日馬 幹弘 院長
MIKIHIRO KUSAMA
第一線で活躍する乳腺外科のスペシャリスト。
働く女性にアプローチする、迅速で的確な検診、診断、手術
東京医科大学卒業後、同大学院にて博士号を取得。ニューヨ-ク医科大学への留学、大学病院での勤務を経て、2006年に乳腺疾患を専門としたクリニックを開設。日本乳癌学会専門医、認定医でもある。
日馬 幹弘 院長
新宿ブレストセンタークサマクリニック
新宿区/西新宿/新宿西口駅
- ●乳腺外科
働く女性が検診や治療を受けやすい環境をつくりたい
私の専門は乳房の病気を診療する乳腺外科で、2006年に乳腺疾患専門のクリニックを新宿に立ち上げました。それまでは大学病院の乳腺外科に勤務していましたが、乳腺疾患に関する現状、とりわけ乳がん検診にまつわる問題点を改善したいと思い、開業しました。大学病院にいた頃、乳がん検診の受診率が悪いと言われていました。ですが、病院としては「検診を受けましょう」と促すだけでした。女性は平日も働いているのに、大学病院の基本的な受付は9時から17時までで、これではいくら検診を勧めたとしても受診するのは現実的に難しいですよね。まして治療ともなるとなおさらです。だったら、平日はもちろん、土日も検診が受けられる環境を自分でつくろうと思いました。当院の平日の受付が19時までと遅く、土日も10時から16時まで診療と検診を行っているのには、こういった経緯があるんです。
検査から診断まで、とにかくスピーディーに
当院は専門医による乳腺疾患の検診、診断、そして手術、治療が一貫して受けられるところです。検診では特に若い方が都内から来られることが多く、手術やセカンドオピニオンを希望される方は北海道から沖縄まで、全国からいらっしゃいます。セカンドオピニオンでは他院で乳房の全摘を言い渡された方が、他の方法はないかと相談に来られることもあります。
当院の強みは、検査から診断まで、基本的には1日で済ませられること。超音波やマンモグラフィーの検査結果は1時間後には出ますので、その日のうちに診察まで行い、はっきりした病名や病状の説明をお伝えすることが可能です。さらに詳しい検査、例えばMRIや生検などの細胞を診る検査も続けて同日に行います。複数の検査をしても、だいたい1週間前後にはすべての検査結果が判明し、診断を下すことができます。患者さんがいちばんストレスに感じるのは検査をしたり、結果を知ることにとても時間がかかってしまうことです。当院ではそこを払拭したい。そのために、検査から診断までをとにかく迅速に行い、患者さんの不安を早く取り除くように努めています。また、当院では3Dマンモグラフィーを導入しています。これは年齢関係なくどなたでも受けることができる、最新の検査設備です。一般的な平面のマンモグラフィーではわかりにくい乳腺組織の厚い乳房でも的確に捉えることができるので、特に若い方に適しています。
手術の特徴は日帰りでできること、傷が残らないこと
当院では年間160件ほどの乳がんの手術をすべて日帰りで行っています。がんの手術で日帰りというと驚かれるかもしれませんが、海外では当たり前なんですよ。なぜ入院の必要がないかというと局所麻酔で手術をするからです。入院が必要になる全身麻酔は筋肉の硬直を防ぐために使うのですが、胸は筋肉ではないので全身麻酔を使って柔らかくさせる必要がないんです。そのため局所麻酔で済み、術後も歩いたり、仕事をすることが可能です。海外在住で一時帰国された方が日帰り手術を受け、翌日には帰国なんてこともありますよ。すぐに日常生活に戻ることができるので、日帰り手術は多くの人に喜ばれますね。ただ、手術では細やかな配慮が欠かせません。局所麻酔では手術部分に意識が向いてしまうと痛みを感じてしまいます。そこで気を紛らわすために手術中は必ず音楽を流しておき、患者さんとも会話しながら進めます。94歳で手術をされた方がいたのですが、手術が終わった後に「全然痛くなかったし、たくさんお話ができて楽しかった」なんて言われたこともありました。
また、私の手術では傷がほとんど残りません。術後の患者さんを診察したとき、10人中1人か2人は「手術したのはどこでしたか?」と私が尋ねてしまうほど、手術した箇所が目立たないんです。患者さんに劣等感を抱かせないような確実な技術ですべての手術に取り組んでいます。
明確、かつ納得できる診断で患者さんを安心させたい
患者さんの不安を取り除くためには、はっきりとした、そしてわかりやすい説明が必要だと思います。「大丈夫です」「良性です」「がんではありません」「経過を見ます」というのは乳腺疾患の診療ではよく使われる表現だと思いますが、こう言われた患者さんはモヤモヤした気持ちになりますよね。当院では病名をきちんと伝え、スライドの資料を見せながら病気の成り立ちや性質、進行などについて理解してもらいます。多様な患者さんが来られている分、理解度にも幅がありますが、どなたでも理解できるように話すことを意識していますね。そのためには、当たり前ですが自分が誰よりも理解していること。これに尽きます。患者さんからは「わかりやすい説明だった」「初めて診断がついて安心できた」と言われます。安堵された表情を見るのが私の喜びでもありますね。
個人経営のクリニックですが、診療や手術でしていることは大学病院に負けていないと思っています。大掛かりな研究はここでは難しいので、日々の診療の中で気づいた症例を学会で発表しています。常に第一線の開業医でありたい、そう思って日々邁進しています。
これから受診される患者さんへ
『新宿ブレストセンター クサマクリニック』はJR「新宿駅」西口より徒歩6分、ビルの4階にあります。検診、診断を早く受けたい、病状をはっきりさせたい、手術の傷を残したくないといった場合は当院にぜひお越しください。セカンドオピニオンも平日12時から15時までを基本に受け付けております。
乳がんはセルフチェックが大事ですが、もともとないものを見つけようとするので、皆さん長続きしません。私が勧めるのはとにかく自分の胸の硬さを覚えることです。まずは生理の1週間前にどんな形でもいいので触ってみてください。それがいちばん硬い胸の状態です。次に生理後2、3日経ったときに触ってください。それはいちばん柔らかい状態になります。硬さがわかればしこりを見つけやすくなるので、おかしいなと思うことがあればすぐ病院に行ってください。簡単ですので、お風呂の中など日常でできる方法だと思います。ぜひやってみてください。
※上記記事は2017年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
日馬 幹弘 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:絵画鑑賞
- 好きな本・愛読書:いろいろなジャンルを読みますが、絵画や歴史ものが好きです
- 好きな映画:「卒業」
- 好きな言葉・座右の銘:日進月歩
- 好きな音楽:ロック、ポップス
- 好きな場所・観光地:フランス、イタリア
グラフで見る『日馬 幹弘 院長』のタイプ
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと 穏やかで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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日馬 幹弘 院長
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