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大山 亘 院長

WATARU OOYAMA

「くまさん先生」が優しく迎える小児科クリニック。小さな異変を見逃さず、子どもたちの健やかな成長をサポート

東京慈恵会医科大学卒業。小児科の中でも「血液・腫瘍」を専門にして、大学病院や関連病院で経験を積む。2017年5月、国分寺駅そばに開業。

大山 亘 院長

大山 亘 院長

くまさんこどもクリニック

国分寺市/南町/国分寺駅

  • ●小児科

子どもたちの成長をサポートできることが小児科医のやりがい

大山 亘 院長

僕は血を見たりするのが得意ではないため(笑)、手術などを担当する外科ではなく、患者さんとゆっくり向き合える内科医になろうと思っていました。ところが大学病院は臓器ごとに細かく診療科が分かれていて、患者さんの全身を診たいと思っていた僕の理想とは違っていました。そんなときに研修で小児科を回り、病気を治すだけでなく子どもたちの成長を見守れることをやりがいに感じ、この分野を専門にしようと決めました。
小児科で診る病気はたいていが「治る病気」で、適切な治療によって子どもたちが元気になっていくことがほとんどです。一方で、研修医の頃は白血病など「治すことが難しい病気」の子どもを担当することも少なくありませんでした。命を助けたい一心で懸命に治療に取り組んだものの、助けることのできなかった患者さんの存在が僕の原点であり、血液の病気や小児がんを専門にキャリアを重ねることになりました。

小さな異変を見逃さず、適切な医療につなげたい

大山 亘 院長

都立清瀬小児病院や都立小児総合医療センターなどを経て、『くまさんこどもクリニック』を開設したのは2017年5月です。大きな病院で診療していた頃は重症の患者さんを診ることも多かったですが、開業した今の僕にできることは子どもたちの小さな変化を見逃さず、必要があれば設備の整った専門施設へとご紹介することです。母校の大学病院では今も白血病やがん患者さんの診療を担当しており、スムーズな病診連携を行えることも強みの一つです。
開業からこれまでたくさんの子どもたち、保護者の方々とお付き合いさせていただき、現在は小学校の学校医や保育園の園医なども務めています。こうした背景もあって受診される患者さんの数も増え、「予約が取りにくい」といったお声をいただくことを心苦しく思っています。この事態を打開しようと母校の大学病院に協力を仰ぎ、僕と同じ日本小児科学会専門医の資格を持つ医師に来てもらうことになり、水曜日は2診体制で診療できるようになりました。

日常的な病気からアレルギーまで幅広く診療

大山 亘 院長

『くまさんこどもクリニック』では、風邪や腹痛といった日常的な病気の治療を行うほか、インフルエンザや新型コロナウイルス、溶連菌などの感染症、気管支喘息やアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などにも幅広く対応しています。また生後2か月から始まる予防接種や乳幼児健診などを通して、発育・発達を含めた子どもたちの成長をしっかりと見守っていきます。
最近特に感じるのは、花粉症などアレルギー体質の子どもが増えていることです。国民病ともいわれる花粉症は低年齢化が進み、患者数もとても多いです。鼻水やかゆみを伴うアレルギー症状はQOL(生活の質)を大きく低下させるものですから、原因を正しく特定した上で適切な治療を行う必要があります。当院では指先から採取した血液で41項目のアレルゲン(アレルギーの原因物質)を調べられる検査機器を導入しています。おおむね小学生以上のお子さんであれば、指先をパチッと弾く程度で簡単に検査を行えますのでご相談ください。

くまさん先生に会いたくなる「楽しいクリニック」を目指して

自分のクリニックをつくる際にもっとも重視したのは「病院らしくない場所」にすることでした。病気のときに足を運んでいただくのはもちろんですが、元気なときにも遊びに来てもらえるような、「くまさん先生に会いたい」と思ってもらえるような場所にしたかったのです。クリニックの入口や天井に「くまさんの足跡」をプリントしたり、季節ごとに院内の装飾が変わったり、治療をがんばったご褒美に「くまさんキャンディ」をご用意したり……(笑)。スタッフの協力のもと、子どもたちに「楽しい!」と感じてもらえるようなさまざまな工夫をしています。
一方、医療機関として院内感染対策も徹底しており、専用入口からお入りいただける隔離室をご用意しているほか、予防接種や乳幼児健診を一般診療とは別の時間帯に実施しています。ベビーカーなどをお使いの方のためクリニックの入口は自動ドアになっており、院内は段差のないバリアフリー仕様になっています。衛生面に配慮したキッズスペースや授乳室、トイレにはおむつ交換台もございますので安心してご来院いただければと思います。

これから受診される患者さんへ

診察の際は子どもたちや保護者の方々のお話をしっかりと聞いて、つらい症状やお困りのことが少しでも早く解決するように努めます。まだ話ができない赤ちゃんであれば、その子の表情や雰囲気から多くのものを読み取り、保護者の方からのお話を踏まえて適切な診断・治療に結びつけます。
こうして一人一人の患者さんにゆっくり向き合っているとどうしても時間がかかってしまうため、予約枠が限られてしまうことを心苦しく思っています。それでもスタッフや保護者の方々の協力を得て、未来ある子どもたちの成長を支えていきたいと考えておりますので、何かご心配なことがありましたら遠慮なくご相談いただきたいと思います。

※上記記事は2024年5月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

大山 亘 院長 MEMO

  • 出身地:兵庫県
  • 趣味・特技:書道
  • 好きな本:『DIE WITH ZERO』
  • 好きな映画:『MATRIX』
  • 好きなアーティスト:NOFX、RANCID
  • 好きな場所:温泉
  • 好きな言葉:「どんまい」

大山 亘 院長から聞いた
『水いぼ』

ウイルスに対する免疫を持たない低年齢の子どもがかかりやすい

伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)、通称「水いぼ」は直径1~5mmほどの湿疹が生じる感染症です。水いぼのウイルスに対する免疫のない幼稚園児や小学校低学年の子どもに多くみられ、時にかゆみを伴います。

水いぼの治療は(1)自然治癒を待つ(2)ピンセットでつまみ取る(3)液体窒素による凍結療法(4)増殖を抑える飲み薬(5)塗り薬 などいくつかの方法があります。それぞれにメリットやリスクがありますので、ご心配なことがあれば専門家に相談なさることをおすすめします。

なお、水いぼは伝染性(触れることでうつる)の病気ですから、爪を短く切って清潔を保つこと、家族間でのタオルの共有を避けることなどを心がけるとよいでしょう。

グラフで見る『大山 亘 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION