菊池 りか 院長
RIKA KIKUCHI
地域に根差し、地域の人に頼りにしていただける、温もりの感じられる医療を提供していく。
東京女子医科大学卒業。同大学皮膚科教室に入局。東京警察病院皮膚科勤務を経て、『宮林医院』院長に就任。2019年に現在地に移転 (JR中央線・東京メトロ丸ノ内線「荻窪駅」より徒歩8分)。
菊池 りか 院長
宮林医院
杉並区/清水/荻窪駅
- ●皮膚科
- ●美容皮膚科
医師である父を見て育ち、地域と共に歩む父を目標に歩んできた道
医師であった父の姿を見て育ち、自然とこの道を志したということかもしれません。父はどちらかというと親分肌で、昔ながらのお医者さん、という風情でした。「俺についてこい」っていうところがあって、そんなところも魅力でしたね。
父はまた、地元の方々との交流を大事にしていました。よく地域の方とお酒を飲みにいったり、連れ立ってゴルフにも出掛けていましたね。父と同じ道を歩み、いつの日か、私も地域の皆様とともに歩んでいけたらと考えたわけです。
皮膚病が変わってきているからこそ、生活を見直すことが大切
患者さんは生まれたばかりの赤ちゃんから最高齢102歳のご高齢の方まで、本当にさまざまです。この地域は昔からの住宅街ですので、その辺りの影響もあるのかもしれませんね。
小さなお子さんで目立つのは、乾燥性の湿疹、脂漏性の湿疹、とびひなどです。最近、皮膚病が変わってきているという印象を持っています。私が研修医の時代には、乾燥して“かゆい”というような湿疹は少なかったものです。これは環境の変化が大きいでしょうね。昔は木造の家で、台所でやかんが蒸気を出していて、常に家の中に湿度がありました。それが今はエアコンでサッシの窓中心の密閉された生活になったものですから、皮膚が乾燥してきているのだと思います。
当院では、お薬を処方するだけでなく、生活環境を改善することによって病気を治していく指導をしています。普段のスキンケアや保湿のやり方を見直していただくことにより、皮膚の質を改善し、良い状態を保つということなんですね。この季節に流行してる花粉皮膚炎という病気があります。これは経皮的に花粉が入り込むことにより、体がかゆくなったり、アトピー性皮膚炎を悪化させてしまうものです。花粉皮膚炎も、帰宅後すぐにシャワーを浴び、しっかり保湿をすることで症状を軽減させることが可能になります。
お薬が悪いというわけではありません。お薬にプラス、普段の生活を見直していただくことで、より良い肌の状態を保っていければと思っています。
QOLを向上させるレーザ―治療
レーザ―治療はお若い方だけではなく、ご高齢の方にも好評をいただいています。父の時代であれば、「そんなしみ、気にすることはない」と一蹴されがちでしたけども(苦笑)、やはり女性にとって、しみやしわがなくなるというは本当に嬉しいことですからね。
そうはいってもご高齢の方にとって、美容皮膚科や大きなクリニックは少なからず抵抗があるようです。それが近所の、いつも顔を会わせている私のようなものにやってもらえるとなると、すごく安心して相談しやすい面があるかと思います。
レーザ―治療は予約制をとらせていただいていて、女性のみならず、男性の方が希望をされることも少なくありません。生活の質をあげるための手段として、もっともっと気軽にご相談いただければと思います。
皮膚科の往診は、「とこずれ110番」まで
近隣の老人施設やご自宅に、月に1回程度を目安に往診に行っています。皮膚科の往診でまずニーズがあるのが床ずれですが、施設に入っている方はケアが行き届いていて、褥瘡(じょくそう)を目にする機会はずいぶん減っている気がします。むしろ、ご自宅で療養されている方のほうが床ずれの心配は多いかもしれませんね。また、両者に共通した悩みが、「爪」の問題です。ご高齢になると爪が厚くなってしまい、切りにくくなってしまうんですね。施設のスタッフの方でも苦労されていることが多く、爪切りは頻繁におこなっています。
東京都皮膚科医会では、「とこずれ110番」といい、往診をする医師をネットワークで結んだ試みをおこなっています。こちらにお電話(03-5332-1112)いただければ、その地域で往診をしてくれる皮膚科の医師を紹介してもらえるシステムになっているんです。
この「とこずれ110番」は、私の父が中心になって立ち上げたもので、今は東京都皮膚科医会がその運営に携わっています。皮膚科の往診はニーズが高い半面、やっていることが世間に周知されてない面があります。私たちからも積極的に情報を発信していきたいと思っていますし、必要な方はお気軽にご連絡いただきたいですね。
これから受診される患者さんへ
皮膚の病気は、ぜひ皮膚科専門医にご相談ください。専門的な観点から、その方の生活に則した効果的なアドバイスであり、治療を提供していきたいと思っています。
今はネット社会であり、情報があふれている時代です。容易に情報が得られるからこそなのでしょうか、ご自身で調べ、“決めてきてしまう”方が多いように思われます。病名も自分で判断し、「この薬が欲しい」と望んで来られるんですね。私としては、それは少しもったいないような気がします。調べた情報が必ずしもその人に当てはまるわけではありませんし、医師に相談すれば、より良い答えが導き出せることもあるでしょう。どうぞ気軽に来院していただき、ニュートラルな気持ちで相談していただければと思います。
※上記記事は2017年4月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
菊池 りか 院長 MEMO
皮膚科専門医
- 出身地:東京都
- 趣味:ゴルフ
- 好きな映画:となりのトトロ、魔女の宅急便
- 座右の銘:一期一会
- 好きなアーティスト:オフコース(小田和正)
- 好きな観光地:ハワイ
グラフで見る『菊池 りか 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
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