北浜 謹司 院長
KINJI KITAHAMA
六本木のホームドクターとして、よりよい医療の提供を目指し「病診連携」を心がける。
東京大学医学部卒業後、附属病院に勤務し血液医学を学ぶ。その後ドイツのフライブルグ大学内科免疫血液学研究室で研究生活を送り、帰国後、 六本木電気ビルに開業する。
北浜 謹司 院長
六本木北浜診療所
港区/六本木/六本木駅
- ●内科
- ●リウマチ科
戦争の真っただ中で、医師を目指す。
私が学生だった当時は、戦争の最中でした。20歳以上の学生は兵役が義務づけられていましたが、医学部と理系の学生は例外で、卒業するまで勉学に専念することができました。これが私が医師を志したいちばんの理由かもしれません。また、私の母は現・東京女子医大の前身の学校に入学したのですが、病気になり休学したという経緯があるので、そのことも医師になった理由のひとつかもしれないですね。
東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院に勤務し、内科に在籍しながら、当時最先端の分野だった血液医学を学びました。その後ドイツに留学し、フライブルグ大学内科免疫血液学研究室で研究生活を送りました。子供が産まれたので1年で帰国し、大学病院に戻ったあと、諸般の都合から開業しました。私も家内も東京で育った人間ですから、開業する場所は東京都内で発展する可能性の高い場所でと考えており、六本木に開業しました。当時の六本木は、大きなビルが建ちはじめた頃で、街に活気を感じましたね。
なんでも相談できる六本木のホームドクター。
東京メトロ日比谷線、都営大江戸線の六本木駅から徒歩0分の現在の場所に、1973年に開業して、今年で41年目になります。私たちが医師になった時代は、医師はいろいろな科のことを知っていなきゃいけない、と教育された時代でした。実際に私は地方の病院に勤務して、外科の院長と2人でいろいろな病気の患者さんの診療にあたっていた時代もあります。概して、東京の医師は分業化されていて専門性が高いのが普通ですが、当院では内科、整形外科、小児科、耳鼻咽喉科など広く診療を行っています。当院ですべて治療するということではなくて、ホームドクターの初期医療として、なんでも相談にのるという姿勢で患者さんを診てさしあげています。私の手に負えない疾患の場合は、専門医をご紹介していますね。
千差万別の患者様、一人ひとりを大切に。
来院される患者さんは千差万別ですが、もっとも多いのは風邪、高血圧、高脂血症などの患者さんですね。また、膝や腰が痛い、耳の聞こえが悪い、というご高齢者も来院されます。開業当時はサラリーマンの方が多かったのですが、最近はサラリーマンの方とご近所に住む方が同じくらいになってきました。六本木のにぎやかな通りから少し奥に入ると、住宅街がありますからね。私が歳をとったということもありますが、親子三代にわたって来院してくださっているご家族もいて、お子さんも増えてきています。
今はだいぶ少なくなりましたが、六本木という場所柄、有名人の方も来院されています。私はよく知らないのですが、受付のスタッフから「今の方は有名な女優さんですよ」と後から聞くことが多いですね(笑)。
六本木ならでは、有名人のエピソードも。
扁桃腺が腫れて来院した女性がいて、診断書が必要だと言うので、書いて差し上げました。その女性は有名なタレントさんだったようで、普段、私はあまりテレビを観ないのですが、その日の夜たまたまテレビを観ていたら、なんと私が書いた診断書がテレビの画面に突然映し出されました(笑)。その女性タレントのマネージャーさんが「今日は○○は扁桃腺が腫れて出演できません。これが診断書です」と言っているのです。これにはとても驚きましたね(笑)。
これから受診される患者さんへ。
どんな相談にものり、なんでも診るホームドクター的な存在として、長年ここで開業していますから、とにかくお気軽にいらしてください。患者さんに対して心がけているのは、病気についてできるだけわかりやすく説明することです。さらに、病院と診療所がそれぞれの役割を分担して患者さんのために互いに連携しながら、よりよい医療の提供を目指す「病診連携」を心がけ、診療にあたっています。
また、風邪が悪化して高熱が出てから来院されるよりも、「風邪をひいたかも」「なんだか身体がだるい」といった早い段階で来院されることを皆さんにおすすめしています。風邪だと思っていても他の病気が隠れている可能性もありますし、早い段階での治療のほうが治りも早いですからね。
※上記記事は2015.3に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
北浜 謹司 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:音楽鑑賞、スポーツ鑑賞
- 好きな本:夏目漱石の本
- 好きな映画:ハムレット
- 好きな音楽:モーツァルト、ベートーベンの曲
- 好きな場所:ドイツのブラックフォレスト
グラフで見る『北浜 謹司 院長』のタイプ
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
どちらかというと エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
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穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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