東京ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

岩佐 英之 院長

HIDEYUKI IWASA

中核病院と連携して治療に当たるオープンシステムを導入。病気の早期決着を目指す。

日本医科大学卒業後、耳鼻咽喉科学教室で研鑽を積む。ペンシルバニア大学に留学し、オープンシステムの考え方を学ぶ。1983年に開業したのち、2013年に宝町駅付近へ移転。

岩佐 英之 院長

岩佐 英之 院長

岩佐耳鼻咽喉科

中央区/京橋/宝町駅

  • ●耳鼻咽喉科

ペンシルバニア大学で学んだ考え方が大きな財産に。

岩佐 英之 院長

私はもともと、文化系の分野に興味があったんです。山や自然が好きで、特に地理の科目が好きでした。高校生の頃は、将来は地図を作る仕事か、社会科の先生になりたいなと思っていました。ところが、同じく医師だった父親に言われたんです。「いま好きなことは趣味として続けるようにしたらどうか」と。つまりこれは、「医者を目指したらどうか」という無言のプレッシャーなんだと感じましたね。高校生だったその時が、医者を目指すスタート地点となりました。きっかけなった存在である父は、私が学生の時に他界してしまいましたので、私が医者になった姿は見ていないのが残念ですが…… 日本医科大学を卒業してからは、耳鼻咽喉科学教室に入り大学での研修と並行して大学院の勉強をしていました。勉強と研修を積む中で、ある先生に「海外では脳波を使った聴力検査の研究をしているところもある。行って、勉強してみたらどうか」と言われたことに後押しされ、ペンシルバニア大学に留学しました。ここでの医療現場で触れた「オープンシステム」という考え方に深い感銘を受けたのが、今となっては大きな財産になっています。帰国し、「オープンシステム」を取り入れた診療所を開業しようと決めました。

めまいの原因の半分以上は耳にある。

岩佐 英之 院長

一般的な診療としては耳、鼻、のどなどの疾患を扱っています。花粉症の患者さんも多いですね。ただ、他に比べて私の医院で特に多いのはめまいの患者さんです。私が耳鼻咽喉科を専門にしようと決めた理由の一つは「めまい」の専門家になろうと考えたことです。当院ではめまいの患者さんに対して、眼振検査を始めとする各種の平衡機能検査を行って診断、治療を行っています。
一般に、めまいがしたとき何科にいけばよいのか分からない人が多いのではないでしょうか。脳神経外科に行ってMRIを撮っても異常なし、内科で血圧を測っても異常なし、そう言った方は耳鼻咽喉科を受診して下さい。めまいの原因の半分以上は耳にあるので、本来は耳鼻咽喉科で検査をした上で診断を下し、必要に応じて精密検査や治療のため各科に紹介するというのが筋なのです。もう一つ特徴的なのは、当院の診療スタイルは、医師とスタッフがチームを組んで患者さんに接するということです。私はなるべく診察に徹し、時間のかかる問診表の補足、検査の内容説明、薬の使い方などは私の見える範囲でスタッフにやってもらうことにしています。私の診察の前後に必ず患者さんとスタッフが接する機会を設け、私に言いにくいこと、言い忘れたこと、病気についての疑問など、患者さんが質問しやすい環境を作るようにしています。そのために診療所のレイアウトは、私が診察しながらでも全てを見渡せるように工夫し、職員教育にも力を入れています。このシステムは待ち時間を少なくする対策でもあります。

オープンシステムを実践すべく開業を決意。

岩佐 英之 院長

診療に際し心がけていることは3つあります。一つめはしっかりしたインフォームド・コンセプトを行うことです。検査や治療を患者さんに理解、納得した上で同意していただくために、きちんとした説明をすることです。そのために、全ての検査を画像でお見せしながら説明するというシステムを採用しています。治療にいくつか選択選択肢がある場合は、その利点と欠点をその都度お話しするように心がけています。二つめは私の診療所の中心とした医療ネットワークの中で患者さんを治すという考え方です。そもそも私が開業したのはオープンシステムを実践したかったわけですから、今でも神尾記念病院には私の診療所で行えない検査や手術をお願いしていますし、いくつかの大学病院や各種専門病院などと密な交流を持ち、構築した医療ネットワークの中で患者さんにとってベストと思われる医療を提供するよう心掛けています。最後はスタッフ教育です。電話の応対から受け付け、検査、診察、病気やくすりの説明、会計に到るまで、全てが医院の印象になるわけです。ナースである私の妻が、スタッフに対し、言葉だけでなく心で患者さんに接するように教育しています。前にお話したように、時間的に私が説明できない部分をスタッフにカバーしてもらうため、適宜医学的教育も行っています。

理想の診療スタイルを確立。病気の早期決着を目指す。

これまでに寄稿した原稿の中でも述べているのですが、「理想の診療スタイル」とは「一回一回の診療に時間をかけ、十分な検査と手術を含めたしっかりした治療を行い、なるべく早期決着を目指すスタイル」だと考えています。これは「耳鼻咽喉科」は一度通いだすと長い、というイメージを覆すものです。でも、私が患者の立場になったらこうしてほしいというスタイルでもあります。みなさん、忙しい毎日を過ごしていらっしゃるのだから、いかに患者さんを「通わせないか」が課題であり、「通わせないこと」がポリシーでもあります。1回1回の診察が充実していれば、いい状態になるのも早いですよね。当院の診察平均日数が少ないのは、こういったポリシーをもって患者さんと接しているからだと思います。 また、オープンシステムや医療ネットワークを利用し、自院で対応出来ない検査や手術をお願いできるような病院や診療所、他科の先生たちとグループで診療を行うようなことも今後検討する必要があるでしょう。

これから受診される患者さんへ。

私は治療に際し、医師と患者さんが信頼関係を築き、一緒に治していくという姿勢が大切だと思っています。時には長時間お待たせしてしまうこともありますが、ご理解の上ご来院ください。

※上記記事は2014年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

岩佐 英之 院長 MEMO

耳鼻咽喉科専門医 /超音波専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:ゴルフ・旅行・絵を観ること
  • 愛読書・本:歴史小説
  • 好きな映画:ウエストサイドストーリー
  • 好きな言葉・座右の銘:Take it easy
  • 好きな音楽:ジャズ
  • 好きな場所・観光地:バリ島

グラフで見る『岩佐 英之 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION