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山田 容子 院長

YOKO YAMADA

心休まる空間で、患者さんに笑顔になって欲しい。児童思春期外来、認知症外来や往診もおこなう

高知医科大学卒業後、九州大学心療内科に入局、心理療法や心身医学を学び、心療内科や総合内科の診療に携わる。国立精神神経センター国府台病院心療内科では心身症、摂食障害、不安障害、うつ病の診療経験を積み、横浜市立大学附属病院精神科、横須賀市立市民病院精神科、芹香病院精神科、あさひの丘病院精神科、山手の森こころのクリニックを経て、2019年、参宮橋駅近くに「参宮橋こころのクリニック」を開院。

山田 容子 院長

山田 容子 院長

参宮橋こころのクリニック

渋谷区/代々木/参宮橋駅

  • ●精神科
  • ●心療内科
  • ●児童精神科
  • ●児童精神科
  • ●訪問診療
  • ●訪問診療

お世話になった方々に医療で貢献するため、大好きな地元で開院

山田 容子 院長

小さい頃、実家にあった『家庭の医学』を眺めるのが好きな子供でした。その本の内容は誰でも手軽に体調を整えられる、といういわゆる「民間療法」でしたが、不調を治す、ということに私はとても関心がありました。進学を控えた時期に、友人から医師を目指すと打ち明けられ、「医師」という選択肢があると気付かされるとともに医療への興味が涌き、その道を目指すことにしたのです。
高知医科大学卒業後、九州大学病院心療内科に入局し、心理療法や心身医学、総合内科の勉強を重ねました。関東に戻り、国立精神神経センター国府台病院心療内科で心身症、摂食障害、不安障害、うつ病を中心に心療に携わり、横浜市立大学付属病院精神科では、統合失調症、器質性精神障害、うつ病、双極性障害、認知症、不安障害など様々な精神症状に対する薬の有効性について更に研究し学びました。横須賀市立市民病院精神科、芹香病院精神科(現:神奈川県立精神医療センター)、あさひの丘病院精神科で、外来や入院を必要とする患者さんへの心療を重ね、2013年からは、山手の森こころのクリニックで児童思春期外来や往診を含め、同じく精神科医の夫と一緒に診療をしてきました。2019年、参宮橋駅近くに参宮橋こころのクリニックを開院。参宮橋は私が小中高と育った、思い出深く大好きな場所なので、地元で開業ができてとても嬉しいです。これまで家族や地域の方に支えていただいたからこそ今がありますので、これからは地域の方のために医療で貢献していきたいと思っております。

お一人おひとり丁寧に、幅広い年齢層の精神科の症状に対応

山田 容子 院長

当院では、精神科、心療内科、児童精神科に対応しています。地域の方を中心に、お子様からご高齢の方まで幅広い年齢層の方にご利用いただいており、医療機関からのご紹介でお越しになる方もいます。様々なご相談がありますが、お子様は不登校をきっかけに受診される方が多く、大人の方は、仕事や家庭のストレスが契機となって精神的不調を感じて受診される方が多いです。発達障害、適応障害、うつ病、躁うつ病、統合失調症、不安障害、摂食障害、強迫性障害など様々な精神疾患が見受けられます。ご高齢の方は、老年期のうつ、周辺症状を認める認知症などが多くみられ、ご家族でかかれる精神科、心療内科としてご利用いただいております。
初診は問診の時間を長めにとり、患者さんの生活状況などバックグラウンドを丁寧にお伺いするようにしています。どういう状況で不調を認めるようになったのかなど、これまでの経過をしっかり聞くことが治療の第一歩になります。中には、身体の病気など器質的疾患が原因となって精神に影響を及ぼすこともありますので、必要な場合は血液検査も行います。また、日々の食事や睡眠についてだけでなく、精神に影響を及ぼす飲酒、カフェイン摂取、糖質摂取などの生活習慣も併せてお伺いしております。的確に診断し、生活習慣の指導をするとともに、患者さんお一人おひとりに合った適切な薬物療法と精神療法を行うよう心掛けております。

児童思春期外来や認知症外来、往診も対応

山田 容子 院長

当院は精神科の診療の中でも、児童思春期の方にも対応していることが特徴でもあります。児童思春期の治療を得意とする精神科医の夫と共に、これまで小中高で不登校に悩んでいるお子様への診療をおこなってきました。


