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平井 貴志 院長

TAKASHI HIRAI

専門性を生かしながら、長いお付き合いの出来る地域のかかりつけ医でありたい

日本大学卒業。同大学消化器科に在籍。2009年に先代院長のあとを継ぎ、『平井医院』を継承。(都電雑司が谷駅から徒歩約8分)

平井 貴志 院長

平井 貴志 院長

平井医院

豊島区/雑司ヶ谷/雑司が谷駅

  • ●内科
  • ●胃腸内科
  • ●消化器内科
  • ●内視鏡内科
  • ●消化器外科
  • ●糖尿病内科
  • ●代謝内科
  • ●内分泌内科
  • ●老年内科
  • ●小児科
  • ●外科
  • ●訪問診療

幼い頃から慣れ親しんだこの場所で

平井 貴志 院長

父は戦後すぐにこの場所で小児科の医院を開業していました。その姿を小さな頃から見ていたからこそ、自然にこの道を選ぶことになったのだと思います。ただ、正直なところ、いざ医者になってみると、その大変さは想像以上でした。国家試験の勉強も大変でしたけど、医者になって毎日当直という生活になると、「これなら毎日国家試験でも良いな」と思ったものです(笑)。
どれくらいの期間が過ぎた頃からだったでしょうか。段々と仕事に慣れ、スキルを身につけ、研究の場にも身を置くようになると、やりがいと意欲を感じるようになっていきました。最初のうちは、毎日がドキドキだったんですけどね(笑)。

消化器を専門に選んだのは、“見た目”で勝負が出来ることが自分に向いてると感じたからです。消化器はバリウムにしろ内視鏡にしろ超音波にしろ、画像診断がメインになります。“見たまま”が診断に直結するところに興味を抱いたといわけなのです。
2009年に身体を悪くした父に替わり、『平井医院』の院長職を引き継ぎました。この辺りも最近は新しいお家が増え、新しい住民の方も増えてきましたが、患者さんの多くは私が昔から知っている方々です。小さい頃にあれやこれやお世話になっていますので、えらそうなことを言う気にはとてもなれませんね(笑)。

見落としのない、なるべく苦痛の少ない内視鏡検査

平井 貴志 院長

慢性疾患を抱えたご高齢の方もいらっしゃいますし、お子さんの予防接種から健康診断まで、あらゆるものを拝見しています。中で当院の最も特徴と言えるのが、内視鏡検査です。
内視鏡検査をおこなうにあたっては、出来る限り苦痛がなく、見落としのない検査を心掛けています。鎮静剤の使用により、恐怖感や苦痛はずいぶん少なくなったと思いますし、胃に関しては嘔吐反射がほとんどない経鼻内視鏡の普及がずいぶんその役に立っているのではないかと思います。一昔前は「鼻からは怖い」という方も少なからずいらっしゃいましたが、1度その良さを実感されますと、ほとんどの方が鼻からの内視鏡を選ばれますね。
「見落としのない」ということについては、これはスコープの進化に因るところも大きいのです。本当に細かなところまで見えるものですから、その分時間を掛けたくなるのが人間というものですが、患者さんに負担を掛けないよう、出来るだけ早く正確に診ていくということを心掛けています。

私は大学で大腸癌にまつわる診断学を研究していました。画像から、どのポリープが癌化しやすいかとといったことを研究していたわけですが、これは内視鏡検査の精度に直結します。その経験があるということが、検査をやる際、大いに役立っていると思っているところです。

かかりつけ医の役割としての在宅診療

平井 貴志 院長

90代を迎えたおじいちゃん、おばあちゃんも珍しくなくなってきていますので、その方達が歩けなくなり、「先生のところに行けない」となることから、在宅診療に赴く機会が多くなってきました。
医院の外来で拝見するのと、在宅診療で拝見することに大きな違いはありませんが、在宅の場合は身体だけを診ていればいいという状況でなくなっているのは確かです。たとえば認知症の場合、周囲の環境次第で症状はずいぶんと変わってきます。周囲がいつもイライラしていると、その空気が患者さんに伝わり、状況が悪くなってしまうことがありますので、周辺に目を配るということも大切になってくるのです。また、介護をされる方の状態にも目を向けていかなくてはなりません。いわゆる老老介護も少なくありませんし、介護をされている方が疲れきってしまうと元も子もありませんから、その場合は行政に連絡を取り、介護サービス等を受けられるようお手伝いすることもあります。
医療以外の部分の要素が大きくなってくるわけですが、実際のところ、そうした要素も含めて診ていくのが、これからの地域医療のあり方なのかもしれません。

より多くの人が幸せになれる社会へ

欧米に比べ、日本はワクチン後進国と言われています。ワクチンの普及が行き渡らないことの理由にはさまざまな要素が考えられますが、1つには、メリットよりもデメリットに目を向けてしまうこの国の風土が大きいのかもしれません。副作用を心配なさる親御さんの気持ちは理解出来ます。しかし、それが元で重要な疾患が周囲に広まってしまうのは最も避けたいことですし、公衆衛生的な観点からもワクチンを積極的に受けるという風潮を熟成させていきたいところです。
地域の医師会では、その予防接種や健診事業、あるいは在宅医療などをどう進めていくべきかを日々検討し続け、実践しようとしています。区民に対してどれだけ身のある貢献が出来るか。各診療所での診療ももちろん大切ですが、広い視野を持ち、より多くの人が幸せになれる世の中づくりに少しでも貢献していけたらと思っています。

これから受診される患者さんへ

膝や腰が痛いと言われる方が多いのですが、毎日とは言わず、2週間に1回でいいので歩いて来院されることをお薦めしています。医学の発展により、脳卒中などの動けなくなる病気は減少傾向にありますが、懸念されるのは高齢化が進んだことにより、骨粗しょう症や関節性疾患で動けなくなってしまうことです。ひとたび体力が落ちればそれを元に戻すのは容易なことではありません。いつまでも元気で楽しい人生を送れるよう、出来るだけ活動的に毎日を過ごしていただければと思います。

※上記記事は2018年2月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

平井 貴志 院長 MEMO

消化器内視鏡専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味:ギター、サーフィン、スキー、スノボ
  • 好きな本・作家:時代物・司馬遼太郎
  • 好きな映画:オールジャンル
  • 好きな言葉:「スロー&イージー」
  • 好きな音楽:スラックキーギター
  • 好きな場所:海と山

グラフで見る『平井 貴志 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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