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加藤 章 院長

AKIRA KATO

皆さんが安心してこの地で暮らしていけるように。医療と介護の両面から、今できることを。

旭川医科大学卒業。埼玉医大総合医療センター、東京大学医科学研究所に勤務。2001年より『成宗診療所』を父より受け継ぐ(東京メトロ「南阿佐ヶ谷駅」より徒歩3分、JR「阿佐ヶ谷駅」からも徒歩10分)。

加藤 章 院長

加藤 章 院長

成宗診療所

杉並区/成田東/南阿佐ケ谷駅

  • ●内科
  • ●訪問診療

患者さんからの声が、父の跡を継ぐ決断の後押しに

加藤 章 院長

大学卒業後、埼玉医科大学総合医療センターで消化器を専攻しました。内視鏡を中心に臨床と研究に従事したのですが、より専門的な知識を身につけたいと思い、東京大学医科学研究所へと進みました。消化器を専攻していますと、癌の患者さんを多く診ることになります。医科大での私の専門は「細胞周期」というものでしたが、細胞がどう増殖していくかを知ることで、癌のメカニズムの一端を探ることが出来ると考えたからです。
その後、大学に戻った私は、当診療所の前院長であった父の死に立ち会うことになりました。医局に残って研究者としての職務を全うするのか。あるいは、父の跡を継ぐのか。当初はずいぶん悩んだものですが、父の訃報を知った患者さんやそのご家族、あるいは訪問看護師さん達からの声に後押しされ、地域医療に身を捧げることを決意しました。
2009年には、診療所をリニューアルさせました。以前の建物は昭和30年代に建てられたものでしたので、いずれはと思っていたのですが、知り合いでもあり、患者さんでもある建築士の方に設計をお願いしました。天窓から差し込んでくる光があたたかみのある空間の演出に一役買っていて、患者さんにも好評をいただいています。
“成宗”と聞いて、「?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。私が小学生の時まで、この辺りは“成宗”という住所だったのです。昔からの患者さんはよくご存知なのですが、若い世代の方は馴染みがないせいか、私のことを“成宗先生”と呼んでくれることもあるんですよ(笑)。

今、何をすべきかということに着目した診療

加藤 章 院長

外来に来られる方は、ご近所の方が多いですね。高血圧や糖尿病など、内科一般のお悩みが多くなりますが、注意しておかなければならないのは、お年を召してくると、病気は必ずしも1つではないし、今後増えてくることもあり得るということです。ですから、将来起こりうる病態を予測し、今、何をすべきかということを考えていかなくてはなりません。
病気を予見する、あるいは未然に防ぐという意味では、区民検診は大きな助けとなります。年に1回のその健診データの結果が思わしくない方については、今できることをお示ししていかなくてはなりません。その方が普段どのような生活を送っているかということを把握した上で、食事や運動のアドバイスをおこなうようにしています。
1人の方を長年診ていきますと、脳梗塞を起こしたり、あるいは骨折等により、通院できない方々も出てくることになります。その患者さんのケアをするために、在宅診療が重要になってきます。

医療と介護の垣根をとりはらい、チームとして1人の人を診ていく

加藤 章 院長

最近は地域の包括支援センターなどから、主に1人暮らしのご高齢の方を、医療、もしくは介護へとつなげて欲しいという依頼が増えています。認知症の方はとくにそういう傾向がありますが、ご本人はなかなか現状を認めることができないものなんですね。その場合はご家族や介護に携わる人達から情報を得て、橋渡しをすることもあります。またその逆に、ご家族やケアマネジャーから説得してもなかなか本人が納得されず、「先生の言葉は聞いてくれるので、先生が伝えてくれますか?」と頼まれるケースもあるのです。
在宅で診ていかなければならない方は、今後、ますます増えてくることでしょう。しかし、実際にそういう方にとって医療のニーズはごくごく限られたものであることが多いのです。お薬は、ある程度決まったもので大丈夫。むしろ、食事や排泄、入浴の介助など、普段の生活の悩み事をサポートしていく役割が求められるのです。それには当然のことながら、医療だけではなく、ケアマネジャーさんを中心として、ヘルパーさんやリハビリテーションの先生の助けを借りる必要があります。1人の人に対し、多職種を結んだチームを作ることが、これからの時代に必要とされるのではないでしょうか。

複数の選択肢を提示し、患者さんやご家族に希望を持ってもらうことが大切

基本的には患者さんのご希望に沿って方針を決めていくことになりますが、本当に最後の最後まで診ることのハードルは、決して低いものではありません。たとえば、末期のがん患者さんであれば、苦しい思いをさせないために、在宅よりもホスピスのほうが有効な場合もあります。大事なのは、選択肢を1つに限定しないこと。その方の希望や病状に合わせ、この段階になるのであればこちらが、この段階にとどまるようなら私が診れますよといったように、複数の選択肢を提示してあげることが大切と考えています。選択肢は1つではなく、いくつもあるんだということがわかれば、ご家族やご本人にとっての安心につながっていくと私は考えています。

これから受診される患者さんへ

東京メトロ丸の内線「南阿佐ヶ谷駅」より徒歩3分の『成宗診療所』では、皆様が安心してこの地で最後まで暮らしていけるよう、医療と介護の両面からサポートをしていきます。何かお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

加藤 章 院長 MEMO

総合内科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:スキー
  • 座右の銘:みんなのために
  • 好きな音楽:ジャズ
  • 好きな観光地:沖縄、北海道

グラフで見る『加藤 章 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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