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野村 知宏 院長

TOMOHIRO NOMURA

皮膚科・形成外科・美容皮膚科の3本の柱を軸に、地域にお住いの皆さんの肌のお悩みに幅広く対応

杏林大学医学部 卒業。皮膚科医として都内の病院・美容皮膚科に勤務。2025年6月1日、『さくら皮フ科・形成外科』院長に就任(「武蔵小山駅」東口より徒歩1分)。

野村 知宏 院長

野村 知宏 院長

さくら皮フ科・形成外科

品川区/小山/武蔵小山駅

  • ●皮膚科
  • ●形成外科
  • ●美容皮膚科

マイナスからゼロに。ゼロからプラスに導く皮膚科診療に魅力を感じて

野村 知宏 院長

父は勤務医として忙しい毎日を送っており、私は子どもの頃からその姿を見て育ちました。常に患者さんのことを第一に考える父の姿には尊敬の念を抱いていましたが、同時に医師という職業がいかに大変かも身に沁みて感じていました。それでも、自分自身が将来の進路を考えるとき、自然と医療の道に進みたいという気持ちが強くなっていきました。家族から勧められたわけではなく、あくまで自分の意思で決めた進路でした。
皮膚科を選んだのは、そこに美容皮膚科が含まれていたからです。他の多くの科とは違い、美容皮膚科はゼロからプラスへと持っていける医療です。その点に魅力を感じたのと、以前からレーザーという施術に興味を抱いたことから、都内の病院およびクリニックに勤務し、皮膚科医として、また美容皮膚科医として研鑽に励みました。

2025年6月に『さくら皮フ科・形成外科』の院長に就任いたしました。「いつかは開業を」と考えていたところ、2008年より続いてきた現在のクリニックに縁があり、院長をお引き受けすることになったのです。形成外科医であり、前院長の千明 美保 先生も引き続き診療を続けてくださることになり、保険の皮膚科診療に加え、形成外科、そして美容皮膚科という3本の柱を軸に今後も地域に貢献していきたいと考えています。

幅広い診療とニーズに応える体制

野村 知宏 院長

幅広い年齢層の患者さんが来院されますが、特にご高齢の方の来院が多く、なかでもイボに関するご相談は非常に多いですね。そのほかにも、ニキビやアトピーなどの湿疹、粉瘤、ほくろの除去、切り傷、小児のけがといった日常的な皮膚のトラブルに対応しています。

ニキビ治療については、まず外用剤と洗顔の指導、生活習慣の見直しから始めるのが基本です。これで改善が見られることも多いのですが、重症のケースでは自費診療として、イソトレチノインという内服薬をご提案することもあります。ニキビ痕の相談も非常に多く、赤みには光治療、凹みはプラズマ治療とお悩みによって機械を使い分けでいます。

治療の経過は写真で記録し、後日その変化を患者さんと一緒に確認することもあります。これは、医師側としても治療効果を客観的に評価できますし、患者さんにとっても「ちゃんと良くなっているんだ」と実感していただく一助になります。こうした取り組みが、信頼関係の構築にもつながっているのではないでしょうか。

ちょっとしたけがも安心

野村 知宏 院長

当院では皮膚科に加えて形成外科も標榜しており、外傷への対応にも力を入れています。特にお子さんの顔のけがなど、美容的な観点から仕上がりを気にされるケースに対しては、形成外科を専門とする前院長が縫合を担当するなど、役割を分担して診療にあたっています。
たとえば、遊んでいて顔をぶつけてしまったお子さんの場合、将来的な傷跡のことを心配される親御さんが多くいらっしゃいます。そのような場面でも、形成外科の視点から適切な処置ができることで、患者さんご本人だけでなくご家族の安心にもつながっていると感じます。

医師による施術で安心を提供する美容皮膚科

美容皮膚科に関しては、特に丁寧なカウンセリングと、医師による直接の施術にこだわっています。しみや肝斑、赤ほくろなどの治療をはじめとして、IPL(光治療)やマッサージピール、ボトックス・ヒアルロン酸注入といったさまざまな美容メニューを提供しています。
最近では、イボ等の治療にブルーレーザーを導入しました。これは比較的新しい機器で、ダウンタイムが短く、効果も高いため、多くの方に受け入れられやすい治療と言えます。都内でも導入しているクリニックはまだ少ないのですが、より多くの患者さんに知っていただけたらと思っています。
当院では、美容施術を医師である私が担当しています。一人ひとりの方の肌の状態を診ながら、その都度レーザーの出力や照射範囲を調整しています。そうすることで、治療の効果を最大限に引き出すだけでなく、患者さんにとってもより安心して受けていただける体制が整えられていると感じています。
また、にんにく注射やプラセンタ注射、高濃度ビタミンC点滴、医療用ピアス(耳・へそ)、男性型脱毛症(AGA)に対する内服治療、各種ドクターズコスメの処方まで、美容に関するご相談も幅広く承っています。「お肌のことは何でも相談できる」。そんな身近な美容医療の場として、気軽にご利用いただければと思います。

これから受診される患者さんへ

皮膚のお悩みは、「このくらいなら」とつい我慢してしまう方が多いのですが、どんなに些細なことでも構いませんので、気になったときには遠慮なくご相談いただきたいと思っています。
皮膚科・形成外科・美容皮膚科の3つの分野をそろえた体制で、あらゆる皮膚のトラブルに対応できることが当院の強みです。小さな症状でも、早めに診ることで治療の選択肢が広がり、治りも早くなる可能性が高まります。
今後も地域の皆さんに信頼され、安心して通っていただけるクリニックを目指して、丁寧で確実な医療を提供していく所存です。どうぞお気軽にご来院ください。

※上記記事は2025年6月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

野村 知宏 院長 MEMO

  • 出身地:茨城県
  • 出身大学:杏林大学医学部
  • 趣味:旅行、食べ歩き
  • 好きなこと:サッカー観戦
  • 好きな観光地:北海道
  • 座右の銘:「継続は力なり」

野村 知宏 院長から聞いた
『尋常性疣贅』

自然治癒することもあるが、感染の可能性があるため、早期治療がお勧め

尋常性疣贅はウイルス性のいぼの一種で、皮膚にできる小さな盛り上がり(角化性病変)です。原因はヒトパピローマウイルス(HPV)感染で、主に皮膚の小さなキズなどから感染します。好発部位として手足の指、膝、顔など外部刺激を受けやすい場所です。見た目の特徴としてはザラザラ硬く、カリフラワー状に盛り上がる事があります。また黒い点(点状出血)が見えることもあります。通常痛みはありませんが、足底の尋常性疣贅では圧迫で痛みを感じる事があります。
基本的には接触感染で広がります。他人のイボやウイルスに感染したものに触れる事でうつる場合があります。ウイルス感染で広がる可能性あるため、自然治癒することもありますが、基本的には早期治療をおすすめします。
1つ目の治療法は液体窒素(凍結療法)です。これはマイナス196度の液体窒素を当てることにより、ウイルスを壊死させるものです。1、2週間に1回のペースで通院していただき、おおよそ5-10回程度、3-6カ月程度を目安に治療します。液体窒素を当てる際に痛みを感じる場合があります。
2つ目の治療はレーザーによる焼灼です。これは1度で取れる事が多いですが、傷跡が残る可能性があります。また自費治療のことが多く、液体窒素での治療より費用がかかります。
3つ目の治療法は漢方薬であるヨクイニンの内服です。液体窒素療法などの他の治療と併用されることが多いです。

グラフで見る『野村 知宏 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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