うつ病、適応障害、ADHD、発達障害、強迫性障害、統合失調症発症の前駆症状など、お子様特有の症状や治療方法がありますので、親御さんがご覧になっていて不安を感じることがありましたら、早めに受診していただきたいと思います。症状が軽いうちに治療を始めることで、他の精神疾患の併発を防ぐことにも繋がります。私はプライベートでは子育てをしている母でもあり、お子様だけでなく親御さんのお気持ちに寄り添う診療を大事にしていますので、些細なことでもご相談いただければと思います。
また、当院では認知症外来や往診にも力を入れております。うつ、不安、妄想の症状がひどくて外出ができない、認知症で尚且つひとり暮らしのために通院ができないなど、精神症状で外来通院が難しい方は非常に沢山いらっしゃいます。往診に対応している精神科のクリニックは多くありませんので、少しでもお困りの方の力になりたいと思っています。外来にしても往診にしても、患者さんご本人からだけでなく、ご家族の悩みもお聞きし、それに対するアドバイスも行っております。患者さんとご家族の方が安心するためにできることはなにかを常に考え、診療にあたっております。

好きなことをする時間、自分を大事にすること

うつなど、病気の中にどっぷりはまってしまうと、患者さんは良くなる事をあきらめてしまいそうになるものです。しかし、治療者側としてはどんな状況においても、心身が健全な状態になる事を諦めず、患者さん自身がお持ちの自然治癒力を援助する形で治療をしていくように心がけています。また、患者さんが何に対して興味を持っていて、何をすることが好きで楽しいと感じるか、ということが治療する上でとても大切なように感じます。精神状態が良くなっていくバロメーターにもなりますし、楽しいことをすること自体が、患者さんにとって治療的に働いていると感じることが多々あります。うつや不安な状態のときは嫌なことや嫌な気分に意識が向きがちですが、自分に合う環境に身を置き、好きなことや楽しいことに意識を向けることで症状が改善されるケースをこれまで何度も見てきました。人間はそれぞれ好きなことをすることが一番です。現代人はやらなきゃいけないこと、すべきことで日々時間に追われてしまっていますので、意識して自分の時間を持つことが大切です。短い時間でも、小さなことでも構いませんので、毎日、自分のために使う時間を持つこと。仕事となると自分に合わないことをやらなければならない時もありますが、それも無理のない範囲内にし、それ以外の時間では自分に合うことをするなどバランスをとり、できるだけ好きなことをすることです。遊んでいると思われるのでは…と後ろめたく思うことはありません。他人のために頑張りすぎて体調を崩される方が多いので、自分の心と体の声に耳を澄ませ、自分を第一に大事にすることです。自分を大事にできると余裕ができて、その分、他人も大事にできるのです。

これから受診される患者さんへ

当院は、生まれ育った実家の一部をリフォームしたクリニックです。私自身もリラックスできて患者さんも落ち着ける空間で診療を行いたいという思いから、無機質な空間ではなく、カフェやお家をイメージして、木のぬくもりを感じる内装に仕上げました。祖父母の代から大切にしてきた庭は患者さんにとっても癒しになると思います。また、待合室にはセレクトした書籍が並んでいます。みうらじゅんの本などもあり、サブカルチャー的な世界観は、クスっと笑えて、こんな世界もあるのかと新しい発見に繋がりますので、視野を広げるという意味でもおすすめです。「精神科のクリニック」と構えることなく、お茶を飲みに行く感覚で気軽にお越しいただき、本を手に取って、庭を眺めてホッと寛いでいただければと思います。

※上記記事は2019年8月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

山田 容子 院長 MEMO

精神科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味:絵を描くこと、フラメンコダンス、庭いじり
  • 好きな作家:村上春樹
  • 好きな漫画家:西原理恵子
  • 好きな動画:みうらじゅん「最後の講義」
  • 尊敬する精神科医:中井久夫、神田橋條治
  • 好きな言葉:感謝と笑顔(色々な方の支えがあってクリニックを開院することが出来たので感謝の気持ちと、患者さんに笑顔になって欲しいという願いを込めて)
  • 好きなアーティスト:米津玄師、クイーン、ビートルズ、ジャック・ジョンソン

グラフで見る『山田 容子 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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