大鳥 千枝美 院長
CHIEMI OTORI
地域に密着した眼科のかかりつけ医として。患者さん第一の診療の提供を心がけて
東京女子医科大学卒業。同大学病院眼科学教室に入局。2014年9月に『北赤羽石井眼科クリニック』を開業(JR埼京線「北赤羽駅」浮間口改札からすぐ)。
大鳥 千枝美 院長
北赤羽石井眼科クリニック
北区/浮間/北赤羽駅
- ●眼科
家族に導かれ、医療の道に
両親が医師で、四人兄妹も皆、同じ道に進みました。やはり、その環境ですよね。本棚にはさりげなく偉人の伝記が並べられていました。「野口英世ってすごい」「北里柴三郎ってこういう人なんだ」子供は純粋ですから、なりたいなって思いますよね(笑)。みんながそうでしたから、「自分がならないのもおかしい」といつの間にか思うようになって、今があるという感じかと思います。
大学卒業後は、母校の眼科学教室に入局しました。眼科は、とくに顕微鏡の世界はとてもきれいなのです。病院実習でオペ室に入ると顕微鏡をのぞかせてもらえたのですが、つくづく「きれいだな」と思っていました。その後の道を決めるわけですから、当然様々なことを考えましたけども、その“きれい”に魅せられた、というのが1番の理由かもしれませんね。
2014年に『北赤羽石井眼科クリニック』を開院いたしました。当院は赤羽にある『石井眼科クリニック』の分院になりますが、そちらに通っていらした患者さんから、「ここに眼科を作って欲しい」というお願いがあったのです。足腰が不自由な方も中にはいらっしゃいましたし、縁あってこちらに物件が空いたということもあって、開院させていただいたということなんですね。
大事に至らないよう配慮するのがクリニックの役割
ぶどう膜炎という病気をご存知でしょうか。結核やベーチェット病、サルコイドーシスや潰瘍性大腸炎といった疾患が要因で、網膜や虹彩など、多くの血管が集まるぶどう膜に炎症を引き起こすものになります。視界がかすむ、見えづらい、急に見えなくなる。そのような症状はぶどう膜炎の疑いがあり、そこから全身の病気がわかることもあります。以前に比べ、治療できるものも増えましたが、緊急性があると判断した場合には、すみやかに大学病院をはじめとした設備の整った施設で診ていただくことが肝要になります。
眼科のクリニックにおいては、ぶどう膜炎に限らず重症なもの、緊急性のあるものをいち早く見つけ、しかるべき施設に送ることをまず考えるべきでしょう。お子さんの弱視についても同様です。こちらも機を逸すると視力が回復しませんから、兆候を見つけたら、手遅れにならないよう相応の施設で診てもらうことが大切になってきます。繰り返しになりますが、病気を早期のうちに拾い上げてしかるべき施設へと送ることが私たちの大切な役目であり、そのことを常に肝に銘じて診療をおこなっています。
白内障・硝子体手術などの高度医療は本院と連携して対応
当院では白内障や硝子体手術等、高度医療はおこなっていませんが、本院である『石井眼科クリニック』と密な連携をとり、手術が必要な患者さんは優先的に紹介をさせていただいています。
白内障は失明という事態には至らないものの、徐々に視力が下がっていくものです。この、“徐々に”というところがポイントで、視力の低下が実感しづらいことで、手術を敬遠される方が多いのです。しかし、白内障の手術はいつでもおこなえるというものではありません。高齢化の現代、認知症が進んでいたり、仰向けの姿勢をとることが難しい状態では、手術を望んでもできない可能性があるのです。
「見る」ということができなくなってしまうのは、人間の営みに大きな影響をもたらします。そのタイミングはご自身でお決めいただくしかないのですけれど、病状や状態を加味し、適切なアドバイスし、納得いただけるお手伝いを当院ではおこなわせていただいています。
患者さんの気持ちが少しでも朗らかなものになるように
スタッフ同士の関係性というものは、クリニックの雰囲気として否が応でも出てしまうものです。その意味では、第一は患者さんですけれど、私を含めたスタッフが快適に仕事ができるように、ということも重視しています。
患者さんの中には、「ここに来るとほんわかする」などと嬉しいことを言ってくださる方もおられます。それがサロン状態になって、ちょっと困ってしまうこともあるのですが(苦笑)、結果的にはそれも好ましいことと捉えています。ご存知のように、北区は23区内で最も高齢者が多く、孤独死が1番多いという統計が出ています。こちらにいらっしゃる方に伺っても、家に帰るともう一言も発しないという方が少なくないのです。行政に関わることまでここでは踏み込めないのですが、クリニックが少しでもそういった方の癒しになることができれば幸いに思います。
これから受診される患者さんへ
ご高齢の方に関しては、少しでも何か辛い症状があれば、遠慮なく医療機関を受診されたら良いと思っています。出歩くことで刺激を受けることもありますし、大げさな話ではなく、元気でいらっしゃることが周囲にわかることも重要なことだと思うのです。私はこの土地で、育ちました。病気に関することはもちろんですけれど、馴染みのある土地にお住いの方々に対して、少しでもお役に立つことができたらと思っています。
※上記記事は2019年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
大鳥 千枝美 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:スポーツ(テニス、ゴルフなど)
- 好きな作家:東野圭吾
- 好きな映画:『君の名は。』『チキ・チキ・バン・バン』
- 座右の銘:「日進月歩」
- 好きなアーティスト:マイケル・ジャクソン
- 好きな場所・観光地:イタリア、厳島神社
グラフで見る『大鳥 千枝美 院長』のタイプ
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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北赤羽石井眼科クリニック
大鳥 千枝美 院長
北区/浮間/北赤羽駅
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