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安藤 達也 院長

TATSUYA ANDO

医師、看護師全員で患者さんに接する「チーム医療」で
地域の皆様の健康を守るホームドクター

岩手医科大学医学部を卒業後、岩手県内の各地にある県立病院などで経験を積む。その後父親の営む『安藤内科医院』に戻り、二人で診療を行う。2017年より、開院40年を期に医院の中心となり診療を行う。(葛西駅より徒歩6分)

安藤 達也 院長

安藤 達也 院長

安藤内科医院

江戸川区/東葛西/葛西駅

  • ●内科
  • ●消化器外科
  • ●消化器内科

父の後を継ぎ、更なる医療の充実を目指す

安藤 達也 院長

私が医師の道を志したのは父の影響が大きいですね。小さい頃から患者さんに向き合う背中を見て自然と医療の道を選びました。
医院が開院したのは昭和52年(1977年)。当時は東西線もなく、ハス畑が広がっていたと聞いてます。
大学卒業後は大学院に進みながら岩手県内の各地にある県立病院などで医師としての経験を積みました。地域医療では、都会とは違い医師数も足りておらず、自分の専門以外の疾患を診ることも少なくありません。消化器疾患だけでなく、救急医療、循環器疾患や脳梗塞、白血病などの様々な疾患を経験する毎日でした。現在当院において様々な症状の患者さんに対応ができるのも、岩手での研鑽の日々があったからだと思います。その後平成18年に当院に戻り、副院長、院長と赴任し、父と二人三脚で診療を行っておりました。開院から今年でちょうど40年。父の体力も落ちてきたこともあり、理事長交代という形で継続することになりました。(東京メトロ東西線 葛西駅より徒歩6分)

患者さんの利便性を考え、設備を充実

安藤 達也 院長

当院は地域にお住まいの方に多くご来院頂いています。私が着任して約10年、ありがたい事に父が開院したころから通って下さる患者さんも多くいらっしゃいます。父が守ってきたこの地域の医療を守りつつ、今後もより良い医療を提供して行きたいと思っています。
着任後、最初に力を入れたのは検査設備の充実です。それまで他の医療機関に頼んでいた検査をなるべく院内でできるようにしました。検査や診察が1箇所でできる事で患者さんの負担が減ると考えたからです。
最初に苦痛が少ない鼻からの挿入が可能な経鼻内視鏡を導入し、その後大腸の検査が行えるようにしました。内視鏡検査を少しずつ認知していただくことで、今では遠方からも検査に来て頂けるようになりました。また、地域の医療機関からも検査依頼を頂いています。
さらに連携をしている病院から内視鏡検査の依頼もあり、月数回ですが非常勤で検査を行っています。内視鏡検査時に診断・治療をかねてポリープを切除(ポリペクトミー)することも可能です。以前はポリープ切除時には数日入院が必要でしたが、現在では日帰りで行えるようになり、患者さんの負担も軽減されています。
他にも、エコー(超音波)装置やレントゲン撮影機械などを新調し、診察室などで検査結果をモニターで確認できるようにしました。超音波検査については、順天堂大学消化器画像診断部所属の若林先生に毎週土曜日にいらしていただき、多くの良性・悪性疾患を見つけて頂いています。CTやMRIなど、より詳しい検査が必要な場合には連携先の葛西昌医会病院(徒歩2~3分)に連絡をし、すぐに検査予約をお取りする事ができます。また、こうした検査機器を活用して各種の健康診断や日帰りの人間ドッグも当院で行っています。

禁煙外来、糖尿病など日常の健康管理に力を入れる

安藤 達也 院長

当院へ通院される患者さんは、以前はご高齢の方が中心でしたが、今では若い世代の方も増えています。対象疾患は、糖尿病、高血圧などの生活習慣病や気管支喘息など。さらに胃潰瘍、ヘリコバクターピロリ感染胃炎。潰瘍性大腸炎などの消化器疾患が多いです。2~3人に1人と言われる糖尿病に対する治療や予防・啓蒙には特に力を入れています。
さらに最近力を入れているのが禁煙治療です。職場内や公共機関での禁煙が進んだことで禁煙治療で受診される患者さんが幅広い年代で増えております。なかには、大病やお孫さんの誕生を機に、若い方では結婚や出産を機に禁煙される方もいます。2週間おきに計3か月の通院で卒煙することが可能です。喫煙する事で、寿命が約10年短くなると言われ、英国のデータでは70歳時に23%も生存率が下がる報告があり、早期に禁煙を行うことが健康寿命を延ばすと言われています。
今後はさらに高齢化社会が進んでいく中で、介護や看護の問題が出て来ます。現在医療の現場は介護と医療の分業化が進み、医療機関だけで介護を解決することが難しくなっています。
外部の介護施設や訪問介護ステーションなどと連携をして患者さんを地域で見守る体制が不可欠です。将来的には訪問診療も行っていきたいと考えていますが、マンパワーがないと行うのが難しく、他の医療機関と連携を取りながら進めていければと考えています。
医療は日進月歩であり、今まで正しいと思っていた治療がそうでないという事も出てきます。例えば、身近な便秘という疾患では、市販されている刺激性下剤の長期・多量摂取したことでかえって腸管自体が伸び、便秘を悪化させている事が診療上散見されています。診療の傍ら、一般の方々にも医療の正しい知識を伝えていくことが開業医の役目の1つだと思っています。最近では、学校医を行っている中学校の学生や企業の職員を対象に講演を行い啓蒙活動も行っています。

