新谷 隆 院長
TAKASHI NIIYA
住み慣れた家で自分らしい暮らしを。外科学を基盤に支援できるクリニックでありたい
昭和大学医学部卒業。昭和大学外科学教室に入局。以降、大学病院、地域の基幹病院で外科医として修練を積む。2020年6月に『ALOHA外科クリニック』を開設(東急目黒線「不動前駅」より徒歩4分)。
新谷 隆 院長
ALOHA外科クリニック
品川区/西五反田/不動前駅
- ●外科
- ●訪問診療
これまで培ってきたものの集大成として
私が学生だった頃、米国ピッツバーグで日本人外科医が肝移植を手がけたという画期的なニュースが流れました。その事実に憧れを抱き、昭和大学外科学教室の門を叩いたのです。
実は、初めから外科医を志望したわけではなかったのです。ただ、子供の頃は「大工さんになりたい」と思っていたように、1つのことを着実に身につけていく仕事に親近感のようなものを抱いたのかもしれません。外科医は修練を繰り返し、少しずつ上手になっていくものです。年齢を経てきても、身につけたものは技として残っていきます。そこで得たものの集大成として、このたびの開業となりました。
私は長く目黒区に住んでいます。そして、大学は品川区の旗の台。このかむろ坂周辺は、病院勤務時代からすごく気を惹かれた街だったのですね。ここと決めて開業地を探したわけではありませんでしたが、結果としてこの場所が見つかり、本当によかったと思っています。
消化器外科を中心とした日帰り手術の提供
外来診療については、そけいヘルニア、胆のうの摘出、慢性虫垂炎の虫垂切除。この3つの日帰り手術を軸に考えています。
胆のう摘出手術の対象となるのは、結石症や小さなポリープがある場合です。痛みが何度もぶり返したり、ポリープが徐々に大きくなっているのが確認できれば、手術が適応になります。もちろん、急性の胆のう炎などの場合は、入院設備のある病院にお願いすることになります。
そけいヘルニアに関しては、年間の手術件数が14~15万例に及ぶと言われていますので、日本において最も手術の数が多い外科疾患の1つと言えるでしょう。この大多数はそけい部を切開しておこなうもので、当クリニックのように腹腔鏡手術・日帰りで手術をおこなう施設は都内でも数えるほどしかありません。
ご存知のように、大きな病院の医師たちは常に疲弊している状況です。欧米がそうであるように、日帰りでできるものは日帰りでと、各々の役割をまっとうすることが医療界全体の利益となり、ひいては患者さんの利益となると考えています。
「アドバンス・ケア・プランニング」を多くの人に
「アドバンス・ケア・プランニング(ACP)」をご存知でしょうか。「人生会議」とも称されるこのプロジェクトは、近年、厚生労働省によって推奨されているものです。
当クリニックのACPは、まずお身体に不調がないかどうかを診察し、その上で、終末期における医療やケアのあり方をご相談していくものです。最期の時、本心は家で過ごしたいと思っているにも関わらず、意志が明らかでないために病院へ、というケースは稀なことではありません。その方が人生最後のゴールをどう過ごしたいかという意思を確認し、それに基づいて私たち医療者や介護にあたる人が共同でそれを叶えるよう組み立てていくのがACPの要諦です。
その際、ご希望であれば、私たちがお家に伺う訪問診療も実施してまいります。私は30年弱外科医をやってきましたが、我々の時代は今のように医療は細分化されておらず、必然的に化学療法や緩和ケアも自らおこなってきました。勤務医時代、その経験は過去のものになっていましたが、このクリニックを介し、再びその経験を役立てることができればと思っています。
外科学を基盤に自分らしい暮らしを支えていく
私たちの理念は「住み慣れた家で自分らしい暮らしを最期まで継続できるよう、外科学を基盤に支援できるクリニックでありたい」というもの。では、その外科学とはそもそもどういうものでしょうか。一例を申しますと、新型コロナウイルスの感染予防のため、皆さん、マスクや手洗い、消毒をする習慣が身につきましたよね。あれもそもそも、外科医的な発想とも言えるんですね。
私の恩師は「内科はすわって考える。外科は(お腹を)開けてから考える」ということを時におっしゃられました。どちらが優れているかという話ではなく、この言葉は、外科学の基本は徹底した現場主義にあるということを表していると解釈しています。「痛い」という方がいれば、まず行ってみる。そばについてお顔を見て、身体を触り、診断し治療する。外科学本来の意味からは外れるかもしれませんが、その精神にこそ外科学の真髄があり、またそれが私の医師としての強みだと思っています。
ある意味、「開業」という新しいことを始めたわけですから、色々と勉強しなければならないことはこれから山ほどでてくるでしょう。その中にあっても、これまで培ってきたことを土台とし、最後の最期まで外科医としての、自分の仕事を全うしていきたいと考えています。
これから受診される患者さんへ
「アロハ」とは、どこか朗らかな気分にさせてくれる言葉ですよね。その言葉に、私がここで提供していく、日帰り手術とアドバンス・ケア・プランニング、緩和ケアを重ね合わせてクリニックの名称としました。繰り返しになりますが、皆さんが住み慣れた家で自分らしい暮らしを最期まで継続できるよう、外科学を基盤に支援してまいります。病気はもちろん診させていただくのですけれども、それ以上に、地域の人たちの生活を医師として支えることができればと思っています。
※上記記事は2020年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
新谷 隆 院長 MEMO
外科専門医 /消化器外科専門医
- 出身地:神奈川県
- 趣味:映画鑑賞、楽器演奏、“水遊び”、ラグビー観戦
- 好きな映画:ドキュメンタリー
- 座右の銘:「よく遊び よく学べ」
- 好きなアーティスト:ジェイソン・ムラーズ
- 好きな場所・観光地:海/ハワイ
グラフで見る『新谷 隆 院長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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