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金澤 信彦 院長

NOBUHIKO KANAZAWA

がんの早期発見・生活習慣病に対する啓発・専門医療を診療方針に掲げ、健やかな毎日を応援。

大学卒業後、大学病院など様々な医療現場で多様な経験を積む。複数の専門医資格を取得し、豊洲駅そばに開業。

金澤 信彦 院長

金澤 信彦 院長

とよす内科クリニック

江東区/豊洲/豊洲駅

  • ●内科
  • ●胃腸内科
  • ●消化器外科

高校三年生の夏、突然の入院が未来を決めた。

金澤 信彦 院長

実を言うとこの道に進む気は全くなく、高校生の頃は物理がやりたかったんです。「宇宙はなぜ出来たのか?」とか、コンピューター関係の仕事も考えたりですとか、とにかく系統が違う仕事に就こうと思っていました。ですが、受験を控えた高校三年の夏に、入院を伴う病気を患ってしまったんです。そのことが医師になるきっかけとなりました。足かけ二か月ぐらいの入院でしたが、その時は原因がわからなかったんですよ。そこで、「物理は趣味でも出来るけど、医学に関しては趣味では出来ない、医学部に進まなくては医学は学べない」と考えたんです。医師になるというよりは、自分の病気について知りたい、病気について研究したいという思いでの医学部進学でした。ですが、大学入学後、直ぐにC型肝炎ウィルスが発見され、私の病気の原因もこのウィルスだったことがわかったんです。大学3年の時には治療法が保険適用になり、私も治療してもらった結果、大学を卒業する頃には治ってしまったんです。ですから、私としては「あれ?」という感じで、卒業した時点で「どうしようか」という状態でした。それでもやはり6年学べば、この経験を活かさなくてはと思うわけで、どうせやるなら「肝炎」について研究しようと、特に消化器内科の専門性を高めてきました。

豊富な勤務医経験を活かすべく開業を決意。

金澤 信彦 院長

勤務医生活は大変ではありましたが、様々な手技を身に付けられますし、苦しくとも医師としては仕方のないことだと思っていました。ですが、結婚し、子供が生まれ、改善される見込みのない勤務体系やそれが当たり前という風潮への疑問が大きくなっていきました。医療に対する一部の心ない報道にも心を折られました。それでも医療の現場が嫌いになったわけではありませんでしたから、この状況から一旦外に出て周りを見直してみようと思い、大学医局のローテーションを外れ、常勤から非常勤になりました。4年ほどの間、いくつかの病院で定期的に内視鏡や外来を行う一方で、スポットで病院やクリニックに伺いました。延べで50はくだらないでしょうか。その中で、開業は頭になかった私でしたが、いい意味でも悪い意味でも「この病院のやり方はどうなんだろう?この医院は良いシステムだ」と影響を受けました。環境を変えて心にゆとりができてゆく中で、多くの患者さんと出会い、もう一度一人一人と向き合ってみたいと思い、開業することにしました。

ドック・検診の持つ重要性と可能性を実感。情熱をかける。

金澤 信彦 院長

きっかけとなったのは非常勤として働いていた時の経験ですね。30代の女性でしたが、胃カメラで来られたところ、カルテの既往症に「大腸がん」と書かれているんです。お話を聞くと前回の検診で進行がんを見つけてもらって助かった、というんですよ。検診でこの女性だけでなく、この女性の家族や同僚、友達、周りの人も大切な人を失わずに済んだ、幸せに出来たんだと思ったら、人生に大きな役割を持っているんだと強く感じ、検診やドックをやりたいと思うようになりました。
私は常勤時代は、消化器内科(消化器専門医・内科専門医)だったので、検診では胃がん・大腸がんばかり診てきました。それが非常勤になると内視鏡だけやっているわけではないので、一般内科の患者さんを幅広く診ることになります。すると通院している患者さんには、せっかく高血圧や高脂血症とわかっているのに十分な治療をされていない方や、必要な検査が行われていない方に遭遇することがありました。脳梗塞など介護が必要となる病気を予防することは、本人だけでなく家族の幸せに直結します。生活習慣病の治療指針は毎年のように変わりますから、改めてしっかり勉強して適切な検診・適切な診療を行っていかなくては!と思いました。
正直言って、救急外来や入院患者さんなど人の生き死にに直結したところで働いていた時は、その忙しさもあって生活習慣病やがん検診などの予防医療を片手間仕事だと考えていた部分があります。ですが、改めてドック・検診の持つ重要性と可能性を実感し、黎明期から日本の人間ドックをリードしてきた聖路加国際病院の予防医療センターにも勤め、またより専門的な知識と技術を高めていく為に人間ドック認定医などの資格を取得しました。