医師、看護師全員で患者さんに接する「チーム医療」

当院の理念は「目配り、気配り、思いやり」。患者さんとのコミュニケーションを大切にしています。看護師などのスタッフが患者さんとよく話すのも当院の特徴の一つです。医師が診察でよく話す事はもちろんですが、廊下などで看護師が話しかける事もとても重要だと思っています。診察室では緊張して言えないような事が、看護師との会話から引き出される事もあるからです。診察室では「お酒は飲んでいません」と言っていた患者さんが「実は週に何回か飲んでます…」という事もあります(笑)。また生活習慣でも、診察後にスタッフが再認識することで患者さんが正しく理解しているのかを確認することができます。
医師だけが患者さんを診ているのではなく、全てのスタッフでチームとして患者さんとかかわかることで、お互いに補い合い、患者さん一人一人にきめ細かい指導や診療が出来る様に心がけています。
生活習慣病の多くは、日々の食事や運動習慣が大事です。病気を治すお手伝いは出来ますが、患者さんの病気に対する知識や行動変容も重要と考えます。当院では生活習慣病への対策として、毎週火曜日に済生会向島病院の管理栄養士による個別栄養指導も行っています。カロリー制限や炭水化物制限、慢性腎疾患についてはタンパク質制限の指導など、その他に肥満やメタボリックシンドローム、生活習慣の改善に大変有効です。栄養指導など一般外来では時間をかけて行えない点を、専門スタッフは丁寧に指導して行えるため、患者さんの意識も改善され、体重の減量が成功し薬を卒業できた症例もあります。チーム医療の重要性を再認識致します。
また、看護スタッフの医療知識の向上やプレゼン力の向上を目指して、調剤薬局や薬剤メーカーの担当者を交えての勉強会を毎月行っています。看護師や事務にも毎回プレゼンする機会を与え、「ものを伝える」力が向上し、実際の患者指導にも役立っていると思います。さらに、当院では外部医療機関との連携も活発に行い、眼科や耳鼻科、精神科など、より専門性を必要とする疾患については地域の診療機関と連携をとり、地域完結型の医療が提供できるよう心がけています。また、入院が必要な場合には、東京臨海病院、葛西昌医会病院、葛西中央病院など病診連携先にお願いしています。より高度で専門性の治療が必要であると判断した場合には、順天堂大学やがんセンターなどにご紹介させて頂くことも可能です。
患者さんが安心して治療を行えるように病院との連携も構築しています。

これから受診される患者さんへ

現在はインターネットなどで簡単に医療情報を入手することができます。しかし、中には信ぴょう性に首をかしげるものや、誤解を招く情報も少なくありません。「どの情報が正しいの…?」と感じる方も多いのではないでしょうか。
ネット上の医療機関をすべて鵜呑みにせず、ご自身の健康に不安を感じていることがあれば、医療機関に相談して頂くことが重要だと思います。ささいな事でも構いませんので、誤った自己判断やサプリメント等を購入する前に「健康相談」という気持ちで受診して頂ければと思います。
受診時に会社や行政の健康診断結果やお薬手帳などがあれば、診断・アドバイスに大変役立ちますので、お持ちください。お住まいの地域によっては無償や低料金で一般健診やがん検診を受けることができますので、病気の予防、早期発見・早期診断のために、年に一度はご自身の健康チェックをする事をおすすめします。診察は予約不要です。スタッフ一同でお待ちしております。

※上記記事は2017年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

安藤 達也 院長 MEMO

消化器病専門医 /消化器内視鏡専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:フットサル、スキューバダイビング(PADI レスキューダイバー)船舶1級
  • 好きな本:医療系小説(海堂尊、山崎豊子、久坂部羊など)、池井戸潤、手塚治虫 等
  • 好きな映画:バックドラフト、フェイスオフ、レッド・クリフ、スターウォーズ 等
  • 好きな言葉:絆、有言実行
  • 好きな音楽:J-POP、80-90年代洋楽
  • 好きな場所:海(葉山、城ケ島、伊豆)

グラフで見る『安藤 達也 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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