい気持ちになりますね。

生活や食事の乱れが歯の健康の乱れに繋がる。

大島 健美 院長

この近くには小学校もあるため、当院には小学生くらいの患者様もたくさんいらっしゃいます。また、園医をしている関係で子どもの歯を診る機会は多いのですが、予防に対する親御様の意識の高まりもあって、昔に比べて虫歯は格段に減っていると感じています。あとは、新宿区ではお子様へのフッ素塗布を無料で行っているのですが、そうした取り組みの成果も出ているのだと思います。
虫歯自体は減っているのですが、子どもたちの健康に関連して気になっていることもあります。それはジュースの消費量が多いこと。たとえば「健康に良いから」と、市販の野菜ジュースを日常的に飲んでいるご家庭がありますが、実は野菜ジュースにもたくさんの砂糖が含まれているということはあまり認識されていないようです。砂糖に加えて塩も多く含むスポーツドリンクは味噌汁に砂糖を入れて飲んでいるようなものですから(笑)、やはり日常的に飲んでしまうと糖分・塩分の摂りすぎになってしまいかねません。
生活や食事の乱れは歯の健康の乱れにもつながってきますので、当院ではそうした観点に立ったうえでのアドバイスもさせていただくとともに、フッ素入りの液体を使った洗口などもおすすめしています。

「tell・show・do」の実践が納得の治療を生む。

私は小児歯科の出身で、そこで教わり今なお大事にしているのは「tell・show・do」、つまり「言って・見せて・行う」ということ。次に何をするのかをしっかりと説明し、言葉だけでなくモニタなどを使って目で確認してもらい、それから治療を開始する――。歯医者嫌いで最初は診察台に座るのも大騒ぎだった子も、こうした手順を踏むことできちんと理解し、納得して治療を受けてくれるようになります。
歯医者を苦手にしているのは大人も同じで、苦手の原因は「何をされるのかわからない」という不安感にあることが少なくありません。ですので、子どもだけでなく大人の患者様に対しても「tell・show・do」は徹底しています。私の場合は、小児歯科時代にそうした訓練を受けてきましたので、「心がけ」というよりはもはや「習慣」になってしまっています。

これから受診される患者さんへ。

父の代から当院では、患者様に寄り添った丁寧な説明・診療を行ってきました。そうした姿勢を評価いただきまして、口コミや紹介を通じてわざわざ遠方からお越しになる患者様も少なくありません。歯の治療はもとより、お口の健康を守るための食事・生活習慣に関するアドバイスなどもさせていただいていますので、お困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談にいらしてください。
また当院では、通院が困難になってしまった患者様からの要請がメインになりますが、往診にも対応しています。高齢化とともに今後ますますニーズが高まっていくことが予想される在宅診療に関しては、私が副会長を務める新宿区の歯科医師会でも現在積極的に取り組んでいるところです。地域に根差した歯科医のひとりとして、こうした活動にも引き続き尽力していきたいと考えています。

※上記記事は2016年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

大島 健美 院長 MEMO

気管食道科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味:ドライブ、読書
  • 好きな本・作家:小説(夏目漱石など)
  • 好きな映画:ドラマ
  • 好きな言葉:与うるは受くるより幸い
  • 好きな音楽・アーティスト:イギリスのロック(クイーンなど)
  • 好きな場所・観光地:ハワイ

グラフで見る『大島 健美 院長』のタイプ

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
エネルギッシュで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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