専門医として病気の早期発見に全力を尽くす。

診療方針には、「がんの早期発見」「生活習慣病に対する啓発」「専門医療」を掲げており、専門性を持った内科医として、一般内科、消化器内科、肝臓内科の診療を行います。また、内視鏡専門医としての技術で、日本人に多い胃がん、大腸がんの早期発見を行い、大腸ポリープの日帰り切除なども行っていきます。
当院では上部内視鏡(胃・食道・十二指腸)、下部内視鏡(大腸)の検査を行うことが出来ます。胃カメラは苦痛が少ない鼻からの内視鏡と、高画質で観察ができるハイビジョンの内視鏡を揃えておりまして、早期の食道がんの発見や、大腸粘膜病変の観察に有効なNBI(狭帯域光観察)※による観察も行うことができます。私には肝臓専門医としての経験もありますので、B型肝炎・C型肝炎の治療や、肝臓がんの早期発見に向けても、力を尽くして行きたいと思います。
※NBI:粘膜表層の毛細血管と組織をより見やすくする光学的な画像強調テクノロジーで、内視鏡診断を飛躍的に向上させる。

これから受診される患者さんへ。

胃がんを手術する、心筋梗塞を治す、脳出血の手術をするなど表に立った華々しいヒーローが注目されます。ですが、その背景にはピロリ菌をやっつけて胃がんを予防する・早期発見する、心筋梗塞・脳出血を予防すべく地道に高血圧や糖尿病の治療を行う、などたくさんの裏方がいます。それらもまた患者さんを守るヒーローではないかと思うんです。私はそのような陰で患者さんを支えるヒーロー、裏方になれたらいいな、と思います。目立たないけど実は患者さんをすごい病気から守っているなんて、格好いいじゃないですか(笑)。
生活習慣病の場合、生活習慣を変えるのは非常に困難なことですが、人によっては動機付けをしてあげることで効果が上がることもわかっています。人間ドックアドバイザーとしての知識を活かして、お手伝いして行きますので生活習慣病に悩まれている方もご相談下さい。
また、私の専門は内視鏡、消化器内科ですが、それだけでなく、患者さんと色々と話し合っていきたいですね。専門外のことでも、他の先生へご紹介できる道標、アドバイザー的な役割もしたいと思います。心配なことがあるのに相談相手がいないというのは辛いですよね。私が話を聞きますから、お気軽にご相談下さい。専門性がある、芯のあるクリニックとして頑張って参りたいと思いますので、宜しくお願い致します。

※上記記事は2011.5に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

金澤 信彦 院長 MEMO

血液専門医

  • 出身地:埼玉県
  • 趣味・特技:キャンプ、映画鑑賞
  • 好きな本・愛読書:アガサクリスティ―、高杉良
  • 好きな映画:イージー・ライダー
  • 好きな言葉・座右の銘:誠実
  • 好きな音楽・アーティスト:オフスプリング(The Offspring)
  • 好きな場所:自家用車の中(家族との距離が近い空間なので)

グラフで見る『金澤 信彦 院長』のタイプ

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

どちらかというと
穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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