松本幸文 院長への独自インタビュー

長きにわたり地域に根差す歯科クリニック

私は歯科医の家系の3代目になります。そのため、小さい頃から漠然とではありますが、「将来は祖父や父の跡を継ぐことになるのだろう」と考えていました。ちなみに祖父・父ともに非常に厳格な人で、用もないのに子どもが診療室に出入りするのはご法度。自宅の1階部分が診療室だったにもかかわらず、そこで遊んだ思い出等は一切ないんですよ。
大学卒業後は、鶴見大学歯学部附属歯科病院の補綴科に勤務して、特に「接着」と呼ばれる分野の専門性を高めました。そして2006年から当院の常勤医に。しばらくは父、そして兄と三人で診療室に立ちましたが、矯正の専門医であった父の薫陶をより強く受けたのは同じく矯正が専門の兄の方だったと思います。私は一般歯科・小児歯科が専門ですので、お互いの領分には口を挟まず（笑）、必要に応じてサポートし合うといった感じでしたね。
父から院長職を引き継いだのは2010年のこと。祖父がこの地に開業してから65年以上が経つクリニックの3代目として、地域の皆さんのお口の健康回復・増進のお役に立てるよう精進する日々を送っています。

矯正歯科と一般歯科の連携

先ほども述べたとおり父は矯正が専門だったわけですが、父の時代というのは矯正の専門医がまだまだ少ない時代。大学病院等ではもちろん行われていましたが、開業医で矯正治療を行っているところは珍しく、当時は関東一円から患者さんが訪れていたという話も聞いています。そうした経緯や歴史もあって、代替わりした今でも東京都外からお越しになる患者さんが少なくないんですよ。駐車スペースも完備していますので、遠方から車で来院される方もいらっしゃいます。
現在は、兄が矯正を担当し、私が一般歯科・小児歯科を担当することで、患者さんの幅広い診療ニーズにお応えしています。矯正を担当するドクターと一般歯科を担当するドクターが共に常駐していますので、たとえば治療中に矯正器具に不具合が生じた場合でもすぐに対応が可能。あるいは矯正中に虫歯にかかってしまった場合でも、並行して虫歯治療ができますので、遅延なく矯正治療が進められる点も当院の特徴のひとつと言えるかと思います。

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