齊藤 公男 院長
KIMIO SAITO
ちょっとしたモノ忘れや頭痛、吐き気など、小さなサインを相談できる「頭のよろず相談所」。
東京医科大学卒業後、同大学の脳神経外科学教室に入局。その後も大学の関連病院などで脳神経外科を中心に研鑽を積む。その後、町屋駅近くに開業。日本脳神経外科学会認定専門医。
齊藤 公男 院長
さいとうクリニック
荒川区/町屋/町屋駅
- ●脳神経外科
- ●脳神経内科
- ●内科
医者になるか?弁護士になるか?
私が医師になったのは、「父の志を受け継いで」ということになるでしょうか(笑)。私の祖父はここ町屋で事業を展開していたため、医師になりたいという父の夢が叶うことはありませんでした。父も私も開成高校の出身なのですが、私が通っていた当時は、医者になるか?弁護士になるか?といった時代で(笑)。私は理系が得意だったということもあり、医師になる道を選んだという感じです。東京医科大学を卒業後は、一人でも多くの方の命を救ってさしあげたいという思いから、同大学の脳神経外科学教室に入局。その後も大学の関連病院などで脳神経外科を中心に研鑽を積み、現在は日本脳神経外科学会が認定する専門医でもあります。
頭痛から認知症まで、ここは「頭のよろず相談所」。
これまで培った経験をもとに地域の皆様の健康をサポートしたいという思いから、『さいとうクリニック』を開業したのが2006年のこと。当院は京成線・東京メトロ千代田線町屋駅から徒歩3分ほどの場所にあり、私が専門とする脳神経外科のほか、神経内科、内科の診療を行っています。来院される患者さんは地域にお住まいのご高齢の方を中心に、頭痛に悩む若い方もいらっしゃいますね。内科を受診して「風邪」という診断が下り、それでも頭が痛いからと歩いて来院された患者さんが、実はくも膜下出血だった、というケースもありました。当院ではマルチスライス型CTを導入しているほか、頸動脈エコー検査、血管年齢測定検査などを行うことができます。もちろん、手術が必要となる場合には大学病院をご紹介することもできますのでご安心ください。また、私は荒川区の介護保険審査委員も務めておりますので、認知症患者さんを抱えるご家族に対してもお役に立てることがあるかと思います。地域のホームドクターであり「頭のよろず相談所」として、何でもご相談いただければ幸いです。
開業後、地域医療が抱える課題を目の当たりに。
クリニックを開業していちばん驚いたのは、ご高齢の方の一人暮らし、いわゆる老老介護、認知症患者さんが認知症患者さんを介護されているような世帯が、あまりにも多いということ。大学大病院に在籍した当時は知ることができなかった、地域医療が抱える課題を目の当たりにした思いでした。ですから私は、少しでも地域の皆様のお役に立ちたい。さまざまな環境のもとに暮らす患者さんたちの健康をサポートしたいと思うのです。そのためにはまず、患者さんやご家族が訴えていらっしゃることをしっかりお聞きすること。そして、こちらからの説明にご納得いただけるよう、難しいことを噛み砕いて分かりやすくお伝えすることを心がけていますね。不安を感じていらっしゃる患者さんやご家族に、安心感を与えられるような存在でありたいと思っています。
お子様や高齢者、それぞれに適したアドバイスを提供。
たとえば、小さなお子さんが滑り台などから落ちた場合。確かに頭はぶつけたけれど、病院に行くのは大げさかな?と思われるかも知れません。これまでに私が経験した一つの例ではありますが、1歳2カ月のお子さんが自宅で転倒した後、意識に支障をきたし、お亡くなりになったというケースがありました。転倒や落下などで頭に衝撃があった後は、ぜひお子さんの様子の変化を気にかけてください。そしてもしも吐き気などの症状がみられるようでしたら、迷うことなく専門医を受診していただきたいと思います。
一方、糖尿病・高血圧といった生活習慣病は、脳卒中のリスクを高めるもの。なかでも最近は、血管が細くなったり、血管が詰まることに起因する「脳梗塞」の患者さんが増えています。血液の濃度を一定に保つため、とくに夏場は小マメな水分補給をおすすめしたいですね。そのほか、塩分のコントロールや腹八分を心がけるなど、生活面でのアドバイスはさまざまありますが、何よりもお願いしたいのは「日々の生活に適度な運動を取り入れる」ことです。4本足から2本足での生活へと進化した人類。年齢を重ねるうちに、足・腰に負担がかかるのは当然です。下半身が弱って寝たきりになってしまうと、やがては認知症にもなりかねません。予防のためのリハビリという感じで、ぜひ「歩くこと」を心がけていただきたいですね。
これから受診される患者さんへ。
ちょっとしたモノ忘れや頭痛など。脳の機能についてのお悩みや心配事がありましたら、ぜひお気軽にご相談いただきたいですね。ただの頭痛だとご自分で判断して、市販薬の服用を続けるうちに、何でもないのに頭が痛いような気がする「薬物乱用性頭痛」へと発展するケースもあります。「脳神経外科」と聞くと、敷居が高いようなイメージがあるかも知れませんが、そんなことはありません。頭が痛いけれど何となくいつもと違う、吐き気を伴うような症状の裏には、くも膜下出血や脳腫瘍など怖い病気が潜んでいる可能性もありますから、ぜひお早めに専門医を受診していただきたいと思います。
※上記記事は2014.7に取材掲載したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
齊藤 公男 院長 MEMO
脳神経外科専門医
- 生年月日:1961年4月22日
- 出身地:東京都
- 血液型:AB型
- 趣味・特技:乗馬
- 好きな本:グルメ雑誌
- 好きな映画:海をテーマにしたドキュメンタリー
- 座右の銘:日々精進
- 好きな音楽:JAZZ、クラシック
- 好きな場所:海
グラフで見る『齊藤 公男 院長』のタイプ
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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