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福田 賢一郎 院長

KENICHIRO FUKUDA

長年救急医療に携わった経験を活かし、地域の方々の健康の為に少しでもお役に

昭和大学医学部卒業。同大学病院救急医学科に入局。NTT関東病院(麻酔科)、昭和大学藤が丘病院、横浜労災病院などに勤務。昭和大学病院救急医学科医局長を経て、2020年5月11日に『旗の台内科・救急クリニック』を開設(東急大井町線・池上線「旗の台駅」から徒歩3分)。

福田 賢一郎 院長

福田 賢一郎 院長

旗の台内科・救急クリニック

品川区/旗の台/旗の台駅

  • ●内科
  • ●訪問診療

困っている人の助けになれることを喜びに感じて

福田 賢一郎 院長

私は海外の在住歴が長いのです。生まれは横浜ですが、その後すぐにアメリカに渡りましたので、高校生になるまで日本の記憶はありませんでした。シンガポールにいた時のことです。近隣の東南アジア各国を旅行する機会があり、そこで医療に恵まれない子ども達を目の当たりにすることになりました。私が医師を目指したのは、その時の記憶が一番のきっかけだったのでしょうね。
当初は小児科医を目指していたのですが、各科を回るうちに救急医療の世界に魅了されました。オールラウンドで様々なことができる、というのがこの科の強みといえます。専門性にとらわれることなく、様々な疾患を診ることができることに大きく心惹かれたのです。
医者という仕事は、体力的にはかなり大変な部分もあります。ですが、困っている人を助けたいというのがそもそもこの道を目指したきっかけであるわけで、それを仕事にできていることは幸せなことと思っています。

寄り添う在宅医療は、究極の救急医療

福田 賢一郎 院長

『旗の台内科・救急クリニック』は2020年5月11日に開院いたしました。昭和大学病院の間近での開業となりましたが、長年そちらにいましたし、連携もスムーズにとれるということが決め手となりました。
クリニックでは外来診療と並行し、ご自宅や施設に訪問する在宅医療もおこなっています。長らく救急医療に携わってきた私ですが、在宅医療とは、究極の救急医療ではないかと思うのです。例えば、独居で意識障害で救急に運ばれた方がおられたとしましょう。その状況では、病院側は何もわかりません。どんな病気を患っておられたかもわからなければ、家族がいるのかどうかもわからない。そもそも、この人は誰なんだ、というところから始まるわけです。クリニックに通えない方でも、在宅医療でつながっていれば、万が一の時に役立つことになります。待ち構えているだけではなく、こちらから伺っていく。それが最終的な救急医療につながっていくのではないかと思ってます。

病気の交通整理をするのもクリニックの役割

福田 賢一郎 院長

外来診療では、病気を振り分けることが大切なことになります。大きな病院に行かなくてはいけないのか、クリニックで十分なのか。診断をした上で、「様子を見てもいいですよ」と一言声をかけてあげるだけでも、患者さんにとって安心材料になるでしょう。
実際問題、どの科に行けば良いのか、迷ってしまうことは多々あるかと思います。例えば腹痛でも、消化器で「問題がない」と言われることもありますし、その場合には泌尿器科や産婦人科、あるいは心臓血管外科が対象となることもあります。自分がかかるべき科がどれなのかを適切に振り分けていくのも、当クリニックの大きな役割と心得ています。
こちらでは、救急車の受け入れもおこなっています。時節柄、発熱の患者さんがなかなか受け入れてもらえないということがありますよね。実際のところ、救急車が本当は必要でない方がいらっしゃることも事実ですけれど、そういった発熱の患者さんも積極的に受け入れていきたいと考えています。もちろんそれは、感染症対策への十分な備えがあり、しかるべき設備があってのことですが、そこに関しては長年の経験が活かせる部分と考えています。

大病院の救急外来と遜色ない検査機器

病気を振り分ける上での拠り所となるのが、各種検査機器により導き出された診断ということになります。当クリニックには、いわゆる迅速血液検査を可能にする設備があり、CTも備えています。大学病院等でCTを撮ろうとすると、まず予約をしなければならず、結果が出るまで2、3週間を要することも少なくありません。その間の患者さんの不安を考えれば、こちらで一定以上の検査をすみやかに完結できることはメリットになると考えています。
血圧1つであっても、その情報があるだけでいざとなったときに受け入れ側の病院が助かることにもなります。もちろん、より高度な医療が必要となった場合に、基本的なデータを提供することでスムーズな受診を可能にするメリットもあるでしょう。そうしたことも当院の役割の1つと考えています。

これから受診される患者さんへ

「救急」と名前についていますので、「救急車じゃなきゃダメなの?」と思われている方も少なくないようです。決してそんなことはなく、平時から利用していただけるクリニックですので、転んでケガをしたといったことも含め、何か身体に困ったことがありましたら、まずはご相談ください。頭の先からつま先まで、何か困ったことがあれば頼っていただけるクリニックにしていきたいと考えています。

※上記記事は2020年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

福田 賢一郎 院長 MEMO

  • 出身地:神奈川県
  • 趣味:読書、DIY
  • 好きな本・作家:歴史、推理小説/東野圭吾
  • 好きな映画:『ラ・ラ・ランド』
  • 座右の銘:「一生懸命」
  • 好きな音楽:ハードロック
  • 好きな場所・観光地:海/沖縄

CLINIC INFORMATION