野本 花奈 院長への独自インタビュー

女性が活躍できる仕事をと考え医師の道に

子供の頃から「手に職をつけなさい」と言われていましたし、自分でもそうありたいと思っていたんです。得意の数学を活かせる理系に進み、女性が活躍できる仕事をと考えて医師の道を選びました。父が東京の大学を出ていたこともあり、「一度は東京で勉強しなさい」と言ってくれたので、大学進学と同時に上京しました。そこで先に来ていた姉と一緒に住んでいたんです。
内科を選んだのは、全身を診ることができる科だったから。その中でも循環器科でカテーテルの技術を学ぶことに没頭しました。卒業後は大学病院で心臓のカテーテルの治療にあたりました。勤務医として働いているときに1人目の子供を出産し、産後も大学病院に戻ったのですが、保育園のお迎えの時間などに限界があったので家の近くの病院に移ったんです。ただ、勤務医である以上、時間のやりくりが困難であるとこに変わりありません。そこで、家から歩いて通えるところに開業しよう！と決めたんです。子供が学校から直接ここに帰ってくることができますし、診療を17時までにしているので家で長い時間待たせる負担もありません。開業したてのころは仕事と育児でとても忙しかったのですが、忙しいことはまとめてやってしまおうという気持ちで乗り切りました。

心臓（ハート）の専門医院として、心（ハート）のこもった医療をご提供

当院は駒沢通り沿いにあり、目の前は国立病院機構東京医療センターです。大学時代からこの辺りに住んでいたので、開業するならこの地域でと思っていました。この場所は歩いて探したんですよ。父がデザインに関わる仕事をしていたので、内装や外観は父にお任せしました。普段、私が使っている机もそうですが、院内の木は愛媛から取り寄せてもらったんです。落ち着いた雰囲気で、患者さんにもリラックスしていただけるような空間に仕上げてもらいました。
診療科目は内科、循環器内科です。内科で一般的な疾患を診る他に、循環器内科では狭心症や心筋梗塞、不整脈などを診ています。また、禁煙外来もおこなっていますし、睡眠時無呼吸症候群の検査も可能です。院名の「ハート」には、心臓の専門であることと、心のこもった医療をしたいという思いが込められています。大きな病院だとなかなかゆっくり話を聞いてもらえないという患者さんが多いですよね。当院ではそこを改善すべく、患者さんの悩みにきちんと耳を傾け、丁寧な診療を心がけています。また、これまでの経験を活かしながら、大病院での検査が必要かどうかの判断が適切にできるというところも強みかなと思います。

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