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小西 洋之 副院長

HIROYUKI KONISHI

地域密着型の「町の診療所」として、「来て良かった」と思える心の通った医療を目指す。

大学卒業後、東京女子医大に入局し研鑽を積む。一方で非常勤の医師として早稲田駅すぐ傍に父が開業していた当院にも勤務し診療に従事。2015年より院長。

小西 洋之 副院長

小西 洋之 副院長

早稲田クリニック

新宿区/馬場下町/早稲田駅

  • ●内科
  • ●消化器外科

医師はやりがいのある凄い仕事・かっこいい仕事。

小西 洋之 副院長

志した明確な時期は覚えていませんが、父も医師しており(現在も当院の院長として現役です)、その姿を間近で見て育ちましたので、私自身も自然と医師の道を目指すようになっていました。特に父の場合は訪問診療もしていましたので、夜間や休日に患者様のところへ出かけることも少なくありませんでした。そんな父の姿、そして医師という仕事を目の当たりにして、「大変そう」だと思う以上に「やりがいのある凄い仕事・かっこいい仕事」だと、子どもながらに感じていましたので、その意味でもやはり、私が医師の道を志したのは父の影響が大きかったと言えると思います。
現在は父と同じく内科医をしていますが、医学部在籍時には、外科の道に進むことも考えていました。というのも、大学在学中はずっとラグビー部に所属していたのですが、体育会系の人間というのは外科に進むことが多いんですね。事実、部活の仲間の多くは外科に進みました。ただし私は、将来開業することを視野に入れていましたので内科を選択。とは言え本来、頭で考えるよりも体を動かすことの方が得意な人間なものですから(笑)、内科の中でも手技のできる消化器内科の道を選びました。

緊急往診、訪問診療など、地域の高齢者医療に貢献。

小西 洋之 副院長

当院は、昭和51年に父が開業した、地域密着型の「町の診療所」です。私は大学卒業後、東京女子医大に入局し、その後しばらくは大学に籍を置く傍ら、非常勤の医師として当院の手伝いなどもしていたのですが、2012年に正式に副院長として就任しました。現在も週に1度は東京女子医大で外来を受け持っていることもあって、「町の診療所」でありながら、大学病院や地域の急性期病院との緊密な連携によって質の高い医療の提供が可能である点は、当院の大きな特徴のひとつと言って良いかと思います。
当院のある「早稲田」と言うと、皆様には「学生街」のイメージが強いかもしれません。確かに当院にも、早大の学生さんや、若いサラリーマンの方が大勢来院されますが、それ以上に多いのはやはり高齢の地域住民の方々ですね。近隣には戸山ハイツという大規模都営住宅があるのですが、そこは築40年を超えて入居者の方の高齢化が進んでいます。これまでは自力で通院できた方もお年を召されて外出が困難になってしまうケースも少なくありません。当院では開業当初から緊急往診、訪問診療を行っており、癌末期の緩和医療や住宅の看取りも、ケアマネージャーさんや訪問看護師さん達と連携しながら対応しています。「通院時と同じ先生に引き続き在宅でも診てもらえて安心」と言っていただけることが多く、その言葉は私自身の励みにもなっています。

食道や胃の病気のリスク軽減に、早めの内視鏡検査が有効。

小西 洋之 副院長

当院ではもちろん、内科全般について診させていただいていますが、その中でも私が大学時代、そして東京女子医大入局後に専門にしてきたのは消化器内科。すなわち、胃、腸、食道などの消化管の病気です。急性胃腸炎、胃潰瘍、逆流性食道炎などが、その代表例として挙げられます。
最近ですと、ピロリ菌の検査・除菌のために来院される患者様が多いですね。メディアでも盛んに報じられていますのでご存知の方も多いかと思いますが、胃の粘膜に炎症をもたらすピロリ菌は慢性胃炎の原因となり、それが元で胃潰瘍、十二指腸潰瘍、さらには胃癌を引き起こす危険性もあります。逆に言えば、ピロリ菌を除去することで潰瘍再発を抑制することが可能となり胃癌の発症リスクを抑えることが出来る可能性があります。2013年2月から、慢性胃炎に対するピロリ菌除菌療法が保険適応になったこともあって、当院における内視鏡検査件数も増加傾向にあり、昨年は年間約450件。今年はもっと増えそうです。
内視鏡による検査を受けていただくと、現在のピロリ菌の有無だけでなく、将来にわたっての食道や胃の病気のリスクなども同時に把握することができますので、一度受診されておくと安心かと思います。ちなみに内視鏡を口から入れるのが苦手という方には、鼻から入れる「経鼻内視鏡」をご案内させていただいています。

「町の診療所」だからこそ「丁寧な診察」を実践。

当院に来院された患者様には、お帰りの際に何かひとつは「来て良かった」と思えるような、たとえばホッとするような安心感などを持って帰っていただきたいと考えています。そのために私が大切にしているのは、患者様とのコミュニケーション。とりわけ当院の場合にはご高齢の患者様が多いので、まずは患者様のお話をきちんと伺うことを心がけています。
実は消化器の病気には、お腹の中で実際に起こっていることと、自覚症状として患者が認識していることの間に相関関係がないケースというのが間々あります。病気に関するわずかなサインやヒントを見つけ出す意味でも、患者様の声にしっかりと耳を傾けることは非常に大切なことだと私は考えています。
もちろん、それを実践していくと診察にはどうしても時間がかかってしまいます。事実、当院でも患者様を度々お待たせしてしまうことがあるのですが、しかしそうした丁寧な診察ができるのも「町の診療所」だからこそだとも思っていますので、その点はご理解いただけましたら幸いです。

これから受診される患者さんへ。

健康に関する情報が、本、テレビ、ネットなどさまざまな媒体にあふれる現代。あまりの情報量の多さに、その中の何を信じて何を実践すれば良いのかわからずに困っておられる方も多いかと思います。「あの本にはこんなことが書いてあったけど実際はどうなの?」そうした質問・相談でもかまいませんので、お困りのことやお悩みのことがありましたら、どんなことでもお気軽にご相談ください。
また、当院は朝の8時から開院していますので、通勤・通学前に来院されるのには便利かと思います。午前中の早い時間に通院を終えて午後の時間を有効にお使いいただくこともできますので、よろしければ是非ご利用いただければと思います。

※上記記事は2014年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

小西 洋之 副院長 MEMO

  • 生年月日:1968年12月17日
  • 出身地:東京都
  • 血液型:O型
  • 趣味・特技:マラソン、スキー、阿波踊り
  • 好きな本:重松清、内田樹の本
  • 好きな映画:『東京物語』
  • 好きな言葉:「one for all, all for one」
  • 好きな音楽:ボサノヴァ、ジャズ、クラシック
  • 好きな場所:温泉、雪山、沖縄の海

グラフで見る『小西 洋之 副院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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