東 光邦 院長
MITSUKUNI AZUMA
負担の少ない日帰り手術や内視鏡検査で
できるだけ早い社会復帰を可能に
日本医科大学卒業後、同大学病院にて消化器外科、胸部外科を学ぶ。その中でも特に下部消化管を専門とし、社会保険中央総合病院(現・東京山手メディカルセンター)での勤務医を経て、1995年に恵比寿にて大腸肛門疾患の専門クリニックを開院した。
東 光邦 院長
東肛門科胃腸科クリニック
渋谷区/恵比寿/恵比寿駅
- ●内科
- ●消化器内科
- ●胃腸内科
- ●肛門科
大腸肛門疾患を主軸とした専門クリニックの立ち上げ
医者になろうと思ったのは親戚の開業医の影響ですね。外科医としての仕事の話や開業の様子を聞いて面白く感じ、医者という職業に興味を持ったのが始まりです。私は大腸や小腸といった下部消化管を専門としており、大腸肛門疾患に特化した診療を行っています。私の専門性が定まったのは医局での研修時代。国内留学という形で行った社会保険中央総合病院で、大腸肛門分野において有名だった隅越先生と出会えたことが大きかったですね。痔などの肛門疾患はがんではないので良性の病気ですが、悩んでいる人がたくさんいる。手術も簡単そうに見えて実に奥が深い。医局に戻る約束で他院で勉強させてもらいましたが、肛門疾患への興味が勝り、タイミングよくポストもあいたことから、大学を辞めて正式に病院に勤めました。クリニックを開業したのは勤め始めて10年ほど経った頃。親戚の開業医の話に感化されて医者になったので自分もやりたいようにやってみようと。入院患者を受け入れる関連病院との連携やアクセスの利便性を考え、恵比寿の地で当院を始めました。
女性外来を設けて女性の悩みをしっかりサポート
当院ではお尻の出血、痛みなどの大腸肛門疾患と胃痛、胸やけなどの胃の症状を主に診療しています。お尻に限って言えば、出血、痛みの現れは年齢にもよりますが直腸がんのリスクがあり、特に年齢が高い方には内視鏡検査が必要です。問診で症状の状態をチェックして、必要があれば検査をし、治療や手術を行う、これが大まかな診療の流れになります。肛門科と聞くとおじさんが通院しているイメージがあるかもしれませんが(笑)、全くそういうことはありません。恵比寿というエリアも関係していると思いますが、統計では半数強が女性の患者様で、年齢も若い方が圧倒的に多く、30代がメインです。便秘などが原因で切れてしまって市販薬を使ってみたが治らないという方がよく来られますね。当院では女性医師が診療する女性外来を曜日に限って設けており、患者様からも非常に好評です。肛門科というとやはり敷居が高いですから、なるべく女性でも受診しやすいように配慮しています。
日帰り手術でなるべく早い社会復帰を目指す
診療で心がけていることは主に2つ。1つは内視鏡検査を苦痛なく行うことです。内視鏡と聞くと苦しいイメージがあると思いますが、胃カメラや大腸検査において、なるべく患者様に負担がかからないように鎮静剤を使いながらうまくやるようにしています。企業の診療所からの依頼で健康診断の二次検査を請け負うことも多く、病気の早期発見に努めています。もう1つは、痔の手術を受けた患者様がなるべく早く仕事や日常生活に復帰できるようにすること。そのために当院では日帰り手術を行っています。日帰り手術では足を動かせるように腰の周りだけに効く麻酔を打ちますので、術後は歩くこともできます。私が肛門疾患を勉強していた当時はお尻の手術というと1、2週間ほどの入院が必要でした。ただ欧米では当時から日帰り手術をすることが当たり前だったんですね。それなら日本でも日帰り手術をやってみようということで開院当初から取り組んできました。日帰りと入院の違いは麻酔法が異なるだけで手術の方法は全く同じ。日帰りだから簡単な手術というわけではありません。だいたいの患者様が日帰り手術を希望され、術後も普段通りの生活をされるわけですが、だからといって翌日からすぐ仕事というわけにはいきません。2、3日の安静と複数回の通院が完治までには必要です。それでも昔と比べたら随分と負担は少なくなっており、無理をしなければいつもの生活はすぐ取り戻せます。
きちんと気を配りながら診療することが大切
『東肛門科胃腸科クリニック』を開院した当初は日帰り手術を行っている病院が少なく、北は仙台、南は九州といった遠方からわざわざ来ていただく患者様も多かったですね。手術や通院を通して患者様と親しくなることもあり、旅行に行くきっかけをいただいたり、病院に自作のアート作品を届けてくださることもありました。治療や手術をして元気に日常生活を送られている様子を拝見するのは私としてもとても嬉しいですね。診療の基本は優しく、丁寧に決して乱暴にしないこと。加えて患者様の恥ずかしさへの配慮もしています。痔の治療というのはやはり誰でも恥ずかしいもの。当院では治療の際、シムス体位と言って壁側を向いて横向きに寝て、タオルをかけた状態で診察を受けていただきます。こうすることで医師と顔を見合うことなく、肌の見える部分も最小限で治療を受けられます。お尻はやはりデリケートな箇所ですので、患者様が快適に治療を受けられるように、普段から細かいところにまで気を配っています。
これから受診される患者さんへ
肛門疾患についてお伝えしたいのは痛みや出血があったらまず専門医を頼るということです。市販薬は広く、浅く効くように作られていますし、痔の薬はさまざまなものがあり、症状によって使い分けることがとても重要です。また重大な病気が潜んでいることもありますので、必ず病院で診察を受けることをお勧めします。健康管理で大事なことは排便習慣に気をつけることです。排便の時間が長かったり、便秘や下痢でお尻に負担をかけていると痔になりやすいです。あとは血行を良くしてお尻を冷やさないことも大切。基本は湯船に浸かってしっかり温めることですね。大腸肛門疾患、胃の症状にお悩みの方は、JR「恵比寿駅」から徒歩2分の『東肛門科胃腸科クリニック』にぜひご相談にお越しください。
東 光邦 院長 MEMO
外科専門医
- 出身地:東京都
- 趣味・特技:ゴルフ、ワイン
- 好きな本・愛読書:最近は時代小説をよく読んでいます。池波正太郎の鬼平犯科帳シリーズは全部読みました。
- 好きな映画:フランス映画(ミニシアター系が好きです)
- 好きな場所・観光地:軽井沢
グラフで見る『東 光邦 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
東肛門科胃腸科クリニック
東 光邦 院長
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