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金沢 喜美 院長

KIYOSHI KANAZAWA

Healthの「H」、Heartの「H」、Handの「H」
3つのHの治療方針

九州大学に歯学部卒業後、福岡大学医学部歯科口腔外科に籍を置きました。総合病院の中の口腔外科医師として、内科や外科、精神科等の先生方とともに働くこととなったのです。その後、高等学校の先輩に請われ、東京は千代田区の『末森歯科』にお世話になりました。『金沢歯科医院』をこの地で開いたのが、1983年のこと。

金沢 喜美 院長

金沢 喜美 院長

金沢歯科医院

北区/上十条/十条駅

  • ●歯科
  • ●小児歯科
  • ●矯正歯科
  • ●歯科口腔外科

ベン・ケーシー『Ben Casey』にあこがれて

金沢 喜美 院長

ベン・ケーシー(『Ben Casey』1960年代に放送されたアメリカのテレビドラマシリーズ)をご存知ですか? とてつもないドクターでしてね、相手が貧しかろうが関係なく、患者さんに対して限りなく優しい。彼に憧れて、私も医者になりたいと思うようになったのです。
それで九州大学の医学部を志したものの、1年目は難しかった。ところが、次を目指して勉強に励んでいたとき、その年の6月に九州大学に歯学部が出来ることになったのです。とりあえず実力を測る意味もあって受験したところ、これが受かってしまった。悩みましたねえ。医者になろうか、それとも歯医者になろうか。結果として、私は歯科の道を選択したわけです。今となっては、自分の選んだ道ですから、後悔はありません。それに、歯科であろうが医科であろうが、患者さんは同じです。悩んでこられる方に対して、自分が出来ることを精一杯やってさしあげることに変わりはありませんからね。晴れて歯科医師となったのち、福岡大学医学部歯科口腔外科に籍を置きました。総合病院の中の口腔外科医師として、内科や外科、精神科等の先生方とともに働くこととなったのです。お口のみならず、頭のてっぺんから足の先まで、さらにはその人の心までを診ていく。5年間で培ったものは非常に大きな財産となったと考えています。
その後、高等学校の先輩に請われ、東京は千代田区の『末森歯科』にお世話になりました。風呂敷包み1つ抱えての、まあ、出稼ぎのようなものでしたね(笑)。『金沢歯科医院』をこの地で開いたのが、1983年のこと。早いもので、もう30年が経ったということになります。

「3H」の治療方針

金沢 喜美 院長

順にご説明しましょう。まずは、Healthの「H」。やはり私自身が健康でないことには良い治療が出来るはずもありません。患者さんにしても、体調の悪そうな先生に診てもらうのは不安を伴いますし、まずは自身の健康を管理するということが大事です。
次に挙げるのが、Heartの「H」。大方の人にとって、歯科は通り過ごしたいものでしょう。しかし、痛くて仕方なく、やむにやまれず来られるわけです。そういう人の心をおもんばかって治療をおこなう。この先生に診てもらって良かったと思っていただけるように、ということですね。
それから、自分が受けたくない治療をしてはいけません。論語にもありますよね、「己の欲せざるところ、施すことなかれ」と。自分がして欲しくないことは、他人にもしてはならない。人として当然のことです。もちろん、お子さんの中には治療を嫌がる子もいますよ。それを押さえつけて無理矢理、なんていうのはだめで、コミュニケーションが成立するまで、時間を掛けて少しずつ進めていく。時は掛かることになりますが、長い目で見て、その子の心を思いやることも必要ではないでしょうか。
最後に来ますのは、Handの「H」です。医療とは絶えず進化するものですから、旧態依然とした治療をやっていたのでは患者さんに利益をもたらすことは出来ません。私はインプラント治療を東京に来てから習得したのですが、これも患者さんの求めに応じる形で取り入れたものです。ニーズに応えることが出来るよう、常に腕を磨き、備えておくことは必須だと思っています。

治療とは痛みがとれてから本当のスタートになる

金沢 喜美 院長

特定の分野にとらわれずオールラウンドでありたいと考えていますが、すべての根底にあるのは、予防歯科の概念です。痛いのがとれたとたん、来なくなる方が少なからずいらっしゃるわけですが、治療とは痛みがとれてから本当のスタートになるのであって、そのことを出来る限り患者さんにご理解いただけるようにと思っています。
私は、歯ブラシについて、硬いものを勧めるのです。虫歯や歯周病の原因はつまるところ、歯の汚れが落としきれていないことに尽きます。普段のブラッシングでこれを落とさなくてはならないのですが、やわらかい歯ブラシですと汚れも充分にとれないし、歯肉のマッサージの用も果たせない。もちろん、最初から硬いものでは歯ぐきを痛めますから、徐々に徐々に移行していくのですが、最終的にはハードを選択出来るような状態に持っていくということになってきます。

2011年にバリアフリー化

以前開業してたところはですね、場所は良いものの、階段が急でご高齢の方が来れない、という事情がありました。「行きたいけども、足が悪いから行けない」 そう言われますと、これはなんとかしなきゃならんと思いますし、その結果としての移転であり、バリアフリー化だったということです。私は訪問歯科もおこなっています。移転してから車イスで見える方も増えましたが、寝たきりになってしまいますと、それも叶わないことになってしまいます。当院では、私自身が診ていた患者さんはもちろんのこと、歯科医師会から依頼があった際にもご自宅へ伺うことにしています。
ご高齢の方によくお話しするのは、「これから絶対に歯が良くなることはない。だからこそ、今より悪くならないように、しっかり手入れをしてください」ということです。やむを得ずそれが難しくなっても、心配なさる必要もない、こちらから伺いますよ、ということですね。

初めに患者さんありき

ポリシーとして、初めに患者さんありき、と思っています。だってそうでしょ、みんなが健康であれば、医者もいらないし、歯医者もいらない。歯が悪い、どっかしら悪いということになって初めて必要とされるのが、我々の存在なわけです。しかも、周りを見渡せば、医者も歯医者もいっぱいあって、そこから選んでかきわけて、足を運んでいただいてる。その思いにね、報いられるよう力を尽くしていきたいと思っています。

※上記記事は2014.11に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

金沢 喜美 院長 MEMO

  • 出身地:福岡県
  • 血液型:A型
  • 趣味・特技:読書、ゴルフ
  • 好きな本:司馬遼太郎、吉村昭の本
  • 好きな映画:007シリーズ
  • 好きな言葉:努力
  • 好きな音楽:歌謡曲、石原裕次郎の曲
  • 好きな場所:温泉、箱根

グラフで見る『金沢 喜美 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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