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宮原 正樹 院長

MASAKI MIYAHARA

休まず、おごらず、うぬぼれずの精神で、
情が通い合う医療の実現を目指して。

九州大学卒業。同大学第二外科に入局。大分医大(現:大分大学)を経て各地の総合病院に勤務し、北九州で開業。2009年に『みやはら内科外科クリニック』を開設(京浜急行「雑色駅」より徒歩4分)。

宮原 正樹 院長

宮原 正樹 院長

みやはら内科外科クリニック

大田区/仲六郷/雑色駅

  • ●内科
  • ●胃腸内科
  • ●整形外科
  • ●皮膚科
  • ●泌尿器科
  • ●肛門科
  • ●外科
  • ●内視鏡内科
  • ●消化器内科

非常にやりがいのある仕事に就けたことを幸運に思い……

宮原 正樹 院長

医師を志した理由ですか……。他に適切な理由が見当たらないのですが、そこに医師の道があったから、ということなのですね。我々の時代、『ベン・ケーシー』(『Ben Casey』1960年代・米)というテレビドラマがありました。医師である彼の姿を見て、憧れのままにこの道を選んだということです。実際なってみて、非常にやりがいのある仕事だという思いは、医師となった当初から変わっていません。
九州大学を卒業後、同大学第二外科に入局しました。第二外科は消化器や食道、血管から肺と、腫瘍に関係するものはほぼすべて扱うところでした。大学院を修了した後は大分医大、今の大分大学で主に大腸がんの診断、および治療に携わり、九州各地の病院を廻り、北九州で最初の開業を迎えたということになります。
『みやはら内科外科クリニック』は2009年に開院いたしました。ここは以前、地域の総合病院だったとところで、そちらを私の前の院長先生が譲り受け、外来診療だけをされていたのですが75歳を前に引退を考えておられることを人づてに聞き、私が医院をお引き受けしたという形になります。

あらゆるお悩みを診ていきたい

宮原 正樹 院長

地域性もあると思いますが、患者さんはご高齢の方が多いように思います。ただ、最近になって若い方も増えてきたでしょうか。この地区は交通が便利なところです。羽田も近く、横浜も近いし、都心に行くにもそれほど時間が掛からない。加えて、各種学校が集まっていることもあってか、次第次第に幅広い層の方にご利用いただいている状況にあると思います。
患者さんの訴えは、これは本当にさまざまです。糖尿病や高血圧といった、いわゆる老年医療に類するものはもちろん、腰痛や膝痛といった整形外科の範疇まで、“なんでも”といっていいかもしれません。専門をうたうことは悪いことではありませんが、地域の人を診るという観点からすれば、開業医の役割はまさにそこにあると申していいかと思います。
私はもともと消化器外科が専門ですが、厳密には手術ができなければ消化器外科とは言えません。また、内視鏡検査をおこなっていますが、それだけですべてが足りるというわけでもないのです。たとえば、胃や大腸に癌を見つけることはできたとしても、肝臓や胆のうの病気を突き詰めようとすれば、CTやMRIといった機器がどうしても必要になります。診断から治療まですべてをおこなう。それを理想としながら、診断の部分により力を入れ、必要ならば速やかに信頼できる医療機関へと紹介をおこなっていくことが大切だと考えています。

話すことが大切。患者さんのためにも、そして自分にとっても

宮原 正樹 院長

患者さんは、多い日は120人を越えるくらい。それだけの患者さんを診るとなりますと、時に長い時間、お待たせすることになります。不満が高まってもおかしくはないのですが、その分、「自分も話を聞いてもらえる」と理解してもらえているのかもしれません。
中には、「薬だけもらえればいい」という方もいらっしゃいます。ただ、診察をせずにお薬を出すのは、私の流儀に反するのです。専門外のことについては、やはり、どこか不安がつきまといますよね。自分の考えが間違ってないのかどうか、確かめるためにも、患者さんとお話しすることが大切だと思っています。病気にもよりますが、ここでは月に1回~2回は顔を出していただく方が多く、そのスペースは小さな変化を知ることができ、理想的な定期通院だと思います。

あらゆる人を大切に思い、見続けていく

医者は特殊な職業ではありますけれど、決して特別なものではありません。1つの町内にパン屋さんがあり、お惣菜屋さんがあるのと同じようにクリニックがあり、私がパンを買うように、皆さんがクリニックを利用しているだけのことなのです。だからこそ、威張っていてはだめなんですね。どこかにそういう意識があると、患者さんは思っていることのすべてを話すことに戸惑いを感じるようになります。あるいは、本当のことを言うと怒られてしまうからと、遠慮されるのです。
ここでは、私の意見を押し付けるのではなく、「あなたはどうしたいの?」と問いかけていきます。飲みたくないお薬を無理に飲ませることなどはできませんから、とにかく話をするわけです。患者さん自身の姿勢に耳を傾けつつも、より必要な治療を理解してもらうために限られた時間ではありますが、対話が大切だと思っています。
今の私のスタイルは、昔からそうであったわけではなく、最近になっての変化です。私は10年前に母をのどの癌で亡くしました。母はそれをさかのぼること5年前に胃がんの手術を経験していたのですが、早期であったにもかかわらず、組織を診れば転移したとしか思えないものでした。よくよく見ていれば、しっかり話をしていれば、母の命はもう少し長く保っていたかもしれません。そうと考えれば、1人ひとりの方を大事に診ていくのは非常に大切なことだと思うのです。これは、母から教えてもらった大事なことの1つですね。

これから受診される患者さんへ

『みやはら内科外科クリニック』では、健康診断を常時受け付けています。健康診断は、健康への入り口。その敷居を下げるべく、あらゆる努力をおこなっています。私は、患者さんのためにできることはすべてしていきたいと考えています。今後も、「この道より我を生かす道はなし、この道をゆく」の精神で、地域医療に力を尽くしてまいります。

※上記記事は2017年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

宮原 正樹 院長 MEMO

総合内科専門医

  • 出身地:福岡県
  • 趣味:絵画鑑賞、映画鑑賞、ウォーキング
  • 好きな本・作家:松本清張、手塚治虫、松本零士
  • 好きな映画:インディ・ジョーンズ、スター・ウォーズ、パイレーツ・オブ・カリビアン
  • 好きな言葉・座右の銘:「生きとし生けるもの 皆家族」「休まず、おごらず、うぬぼれず」
  • 好きなアーティスト:吉田拓郎、伊勢正三
  • 好きな観光地:京都

グラフで見る『宮原 正樹 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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