木村 裕之 院長
HIROYUKI KIMURA
プロの内科医として
自分の持てる技術をすべて出し切る
大学卒業後、大学病院の内科に研修医として入局、その後関連病院、大学病院の消化器科に勤務。さらに救急医として大学病院に16年勤務し、2005年、学芸大学駅から徒歩5分のこの地に開院。
木村 裕之 院長
木村メディカルクリニック
目黒区/五本木/学芸大学駅
- ●内科
- ●胃腸内科
- ●消化器内科
- ●呼吸器内科
- ●循環器内科
- ●脳神経内科
- ●アレルギー科
- ●健診・検診
一秒を争う救急の現場で培った経験
小学校の担任の先生が「この子は勉強ができるので、医学部へ行った方がいい」と、両親に勧めたんです。それでまず、親がその気になって(笑)、自分もイヤな気はしなかったので、勉強を続けて医師になろうと、漠然とではありますが思いました。ただ当時は、顕微鏡を見るのが好きだったので、病理医との間で迷いました。しかし、実際に患者さんと接して病気を診断・治療する医師の方がいいと、親と相談し判断しました。
大学卒業後は大学病院の内科に入局、研修医として働きました。その後、関連病院に勤務した後、大学病院の消化器科へ戻りました。それから一年ほどしたある日、突然、教授が「救急へ行ってくれる人いないか?」と声がかかりました。関連病院で救急の経験があったので、真っ先に手をあげました。結局、手を挙げたのは私一人でしたが…(笑)。救急は大変な現場ですが、一秒を争う仕事にやりがいを感じていたので、手を挙げたことに迷いはなかったですね。
「苦しくない・辛くない」口コミで広がった内視鏡検査
大学病院に16年ほど勤めてから当クリニックを開設しました。2005年のことです。場所は、東急東横線「学芸大学駅」から歩いて5分ほどのところにあります。年齢層は10代から100歳を超えた患者さんまで幅広いです。救急医をしていたこともあり、ほぼ内科全般は診ることができますが、消化器系の病気の患者さんが約40%、うち内視鏡検査の患者さんは1日12、3人ほどです。40代の方が多いですね。
当クリニックの内視鏡の特徴は「苦しくない・辛くない」です。秘訣は睡眠剤系の鎮静剤を患者さんに合わせて適量使用することです。これにより、“寝ている感覚”で楽に検査を受けられます。これがご家族や身近な知人の間に口コミで広がったのか、ご夫婦で内視鏡検査を受けられるケースが多いですね。
プロの内科医としての素早い判断力、技術
専門は消化器内科ですが、一般内科や循環器科、呼吸器科、神経内科、アレルギー科のほか、人間ドック、胃・大腸内視鏡検査など幅広く診察しています。これはやはり救急医としての経験が生きていると思います。救急医は患者さんを選んでいられませんから、すべての診療科目に精通していなければなりません。結局、救急には約十年いましたが、そこでの数多くの経験は、今の私の土台になっています。技術はもちろんですが、判断力を養えたことは大きかったですね。救急医のころは、患者さんが救急車から降りてベッドに着くまでの間に可能性のある病気を3つほどに絞り込んでいました。患者さんを救うためにはその判断ができなければならないのです。
ここにいても例えば、待合室に座っている患者さんの様子は常に見ています。そして診察室のドアが開いたら瞬間から、顔色はどうか、歩き方はどうか…など、いろいろ観察し、患者さんの今の状態をチェックします。ですから診察前には、その患者さんのおよその病気の見当はついています。これはプロの内科医師としては当たり前のことだと思っています。
内視鏡医としての原点
大学病院の関連病院に勤務していたころ、私の当直の際に吐血した患者さんがいたんです。まわりにはほかに先生がおらず、加えて私はほぼ新人で、内視鏡の経験も浅く、どう対応していいか分からず、完全に腰が引けていました。そんな時、たまたま内視鏡室に看護師さんがいて、「私がお手伝いしますので、やりましょう」と言ってくれたんです。「この患者さんを助けられるのは自分しかいない。医師としてやるしかない!」と、覚悟を決めて、手術に入りました。想像通り、患者さんの胃の中は大出血していましたが、止血剤を使ってなんとか血を止めました。
翌日、外科部長に呼ばれました。「怒られるなあ」と思っていたのですが、逆に「お前ひとりでやったのか。すごいぞ!内視鏡で食っていけるぞ!」と言われ、自信がつき、すっかりやる気になってしまいました。
これから受診される患者さんへ
開設1年目から、初診の患者さんだけで3千人ほど来院されました。なぜこんなに?と不思議に思いましたが、よく患者さんに言われるのが「ここに来ると安心する」という言葉です。私は自分の患者さんのことは完全に把握しています。そのため前回の診察との比較なども分かりやすく説明することができます。特に意識はしていないのですが自然とそうした診察を行うことに患者さんは安心感を覚えるのかも知れません。
今でも月の初診が100人以上いますが、患者さんに求められたら医師として断れません。混んでいてお待たせすることもあるかと思いますが、自分の持てる技術をすべて出し切り、ベストを尽くして診察・治療にあたりたいと思っています。
※上記記事は2016年6月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
木村 裕之 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:ゴルフ、釣り、プラモデル、DVD集め
- 好きな作家:芥川龍之介
- 好きな映画:007、ミッション・インポッシブル
- 好きな言葉・座右の銘:臨機応変、変幻自在
- 好きな音楽:クラシック
- 好きな場所:ハワイ、伊豆、房総、沖縄
グラフで見る『木村 裕之 院長』のタイプ
穏やかでやさしく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかでやさしく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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