儘田 幸貢 院長
YUKIMITSU MAMATA
「優しい繋がり」のもとで、
病気の予防と健康管理に力を尽くしていく。
大学病院において消化器科の専門医師として臨床に従事。市中病院、救命センター勤務において幅広い視点からの医療を経験し、『武蔵小山駅前 ままた内科クリニック』を開設(「武蔵小山駅」よりすぐ)。
儘田 幸貢 院長
武蔵小山駅前 ままた内科クリニック
品川区/小山/武蔵小山駅
- ●内科
- ●消化器内科
予防医学に興味を抱いたことがすべてのスタート
もともとは、薬剤師になろうと考えていました。人の体の現象というものに興味があり、それによって発生する「病気を治す」ということに興味を引かれたのです。ところが、時代は変わります。治療より、むしろその前の段階でいかに病気の発生を防いでいくか。医療全体の方向性がそのようにシフトしていっているのを目のあたりにし、医師を目指すようになったのです。
消化器内科の医師としてキャリアをスタートさせた私は、その後、救命センターに赴きました。自分の中では、この時期に消化器以外の病態を数多く診させてもらったことが大きかったように思います。それまでは特定の臓器だけを診て、すでに診断が下った方を治療していたわけです。それが救命センターでは、目の前の患者さんの情報を一から取得し、広い目で病態を絞っていくことが求められます。より広い視野で患者さんと接していきたい。その感覚が養われたのがこの時代であり、その行き着いた先が、『武蔵小山駅前 ままた内科クリニック』の開院につながったことは確かだと思います。
この地域を走る路線は、昔、目蒲線と呼ばれていました。当時は、日本一ローカルな電車と呼ばれていたものです。駅前を中心に見た目は変わったところもありますが、今だ残る人情味にあふれたこの街で、地域に根差したクリニックにしていけたらと考えています。
緊密な診療連携により、迅速・適切な医療を可能にする体制
患者さんはこの地域の方がおよそ8割。午前中は、ご高齢の方を中心にじっくりと話をうかがいながら、という形。これが夕方になりますと、ここは駅からも近いものですから、お若い方が多い印象です。
いわゆる慢性的な疾患に加え、この地域においても心臓疾患などの急性症状を抱えた方を拝見するようになりました。すみやかな対応が求められる場面では、救命センターで養ったもう1つの感覚、早め早めの対応ということが役立っているかと思いますし、より専門的な治療を必要とした場合早期に地域の高次病院に送らせていただいています。
私が長く勤務していた東急病院を始め、近隣には設備も人材も充実した基幹病院が多数存在しています。クリニックではすべての病院と医療連携を結んでいますので、病状や患者さんのご希望を勘案し、最適と思われる病院へとご紹介する体制を整えています。
未病の状態での、生活習慣の改善に力点を
すべての病気は理由がなく発生しているのではなく、理由があって発症しています。私は予防医学の根本となる考えを留学先の米国で学び、帰国後は実際の臨床に置き換えながらこれまで診療をおこなってきました。
生活習慣病と呼ばれるものは、多くの疾患の呼び水となります。糖尿病の方の発がん率が高さは、その論拠となるものでしょう。私たちは、病気の連鎖となるその原因を1つひとつ取り除いていくことが求められるのです。
その1つとして、クリニックでは頸動脈検査に力を入れています。実に、60歳以上の4割から5割近くの方に多かれ少なかれ、プラークがあることが指摘されています。ただし、プラークがあるからといってそのすべてが病気につながるのではなく、それが将来的に何かトラブルを起こすものなのか、それとも加齢現象の1つであるのかといったことを区別していかなくてはなりません。前者であれば当然何らかの治療が必要になりますが、8割の方については、生活習慣を見直すことでリスクの軽減を図ることが可能です。
むろん、生活する環境はみなさんすべて異なります。カラダに良いからといって押し付けるわけにはいきませんし、1人ひとりの方ができることを考えながら指導していく必要はあるでしょう。その方の10年、15年、20年後を見据え、今何ができるかを模索し、実践していただくのが大切だと考えています。
内視鏡検査や超音波検査で、発癌リスク、早期発見につなげる
国民健康保険における健康診断は全体的な傾向をつかむためのものであり、それを補完するための超音波検査や内視鏡検査にクリニックとしては重点を入れるべきと考えています。
内視鏡検査は、一昔前に比べればずいぶんと楽になっているのではないでしょうか。クリニックでは鼻から入れる経鼻内視鏡検査を導入していますが、1度経験されると、必ずといっていいほど次回も鼻からの検査を希望されます。
内視鏡検査は、ピロリ菌の存在が疑われる方、あるいは過去に持っていた方に関しては、できれば毎年受けていただいたほうがよろしいでしょう。加えて、昨今は食の欧米化の影響もあってから、食道がんの増加が懸念されています。食道がんとお酒やタバコの組み合わせが非常にリスクが高いことは間違いないことで、これに当てはまる方は定期的な検査を受けることをおすすめします。
これから受診される患者さんへ
他者とのなんらかのコンタクトによって、時に刺激を受け、時に安らぐことを繰り返していくことが、人を人たらしめるのだと思います。つまり、人が人であるためには、つながりというものが大事なのです。
当院の理念である「優しい繋がり」とは、実は、私の2人の子供の名前にあやかったものです。家族という小さな単位ですけども、その「やさしいつながり」が、地域にまで広げていくことができればと願い、理念として掲げさせていただきました。
病気だけではなく、少しでも不安を感じることがあればお気軽にご相談ください。地域の方が安心して暮らしていくための一助になることができれば幸いに思いますし、その輪を広げていく役割の一端を担っていきたいと思っています。
※上記記事は2016年9月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
儘田 幸貢 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:「子供との楽しい時間」
- 好きな本:野口英世・伝記
- 好きな映画:バック・トゥー・ザ・フューチャー
- 好きな言葉・座右の銘:「挑戦なきところに成功はない」
- 好きな音楽:80’s、90’sの音楽
- 好きな場所:フロリダ
グラフで見る『儘田 幸貢 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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武蔵小山駅前 ままた内科クリニック
儘田 幸貢 院長
品川区/小山/武蔵小山駅
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