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石黒 望 院長

NOZOMI ISHIGURO

“管理”ではなく、患者さんと共に考え、一緒に歩んでいく医療を提供

浜松医科大学卒業。順天堂大学医学部附属順天堂医院腎・高血圧内科に在籍。2003年9月に『南砂腎クリニック』院長に就任(東京メトロ東西線「南砂町駅」より徒歩15分)。

石黒 望 院長

石黒 望 院長

南砂腎クリニック

江東区/南砂/南砂町駅

  • ●内科

困っている人を助けてあげられる仕事に魅力を感じて

石黒 望 院長

医師であった父と叔父の姿を見ていたことから、この仕事に魅力を感じるようになっていました。仕事をして誰かに喜ばれるというのは素敵なことですよね。それが誰かがつらいところを助けてあげられるという点に大きな魅力を感じ、同じ道を歩むことを決めたのです。
大学卒業後は、腎臓内科に籍を置きました。腎臓内科は、なにも腎臓だけを診るのではありません。内科の中では輸液や点滴というものが基本になるわけですけども、それをマネージメント出来るのは、この科だけです。そのマネージメントには全身の管理をする能力が求められますから、そういった面を含め、全身を幅広く診れることに興味を引かれ、この科を選んだということになります。
『南砂腎クリニック』は2003年の9月に開院いたしました。近隣には順天堂東京江東高齢者医療センターがあり、連携という面でも、近くに仲間がいるということを心強く思っています。

順天堂大学との緊密なネットワーク

石黒 望 院長

当クリニックは主に透析を専門におこなう施設です。ベッド数としては約40台。これが午前と午後の2交替で使用され、月水金、火木土の2グループでのご利用で、160名ほどの患者さんが透析治療を受けておられます。
私は今も前述の順天堂東京江東高齢者医療センターの外来を担当しており、また、順天堂大学の本院にも外来を持っています。問い合わせがあれば、順天堂のほうでさまざまな詳しい検査が受けられる体制が整っており、また、何かあった場合にも即座に対応可能です。順天堂のネットワークでスムーズな対応が出来るということは、当クリニックの特色になっています。
透析医療はチーム医療です。ハード面の充実をはかっていくのはもちろんですが、医師、看護師、臨床工学士など、スタッフがみんなでケアしていくという意識が、私どもの1番の特徴だと思っています。

「ダメダメダメ」の透析医療ではなく、患者さんと共に考えていく

石黒 望 院長

腎臓病は自覚症状がないことから、ある種、わかりにくい病気と言えるでしょう。透析に関しても同様で、初期においては何をしているのか、ご自分でもおわかりになってない方が少なくないものと思われます。私たちとしては、折りにふれ、腎臓病とはどういうもので、なぜあなたにこれが必要なのかといったことをお伝えし、一緒になって考えていく医療を目指しています。
いわゆるお任せ医療ではなかなか上手くいくものではありません。たとえば、体重増加という問題があります。身体の中に水がたまると、心臓にも負担が掛かり、良いことはないわけですが、その数値だけを見てあげつらうようなことを私たちは好みません。そもそも、こちらがいくら言ったところで、患者さんが自覚してくれないことには何も変化は起きないわけですから。
水がたまったのは仕方がありませんね。量が多かったのでしょうか。回数が多かったのでしょうか。ちょっと一緒に考えてみましょう、といったように、頭ごなしに意見を述べるのではなく、患者さんと共に考えていけるようしていきたいと思っています。
透析医療は、「ダメダメダメ」の管理では立ちゆかないのです。自主性を育てながら、ご自身の身体に目を向けていただけるきっかけづくりに注力していかなければと考えています。

腎臓病は特別なことではなく、誰もがなり得る病気という自覚が必要

繰り返しお話をしていても、なかなか変わっていかれない患者さんも当然いらっしゃいます。しかし、そういった方々も何かの機会をきっかけに、ご自分で状況を変えていこうとされます。そういった場面を目にしますと、こちらとしてもうれしくなりますし、なにより、やりがいを感じる瞬間ということになるでしょうか。

腎臓病は特別な病気ではなく、誰もがなる可能性のある病気です。特にご高齢の方については、それが顕著な傾向があります。ですから、今は健康な皆さんも、腎臓という臓器に関心を持ち、健康診断等の機会で、ご自身の今の状態を意識していただきたいと思います。

これから受診される患者さんへ

透析治療にいたらず一生を終えることが良いのは言うまでもありません。繰り返しになりますが、腎臓病は症状がないものですから、健診を受け、ご自分の身体を絶えず意識して対応していただけたらと思います。健康診断にしても、受けたら終わりではないんですね。せっかくの機会が宝の持ち腐れとならぬよう、受けた結果をご自身の生活に反映し、もっともっと有効利用していただけたらと思います。
もちろん、透析治療にいたった場合には、当クリニックで責任を持って治療にあたらせていただきます。我慢を強いられる治療ではなく、患者さんと一緒に、今後の人生をより良いものに出来る医療を目指してまいります。


※上記記事は2017年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

石黒 望 院長 MEMO

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:旅行・合気道
  • 好きな作家:星新一
  • 好きな映画:魔女の宅急便、サウンド・オブ・ミュージック
  • 座右の銘:平常心
  • 好きなアーティスト:松任谷由実、小田和正
  • 好きな観光地:北海道、伊豆、軽井沢

グラフで見る『石黒 望 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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