北区王子クリニック

岩岡 正彦 院長への独自インタビュー

「友人のケガを何とかしたい」という子どものころの思いがきっかけに

医師を目指したのは、子どもの頃、周りの友達がケガをした時に、何とかしてあげたいと考えたのがきっかけです。山梨医科大学（現：山梨大学）卒業後は、第二内科という循環器・呼吸器・血液内科の医局に入局しました。最初は循環器を、次いで静岡・山梨にある関連病院で一般内科の診療をおこないました。その後東京北医療センターに循環器担当として呼ばれ、以後2019年始めまで、10年間診療に携わりました。
当院はもともと元北区医師会長の高橋義夫先生が、「北麻酔クリニック」として診療されていたクリニックです。ご高齢で引退されるとのことで、2019年、私が引き継ぎ「北区王子クリニック」として開院しました（王子駅より徒歩7分）。もともと内科の専門医資格を持っていたのですが、心筋梗塞や心不全を始めとする循環器疾患の治療は、初期対応を間違えなければほとんどの方が症状が改善するのです。命の危険があった方でも歩いて帰れる位まで回復することもあるため、とてもやりがいを感じたのが選んだ理由ですね。

風邪などの内科疾患から循環器の専門診療まで幅広く対応

当院は一般内科診療から循環器の専門診療まで、幅広く診療しています。レントゲン、血液や尿検査、エコーなど各種内科検査のほか、心臓のエコー検査やホルター心電図、睡眠検査など専門検査機器も揃えています。また、電子カルテも導入し、病状や受診履歴の管理・検索がしやすい環境を実現しています。タブレットでカルテを確認することができるので、今後増えていくであろう訪問診療時にも、正確に病状の記録や管理をおこなうことができます。CTやMRI検査や運動負荷試験、手術、入院など、クリニックではできない治療は近隣の医療機関と連携をしておこなっています。
患者さんは近隣の方が多く、以前の高橋先生の診療時から引き続き来て下さる方もいらっしゃいます。ご高齢の方がほとんどですが、中には歩いて通院できなくなる方もいらっしゃいますので、訪問診療にも対応。薬や症状、生活の様子なども拝見しながら定期的にお伺いしています。現在は前任の高橋先生の時から受診されていて、通院できなくなった方が対象ですが、今後は歩いて行ける範囲内で、少しずつ他の方のご相談にも応じていきたいですね。
これから地域の高齢化はさらに進みますので、周囲の医療機関ともより深く連携を取って、東京北医療センターや帝京大学など周囲の大きな病院からの患者さんを受け入れ、地域全体で患者さんの生活を支えていければと思っています。

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