新見クリニック
台東区/三筋/新御徒町駅
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呉 啓燮 院長への独自インタビュー
たくさんの仕事の中から、この仕事に就けたことを幸せに感じて
物心付いたときから漠然と「医者になりたい」と思っていました。そんな中、高校生の頃スキーで怪我をした際、以前からお世話になっていた女子医大の主治医から「君は性格的にも手の器用さからも歯科医に向いてるよ」と言われたことがありました。主治医のその言葉が歯科医師を志した最大の理由というわけではありませんが、少なからず影響はあったかと思います。
私は「歯の病 全国の名医50人」の中の1人として選ばれました。何よりもまず、痛みなどで苦しんでいる患者さんを的確に診断し、すばやく痛みを取り除く。これが歯科医師にとって一番大事なことと思います。その人が求めている(主訴)にまず対応すること。専門的な治療に取り組むのはそれからです。
他の医院で長い間解決しなかった痛みが、当院で処置したところすぐに「快方に向かった」という患者さんも多くいらっしゃいます。開業以来、30数年に渡って通院される方、遠方からわざわざ足を運んでいただける方が多いのも、ありがたいことにそのような評価を拠り所とされてのことでしょう。私としては、この仕事は天職と思っています。細かな仕事が得意でもあり、好きでもありますから。世の中に様々な仕事がある中、歯科医師を選択できたことを心から嬉しく思っています。
痛くなく、早く、そして確実に
痛くなく、早く、そして確実に。その3つに尽きるのではないでしょうか。患者さんにとっては、痛くないことが何よりも優先される条件でしょう。さらに治療時間の長さはストレスにつながりますから、できる限り短時間で終えることも大切になってきます。当院の来院数は1日10~15人程度。以前はおひとり1時間くらいの枠を設けてありましたが、現在では治療の時間自体は15分から30分までにとどめ、治療のストレスをできる限り軽減できるよう努めています。
「確実」とは、歯科医師それぞれに価値観があると思いますが、私にとってそれは理想的な状態へと“還(かえ)す”ことになります。所用で留守をしていた際、別の医院に赴いた患者さんから度々伺いますが、「どこで治したの?と歯医者さんから聞かれました」と。歯科医師が口の中を見れば、おおよそのことがわかるものです。例えば、歯並びもそう。「辺縁隆線(へんえんりゅうせん)」という言葉をご存知でしょうか。歯というものは、隣り合う歯の高さ(肩)がピッタリ合っていなければなりません。そして、ただぴっちり合っていればいいというものでもなく、「物が挟まらない適切な接触関係(約50μmの歯間距離)があること」が大切になります。この事は、口の中の健康のバランスを保つ上で非常に大切なのです。当院ではその辺縁隆線を合わせるため、歯のエナメル質を削っていきます。このようなことをしている医院はおそらく限られるでしょう。通常、補綴物は5年の保証期間の歯科医院が多いと思いますが、細部にこだわることで10年、あるいはそれ以上保たせることが可能になるのです。
とはいえ、何でもかんでも手をつけることは慎まなければなりません。どうしても治療が必要なものだけに手を加えていくことが「最善の治療法」なのです。