田中 徹 院長
TORU TANAKA
1つひとつのステップを丁寧に。
すべてに気を配り、再治療のない治療を提供。
日本大学松戸歯学部卒業。同大学歯周病学講座を経て、長きに渡って企業内診療所で勤務医を務める。2010年に『田中歯科医院』を開院(JR中央線・東京メトロ東西線「中野駅」より徒歩4分)。
田中 徹 院長
田中歯科医院
中野区/中野/中野駅
- ●歯科
人とは違う、一風変わった歯科医師人生を歩んできました
父は練馬で歯科医院を開業していました。本音のところでは継いで欲しかったのでしょうけども(苦笑)、直接そうと言われたことはありませんでしたから、ある意味、選択肢は自由ではあったのです。ただ、私は模型作りですとか、手先を使うことが好きでした。それを生かすことを考えると、父と同じ職業である歯医者さんが自分に向いてると思い、この道を歩み出すことになったのです。
日本大学松戸歯学部を卒業し、同大学歯周病学講座に籍を置いた後は、一旦父の診療所を手伝い、企業内診療所に勤務しました。読売新聞社に3年、三和銀行(現・三菱東京UFJ銀行)の健康管理センターに17年。企業の診療所で働く機会はそうそうあるものではありません。歯科医師人生は1度しかないと思い、当初考えていたよりも長い期間、そちらの世界に身を置くことになりました。それでようやく、アラ還開業となったわけです(笑)。
この場所では私より以前に長らく、安藤先生が診療所を開いておられました。私は卒後3年目くらいからこちらで診療を手伝っていまして、先生とは顔見知りだったのです。その安藤先生が引退されることになり、私が場所を引き継ぎ、『田中歯科医院』を開業したということになります。
再治療を防ぐための自由診療という選択
やり直しのない治療を目指し、すべてに気を配っていくことが大切です。虫歯の取り残し1つにしてもそう。1つひとつのステップを確実に、なおかつ丁寧に診ていくということですね。
『田中歯科医院』では、自由診療を中心とした診療をおこなっています。自由診療の最大のメリットは、「時間を掛けることができる」ということです。材料の優劣でも治療の結果に差は生じてきますが、それ以前に、どれだけ時間を掛けて丁寧に診れるかということが大切なのです。
歯科医師になったばかりの頃は、当然のことながら何も出来ません。虫歯1本を治療するのに1時間掛かることも珍しくなかったのですが、そのレベルであっても、1時間という枠があれば、治療したものがある程度は長持ちするという結果が得られていました。時間はすべてに勝ります。その時間を有効に使い、丁寧に診ていくことが大切なのです。
サイレント・ディジーズ(静かな疾患)=歯周病の予防に力を
1本の歯だけを診ようとするのではなく、身体全体をトータルで診ていきたいと考えていますが、強いて力を入れてる分野をあげるとすれば、それは歯周病ということになるでしょう。
歯周病の怖さは、虫歯などとは異なり、自覚症状がないことです。本当に歯を抜かざるをえない状態になるまで明確な症状がないものですから、それだけに怖いものがあります。歯周病の治療とは、そうした状態におちいることを防ぐ治療ということになります。
では、具体的に歯周病の治療とは何かとなりますと、これが実は、我々ができることはごくわずかなのです。私たちに可能なのは歯石を取ることくらいで、あとは患者さんにホームケアを徹底していいただくことに尽きます。我々歯科医師は、ホームケアに対する患者さんのモチベーションを上げていくために、“気づき”を提供しなければなりません。歯ぐきに炎症が起こっているかどうかは、大方の人は自覚できるものではありません。ですから、まずは炎症の起こっている部分を丁寧に磨いていただき、歯ぐきの状態が明らかに変化するのを患者さん自身に確認していただくことから始めていきます。歯周病は、患者さんがご自身で治していくもの。その意識を持っていただくために、私たちの存在があると言っていいでしょう。
より良い結果を求めるためのマイクロスコープ
マイクロスコープの利点は、見えること、その一点に集約されます。見えなければ治療はままなりませんから、それをアシストしてくれるのがマイクロスコープということになります。
当院では、修復物のチェックや歯石の取り残しのチェック、そして根管治療にマイクロスコープを使用しています。日常的には歯科用のルーペを用いていますが、たとえば根の中のように、暗くて見えづらい部分を治療するにはマイクロスコープが欠かせません。より良い結果を求めるためのツールとして、今後はますます重要性が増してくるのではないでしょうか。
これから受診される患者さんへ
歯周病と一口に言い表されますが、この疾患は歯肉炎と歯周炎とに大別されます。歯肉炎は歯ぐきだけがダメージを受けている状態であり、それに対して歯周炎は、ダメージが骨にまでおよんでいる状態。歯周病が歯周炎の段階にまで進めば、もう元通りに治すことはできないのです。
これは虫歯も同様です。虫歯は治療によって元通りに戻ったように見えますが、それは補修されているに過ぎません。失ったものを取り戻すことはできない。だからこそ、病気にならないように気をつけていただきたいですし、予防のために歯医者さんを定期的に御利用いただければと思います。
※上記記事は2017年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
田中 徹 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味・特技:テニス
- よく手にとる本:ビジネス書
- 好きな映画:ブレードランナー
- 好きな言葉:誠心誠意
- 好きな音楽:フォークソング
- 好きな場所:ヨセミテ国立公園
グラフで見る『田中 徹 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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