イノウユキコ婦人クリニック

稲生 有伎子 院長の独自取材記事

稲生 有伎子 院長

自分の物差しだけで診ないように
その人その人を尊重して診させていただく

稲生 有伎子 院長イノウ ユキコ

病院には11年間勤務し、1990年に『イノウユキコ婦人クリニック』を開院いたしました

本当に単純に、「人の役に立つって素晴らしい」と思ったんです

稲生 有伎子 院長

「これからは、女性も手に職をつけて自分で食べていけるように」というのが両親の希望でした。そこで、何か社会のお役に立てることで、なおかつ資格のいる仕事ということで医学部を希望するようになったのです。なぜでしょうね?私は本が好きでしたから、その頃に読んでいたシュバイツァー博士の伝記などに影響を受けていたのかもしれません。本当に単純に、「人の役に立つって素晴らしい」と思ったんですよ。
産婦人科を選んだのは、この科が手術もおこなう外科系であったことと、その多様性に惹かれてのことでした。あとは、私自身、女性だからということもあったでしょうね。あまり興味のないところに進んでも長続きはしないでしょうし、多少はつらくても、やりたいものならがんばれるだろうと思ったのです。まあ実際、当直も多くて、大変は大変でしたけども(笑)。
病院には11年間勤務し、1990年に『イノウユキコ婦人クリニック』を開院いたしました(東急東横線・学芸大学駅より徒歩10分)。当クリニックは、繊細な女性のための、女性によるクリニックです。何かお困りのことがありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

予断を持たず、目の前にいるその人に向き合っていくこと

稲生 有伎子 院長

年齢によって主訴もいろいろと変遷はしてきますが、月経に関することが多いですね。月経不順であるとか、生理痛とか。次いで多いのが、いわゆる“かゆみ”です。原因は膣炎であったり、性感染症であったりとこれもさまざまですが、中には、原因が見当たらないという方がいらっしゃいます。そういったお悩みについては、漢方が効力を発揮します。病気と未病の狭間と言いますか、全身の状態を改善に向けていくとういことに関して、漢方は非常に役立ちます。
診療に際しては、予断を持たず、目の前にいるその人に向き合っていくことを常に心掛けています。女性同士だから気軽に話せるという部分もあるかと思いますけども、逆に同性だからこそ、厳しい目で診てしまうこともあると思うんです。人間は、自分の経験に照らしてものを考えるという面があります。ですから、自分の物差しだけで診ないように、その人その人を尊重して診させていただこうと思っています。

自分の人生計画に合ったものを選択していただきたい

稲生 有伎子 院長

ピルが経口避妊薬だということは認知されてきていますが、実際に利用されている方はまだまだ少ないというのが現実です。これには副作用の心配や、ホルモン剤に対してのネガティブなイメージがあることも大きいのでしょう。しかし、現在の低用量ピルには、以前のようなトラブルはほとんどありません。もちろん薬であるからには副作用が起こる確率はゼロではありませんし、ピルに向かない方もいらっしゃいますが、これほど安全で確実な避妊法は他にありません。ピルにはまた、副効用というものがあります。ピルを服用することによってホルモンの状態が安定しますので、月経前症候群等のお悩みに対しても非常に有効です。
ピルに次いで避妊効果が高いもに、子宮内避妊具(IUD)やミレーナ(IUS)があります。IUDとは、子宮内にプラスチック状のものを入れることにより、受精卵が着床することを防ぐ避妊法です。いわゆる避妊リングと呼ばれるもので、これは以前から存在します。
それに対してIUSは、IUDに黄体ホルモン剤が加わったものとお考えください。ピルの高い避妊効果と、IUDの長期の避妊が可能になる点は大きなメリットです。
ピルもIUDもIUSもそれぞれに特徴がありますので、自分の人生計画に合ったものを選択していただきたいですね。

まずは、自分の身体を大事にすることから

10代、20代、30代の方は、自分の身体をとにかく大切にしていただきたいと思います。最近は、生活習慣の乱れや無理なダイエットが原因で無月経になる方を少なからずお見受けします。今の人は、「生理なんかないほうが楽」と思われる方も多いのですが、遠くない将来、それが禍を呼ぶこともあるのです。まずは、自分の身体を大事にすることから。そして、自分の身体のことをよく理解するよう努めてください。月経があるから、妊娠がいつでも可能なわけではないのです。これは、私たち自身も真剣に取り組んでいかなくてはならない課題だと認識しています。

これから受診される患者さんへ

女性の悩みは年齢というステージによって変わっていきます。その悩みを相談することを躊躇されることはありません。「こんなつまらないこと、相談していいのかしら?」なんて、思わないで欲しいのです。もしそのお悩みが他科のものであっても、しかるべき道筋をつけていきますし、それは開業医にとって重要な役割でもあります。どうぞ気持ちを軽く持っていただいて、親しい人に会うつもりで利用していただきたいですね。

※上記記事は2016.3に取材したものです。
情報時間の経過による変化などがございます事をご了承ください。

稲生 有伎子 院長MEMO

出身地:
東京都
趣味:
ゴルフ、三味線・小唄
好きな作家:
城山三郎、山崎豊子、松本清張
好きな映画:
ちょっぴりコメディで、ほんわかできる作品
好きな音楽:
オールジャンル
好きな観光地:
京都、ニュージーランド、台湾

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