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岩間 渉 院長

WATARU IWAMA

全人的歯科治療という考え方を元に
時間をかけて丁寧にその原因を突き止め治療する

大学を卒業後、『正井歯科室』にお世話になりました。昭和63年(1988年)に当地で開院した『岩間歯科』はこのほど全面的な改装を施しました。

岩間 渉 院長

岩間 渉 院長

岩間歯科

世田谷区/上野毛/上野毛駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●矯正歯科
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  • ●歯科口腔外科
  • ●歯科口腔外科

幼い頃の経験が大きなきっかけになり、医学に興味を持った

岩間 渉 院長

小さい頃は身体が弱くてですね、もうしょっしゅう、引きつけやらなんやらを起こしていたものです。そんな状況にあると、子どもながらに様々なことを考えるようになるもので、いつの頃からか「僕みたいに弱い人もいるし、そうでない人もいる。なんでだろう?」といったことに思いをめぐらすようになっていきました。私が医学というものに興味を持ち、そこに進みたいと考えるようになったのは、幼い頃の体験が大きなきっかけになっているかと思います。

大学を卒業後、『正井歯科室』にお世話になりました。ここでは実に多くのことを教わりましたね。先生から最初に言われことが、「話し方教室に行きなさい」というものでした。曰く、君たちは歯科の勉強はしているけども、社会人としての勉強はまったくしていない。だから、話し方教室に行きなさい、自腹でね、と(笑)。教室では3分間スピーチを教わるのですが、あろうことか東京大会まで出場することになり、本当に貴重な体験をしたと思っています。
当時、なけなしのお金から月謝を用立てて通ったのですが、今にして思えばそれが良かったのでしょう。すなわち、行かされるのではなく、自分で学び取るということをこの時点で覚えることが出来た、ということ。のちに歯周病や矯正等のセミナーに数多く参加しましたが、この最初の体験が、それらを実のあるものとしてくれたのとだと思っています。
昭和63年(1988年)に当地で開院した『岩間歯科』は、このほど全面的な改装を施しました。実は私の息子がこちらで診療を共にすることになり、彼にすべてを任せたのです。なにしろ、次を担うのは息子ですからね。彼のお嫁さんが歯科医師でありながら、なおかつ空間コーディネーターの資格を持っている人で、ほぼ全てのデザインを彼女がおこなったと聞いています。私がやったとすれば、とてもこうはいかなかったでしょうね(笑)。

全人的歯科治療という考え方

岩間 渉 院長

全人的歯科治療とは、フロリダのDr.バンキーが提唱されている考え方であり、当院のロゴマークにある「クロス=オブ=ライフ」は、その考えを継承したものなのです。
虫歯が1本あるとしましょう。全人的歯科治療は、ただその歯1本を治療するだけにとどまるのではなく、なぜ虫歯になってしまったのか、その原因を追及していくことに本質があります。歯というものはエナメル質に守られ、本来は虫歯になりにくいはずのものなのです。まして、歯と歯の間になど、虫歯が簡単に出来るはずはない。しかし、歯を噛む度に、噛み合わせが動いているとしたらどうでしょう。歯と歯の間、接点が削れることになり、そこに虫歯菌の多寡等の複数の要因が重なることにより、隣接面が虫歯になるということになります。
虫歯に至る理由は、その人その人によって異なる。虫歯に至る要因をのぞかないかぎりは、治療をおこなったところで、リスクはそのまま残るということになります。であれば、時間をかけて丁寧にその原因を突き止めていかなくてはならない、ということなのです。

『岩間歯科』の診療の流れ

岩間 渉 院長

まずは応急処置。ここで、痛みや支障のともなう腫れを抑える必要があります。それが終われば、今度は各種の検査に移る。虫歯の検査、歯周病の検査、噛み合わせの検査、などなどです。どうすればこれから先、悪くならずに過ごすことが出来るのか。検査結果を元に診療方針を決定し、治療を実行していく。この中には無論、歯を削って詰め物をしたり、仮歯を被せたり、歯周病の治療といった一連の工程が含まれ、これらをすべて保険診療の枠組みの中でおこなっていきます。
基礎治療が終了すれば、今度はオーラルリハビリテーションということになってきます。基礎治療が終わった段階で、お口の環境は一旦整った状態です。しかし、お口の中は刻々と環境が変化していきます。先々を見据え、その人の将来にとってベストのチョイスをおこなっていくのが、オーラルリハビリテーションなのです。
ここでは、どの材料を用いるのがその歯にとって、あなたにとって適正なのかを吟味していきます。重要なことは、必ずしも費用の高いもの、強度のある素材が良いとは限らないということです。例えば、基礎治療の段階で歯周再生療法をおこなった方に、硬い上モノを入れてしまうと、歯は根っこごと無に帰してしまうことになります。「歯が割れる」という結果を気になさる方がいますが、割れるくらいの強度でないと、歯そのものを失うことになってしまうのです。
繰り返しますが、人は年とともに変わっていきます。変わることを受け入れ、その度に手を加えていく。それが結果として、歯を保たせることにつながっていくのです。

訪問歯科について

年々、そのニーズが増していくのを感じています。医科において、お口のケアをするだけで入院日数が減っていくというエビデンスがすでに発表されている状況であり、今後、医科と歯科、薬科、ケアマネージャー等がより緊密に連携していくネットワークづくりが動き出している状況です。

私が訪問歯科を担当していた患者さんに、すでに胃ろうを施されている方がいらっしゃいました。もちろん、ドクターからは「食べるのは絶対ダメです」と通告されていたのですが、ご家族は内緒で少しずつ食べ物を与えていらっしゃったのです。
身体は動かない。話すこともままならない。その方にとって、唯一残った欲求が味覚だったのでしょう。私はその思いを汲み、ドクターに話を通し、大事に至らないよう細心の注意を払いつつ食事をお口からもとっていただくことにしました。するとですね、思いもよらぬことに、その方はお布団から身体を起こせるようになられたんです。
意欲を満足させてあげることが、どれだけ人に勇気を、力を与えてあげられるのか。素直な驚きでしたし、その思いに応えてあげられるよう、まだまだ勉強を重ねていかなければならないと思っています。

これから受診される患者さんへ

お口のことはもちろんですが、自らの健康に対して、決してあきらめないでいただきたいですね。申し上げた例のように、生きようとする力は、必ず何かをもたらしてくれる。未来は、必ず見守っていてくれるのです。患者さん自身の治したいという気持ちに対して、出来る限りのお力添えをすることが出来ればと思っています。

※上記記事は2014.12に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

岩間 渉 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:釣り、ゴルフ
  • 好きな本:人を動かす(ナポレオン・ヒル)
  • 好きな映画:韓流ドラマ
  • 好きな言葉:手抜きと怠慢は貧乏の始まり
  • 好きな音楽:クラシック、ジャズ
  • 好きな場所:銚子

グラフで見る『岩間 渉 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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