渡邊 裕香 院長
YUKA WATANABE
研修医時代に手術を終え、「先生、見えているよ」と
喜んでくださったことが私の原点
大学卒業後、水戸赤十字病院、筑波大学付属病院を経て、現在のJCHO東京新宿メディカルセンターと勤務。『みずほ眼科』を開業し、現在に至る。

渡邊 裕香 院長
みずほ眼科
- ●眼科
- ●小児眼科
眼科は、患者さんの喜びを実感しやすい科

将来的に、何か、人と接するような仕事をしたいという気持ちがありました。それを友人や先生に話したところ、理系の中で最たるものが医師ではないかとアドバイスを受け、それからこの職業を意識するようになったのです。
眼科は、まず自分にとって1番身近な科だったということですね。小さい頃から唯一、お世話になっていた科でしたから。もう1つ、研修が始まり、眼科を学び始めるようになると、徐々に「目」という組織に魅せられるようになっていました。目はとても小さな臓器ですけども、その小さな中に、完成された機能が詰まっています。そして、適切な言い方かどうかはわかりませんけども、私の目にはとても美しいものに映りました。その小さくて美しいものをもっと知りたいと考えたのが、眼科を専門にしたきっかけなのです。
大学卒業後、水戸赤十字病院、筑波大学付属病院を経て、現在のJCHO東京新宿メディカルセンターと勤務してきました。最後に勤務したメディカルセンターでのさまざまな人との出会いから、現在の形での開業を思い立ったのです。
葛飾区には以前からの知り合いの先生も多く、私の中で馴染みがありました。それに加え、ここは駅にも近く、医療モールの中で他科との連携がおこなえるという点が魅力だったのです(京成電鉄押上線・京成立石駅より徒歩0分)。
眼科を選んだきっかけが、もう1つありました。研修医時代にさかのぼりますが、非常に難しい病気の患者さんを私が担当させていただくことになったのです。手術を終え、眼帯を外された瞬間、その方は泣いて私の手を取り、「先生、見えてるよ」と喜んでくださいました。あの時に感じた思いは、今も忘れることがありません。眼科は、患者さんの喜びを実感しやすい科と言えるでしょう。その魅力は、今も変わることがない、私の原動力になっています。
眼の病気をほぼすべて診られるという体制が整う

眼科一般の診療が基本にあって、その上で1つ特徴をあげるとすれば、幅広い手術をおこなえる体制にあると思っています。当院には熟練した医師が複数集まり、各専門外来と手術を担当しています。
中でも、網膜硝子体の手術は、大きな特色と言えるでしょう。網膜剥離や糖尿病網膜症など、目の奥の硝子体や網膜に病気がおこった際に硝子体手術が適応になります。この手術は大学病院等、比較的大きな規模の病院でもあつかっていないことが多いものですから、患者さんにも大きなメリットとなると考えています。各先生がそれぞれの専門分野を持ち寄り、眼の病気をほぼすべて診られるという体制が整っていると自負しています。
「今日は来て良かった」と満足して帰っていただけるように努める

おひとりおひとりの患者さんが、「今日は来て良かった」と満足して帰っていただけるように努めたいと思っています。
私自身、病院に掛かるのは苦手なほうなのです。お医者さんを前にして、結局、言いたいことも言えずに帰ってしまうという経験を、これまで幾度もしてきました。本当はこれが聞きたかったのに、あれも言いたかったのに。そういった体験をされた方は非常に多いのではないでしょうか。
当院では、まず患者さんのお話に耳を傾けることから始めていきます。その上で、質問の答えに納得いただけるよう、十分な説明をおこなうことを心掛けています。緊張されて入ってこらた患者さんが、リラックスし、最後には笑顔でお帰りいただけるよう、私にできることをしていきたいと思っています。
お子さんを迎え入れる時には、お部屋を明るく
本当にさまざまな方がいらっしゃいますね。ここではコンタクトレンズも扱っていますから、お若い方もいらっしゃいますし、ご高齢の方も多く来院されています。中でも、お子さんの割合は多いかもしれません。これは、私が女性だから、ということも影響しているのかもしれませんね。
子供を迎え入れる時には、お部屋を明るくしています。通常、眼科の診療は薄暗い中でおこなうものですが、それだと、入ってくるだけでも「怖い」ということになります。子供は、1度拒むようなことがありますと、それ以後も後を引くことが少なくありません。眼科の最初の入り口として、その点は特に気を配っていきたいと思っています。
これから受診される患者様へ
眼科は、縁のない方にとっては、足を運びづらい場所かもしれません。しかし、目の病気も身体の病気と同様に、年齢とともにだんだんとリスクが増していきます。特に、緑内障や糖尿病網膜症のように、症状がほとんど出ないうちに進行してしまう病気には注意が必要です。今後は、目のこと、目の病気のことをあまりご存知でない方に向け、さまざまな機会を通じ、啓発活動にも携わっていきたいと考えています。
何か気になることがあれば、症状がなくとも構いませんので、気軽にご相談ください。繰り返しになりますが、中には、知らず知らずのうちに進行してしまう厄介な病気も存在しますので、健診の意味を含め、1度、眼科を受診していただきたいと思います。
※上記記事は2016.6に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。
渡邊 裕香 院長 MEMO
眼科専門医
- 出身地:東京都
- 趣味:ダンス
- 好きな作家:トリイ・ヘイデン
- 好きな映画:ライフ・イズ・ビューティフル
- 座右の銘:人事を尽くして天命を待つ
- 好きな音楽:オールジャンル
- 好きな場所:心がのんびりできるところ/沖縄、ハワイ
渡邊 裕香 院長から聞いた
『機能性ディスペプシア』
自律神経の乱れが胃腸の不調につながることも。ストレスはため込まず上手に発散してほしい
機能性ディスペプシアは何らかの要因で胃腸の調整機能が乱れることで発症するといわれ、中でもストレスによって自律神経のバランスが崩れることが大きな要因になっていると考えられています。交感神経と副交感神経からなる自律神経は、両者がうまくバランスを取りながら体の機能を調整しています。このバランスが崩れて胃腸に症状が現れると、「胃がムカムカする」「頻繁にゲップが出る」などの不快感を自覚するようになるのです。
悪くなったところを切って・縫って治す治療とは異なり、機能性ディスペプシアは症状をコントロールしながら長期的な視点で治療を続ける必要があります。「この薬を飲めばすぐによくなる」といった特効薬がないため、病気と上手に付き合っていくような気持ちで治療に取り組んでいただくとよいでしょう。最近のコロナ禍では精神的な不調を訴える方が増えるにしたがって、機能性ディスペプシアを発症する方も増加傾向にあるようです。「ストレスをためない」というのは少々難しいことかもしれませんが、できるだけ「ストレスをため過ぎない」ように、心身ともにリフレッシュする時間を取っていただきたいですね。
グラフで見る『渡邊 裕香 院長』のタイプ
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穏やかでやさしく話しやすい先生 | ![]() |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
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CLINIC INFORMATION

おおにし内科クリニック
大西 雅彦 院長
府中市/寿町/府中駅
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