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長嶋 勝 院長

MASARU NAGASHIMA

神経内科の専門医として。地域のかかりつけ医として。地元の方に恩返しをすべく奮闘。

新潟大学の神経内科にて世界的に有名な椿忠雄教授に師事し医師としての基盤を作り、卒業後は東京医科歯科大学の医局員となって関東へと場所を移し、その後三軒茶屋駅より徒歩15分の地に『ながしまクリニック』を開院。

長嶋 勝 院長

長嶋 勝 院長

ながしまクリニック

世田谷区/太子堂/池ノ上駅

  • ●内科
  • ●脳神経内科
  • ●訪問診療

小説家に憧れ、精神の基盤が脳神経にあると考えたゆえに進んだ神経内科の道。

長嶋 勝 院長

本当は小説家になりたいと思っていたのです。松田道雄さんや、なだいなださんのように、お医者さんで作家さんというのに憧れましてね。ですから、当初は精神科に興味を持っていました。人の心がわかれば、それが小説を書くのに役立つだろうと思ったのです。最終的にそれが神経内科となったのは、精神の基盤が脳神経にあると考えたゆえです。それがきっかけで、今の道に到ったということですね。
私が籍を置いた新潟大学の神経内科には、世界的に有名な椿忠雄教授がいらっしゃいました。椿教授は、有機水銀中毒の新潟水俣病を突き止められた方です。さらに、スモンという病気をご存知でしょうか。キノホルムという整腸剤が原因で、手足のしびれや目が見えなくなるという症状をきたす病気で、これを突き止められたのも椿教授です。その先生に師事したことで、私の医師としての基盤ができあがっていったと思っています。
その後、東京医科歯科大学の医局員となって関東へと場所を移し、2008年に『ながしまクリニック』をこの地に開院致しました。私はこの辺りに住んでいたものですから、土地勘もございましたし、自分が培ってきた知識と経験を、お世話になっている地元の方に恩返しをするつもりで始めました(東急田園都市線・三軒茶屋駅より徒歩15分、小田急線・下北沢駅より徒歩15分、京王井の頭線・池ノ上駅より徒歩13分)。『ながしまクリニック』では内科・神経内科・訪問診療を行っています。

専門である神経内科とは。

長嶋 勝 院長

パーキンソン病や、次第に手足が動かなくなる筋萎縮性側索硬化症(ALS)、さらに免疫の異常によるギラン・バレー症候群といった難病があります。これらは非常に珍しい病気ですが、よく周知されている病気として、認知症があります。
認知症はいくつかの型に分類されますが、このうちのアルツハイマー病は、アミロイドβという物質が脳にたまることによって起こる病気です。パーキンソン病もα-シヌクレインがたまる病気です。
いったん発症した病気を治療することはなかなか難しいですが、この難問を将来的に解決すべく、奮闘しているのが神経内科ということになります。

様々な神経内科の症状を幅広くつぶさに診ていくこと。

長嶋 勝 院長

高血圧や脂質異常症、糖尿病はアルツハイマー病のリスク要因であり、同じく神経内科の範疇である脳梗塞のリスク要因となります。生活習慣病が、最終的に脳梗塞となり、アルツハイマー病となる。つまり、アルツハイマー病は生活習慣病の延長線上にあると考えられるのです。川の流れにたとえますと、上流から下流まで、大きな流れの中をつぶさに診ていく姿勢が我々には求められます。
発症した認知症の治療は難しいと申しましたが、最近では、ごくごく早期の状態のアルツハイマー病を血液によって把握することができるようになりました。その状態をMCI(軽度認知機能障害)と言い、この段階において適切な治療や予防をおこなうことにより、認知症の発症を防ぎ、遅らせることができます。クリニックではこのMCIのリスクを測る血液検査をおこなっており、これにより予防の意識が高まっていくことを私も期待しています。

訪問診療により、最初から最後までしっかり面倒を見させていただきたい。

ゆりかごから墓場までではないですけども、最初から最後までをしっかり面倒を見ていきたいということですね。骨折によって寝たきりの状態となることもありますが、認知症によってもそれは起こります。症状が進めば手足を動かすことが不自由になり、それとともにやる気が失われていく廃用症候群は、その顕著な例と言えるでしょう。そうならないようにするには、身体をよく動かし、同時に頭をよく働かせる取り組みが必須です。私は日本リハビリテーション学会認定医でもありますので、患者さんやそのご家族に対し、効果的なリハビリテーションを伝えていく役割も担っていると思っています。

これから受診される患者さんへ。

大きな病院ですと、3ヶ月に1回程度の受診がせいぜいというところでしょうか。そうなりますと、薬の調整を細かくおこなうことが困難になります。もっときめ細やかに調整をおこなえば、改善に向かう方は多くなるわけですから、その方々を今の立場で拾い上げていければと思っています。
それは、地域のかかりつけ医たる我々の役目です。今の傾向として、皆さんが大きな病院を望むばかりに、結果として患者さんも医師も疲弊するという状況が起きています。『ながしまクリニック』は、地域の方々のために存在します。身体に不安があれば、いきなり大きな病院に行こうとせず、まずはかかりつけ医をご利用ください。常に診れる立場にあるからこその、きめ細かい医療を提供していきたいと思っています。

※上記記事は2015.10に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

長嶋 勝 院長 MEMO

神経内科専門医

  • 出身地:新潟県
  • 趣味・特技:アルゼンチンタンゴ、スペイン語学習/囲碁初段
  • 好きな本:ドキュメンタリー
  • 好きな映画:007シリーズ
  • 座右の銘もしくは好きな言葉:医師の不勉強は罪悪である
  • 好きな音楽:タンゴ
  • 好きな場所もしくは好きな観光地:スペイン、ハワイ、グアム、ウィーン

グラフで見る『長嶋 勝 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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