西城 由之 院長への独自インタビュー

父の背中を追って医師になり、循環器内科医として研鑽を積む

父が地元・岩手で開業医をしていたこともあり、医師以外の職業についたこともあり、てあまり知識がなかった、と言いますか。一人っ子だったこともあり、実家の医院を継ぐのが当たり前のように思えたんですね。残念ながら、父は私が研修医だった頃に亡くなりましたけれど、祖父の代から数えると、私は3代目ということになります。
大学卒業後、自分の専門に選んだのは、心臓や血管の病気をみる循環器内科でした。心筋梗塞や狭心症の患者さんに対するカテーテル治療など、循環器内科でしかできない治療に携われることに魅力を感じ、大学病院や関連病院で15年あまり経験を重ねました。

生活習慣病をコントロールして、大きな病気を予防する

大学病院などで診療していた頃は、重症化した患者さんを担当することがほとんどでした。循環器内科でみる心筋梗塞や狭心症は、動脈硬化の進行によって発症する病気であり、動脈硬化は糖尿病や脂質異常症、高血圧などの生活習慣病が原因になります。そのため、心筋梗塞をはじめとした大きな病気を予防するためには、まず生活習慣病をコントロールすることが大事になるのです。
大きな病気をいかに予防するかと考えたとき、体の不調や不安をいつでも気軽に相談できる「ホームドクター」の存在は不可欠です。地域に暮らす方々の最初の窓口として一人ひとりを適切な医療につなげ、皆さまの健康を支えていく。そんなホームドクターとなることを目指して、『こまごめ内科・循環器内科クリニック』を開設しました。これまでの経験から、何らかの自覚症状がなくても、検査をしてみると病気がみつかるケースがあるものです。とくに、がんなどは「若いから安心」ということがありませんので、積極的に検診を受けていただきたいと思います。

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