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丸山 博史 院長

HIROSHI MARUYAMA

年間数百件の外科手術執刀から、父の想いを継承する地域医療へ。再生医療も取り入れ、幅広い年齢層の患者さんに優しく寄り添う

昭和大学大学院修了後、複数の病院の整形外科・脊椎外科で研鑽を積む。2023年『丸山整形外科』院長に就任。

丸山 博史 院長

丸山 博史 院長

丸山整形外科

練馬区/東大泉/大泉学園駅

  • ●整形外科
  • ●リウマチ科
  • ●リハビリテーション科

地域医療に貢献する父の姿に憧れて医師の道へ

丸山 博史 院長

整形外科医の父は私が4歳の頃に『丸山整形外科』を開院し、それから40年近くこの大泉学園の地域に根差して長く医療貢献をしてきました。幼少の頃から父が診療する姿を間近で見てきて、かっこいいなと思ったものです。長きに渡りその背中を見てきて、やはり私も自然と医師を目指すようになりました。もともと外科系に関心があり、最終的に整形外科に進みたいと思ったのも、父の影響が大きいです。研修後は卒業した医大の本院で専門医を目指し、関連病院などでの経験を経て、脊椎外科のチームで年間200~300件の外科手術を執刀してきました。かねてから、「当院を継承してほしい」と間接的に言われていましたし、私自身もこの町で育ってきましたので大泉学園の地域医療に貢献したいと思い、2023年に院長に就任しました。勤務医の頃とはがらりと環境が変わりました。ここでは手術はできませんが、そこまでの治療としてできる限りの医療を患者さんに還元したいと思っています。保存療法だけにこだわりすぎず、やはり手術が必要な方もいますから、そこは適切なタイミングを逃さずに高度医療機関へお繋ぎします。

多くの手術に携わってきた慧眼で、地域の患者を見守る

丸山 博史 院長

この地域で40年近く診療してきたクリニックですので、『丸山整形外科』の患者層は、やはりご高齢の方が多く、腰、肩、膝の症状でのご相談が圧倒的ですね。しかし若い患者さんも少ないわけではなく、この辺りの大学病院で手術をした患者さんがリハビリに来ることもありますし、この辺りは小学校も多いので、怪我で来院されるお子さんもいます。院内のリハビリは運動療法、温めたり電気を流したりする物理療法、ウォーターベッドやマッサージ機器などが主です。変形性膝関節症など膝の痛みは、リハビリはもちろんですが、保険でできる治療としてはヒアルロン酸の注入で炎症を取ったり、装具療法といって足底板などを作成したり、膝に負担がかからないようにする方法で総合的にアプローチしていきます。大学病院での長い研鑽があり、脊椎外科で多くの症例を拝見し、手術を経験してきたからこそ見えてくることも多いのです。患者さんが目に見えて動けるようになる、回復が可視化できるというのは整形外科のやりがいのひとつですね。痛みを取る、痛みを減らして生活が送れるようにすることは、高齢化社会において患者さんの生活の質に直結するものです。

若年層から高齢者まで。主訴を理解し患者さんに寄り添う

丸山 博史 院長

幅広い年齢層の患者さんが来院されますが、診療時はよくお話を伺うことを心がけています。患者さんの主訴をしっかりと傾聴し、今何にお困りなのかをしっかりと理解し、それに対して最善の治療をご提案していきます。なぜ痛いのか、どういう状況でなぜこの薬を飲んでいるか、患者さんにも意識していただくようにしています。ご自身が今何をどんなふうに治療しているかを理解していないと、治りも悪いですし、リハビリも続かないものではないでしょうか。先代の院長、つまり父は常に患者さんに優しく寄り添っていく方針でしたから、自分もそれを意識していこうと心に留めています。腰の疾患で痛くて動けなくなった、麻痺が出て足が動かなくなったなど、緊急性が高いことも稀にありましたが、患者さんが回復し感謝されたときはすごく嬉しかったですし、医師をしていてよかったなと思います。

再生医療も取り入れ、患者さんの選択肢を増やす

最近の『丸山整形外科』の試みとして、ご自身の組織を採取し身体機能の修復をする再生医療にも力を入れているところです。主な治療対象は変形性膝関節症で、採血をして成長因子だけを集めて加工し、軟骨が擦り減ったところにその成長因子を注射することで症状の改善をはかっていきます。自費診療ですが、保険診療内での薬の服用やヒアルロン酸注射での治療がなかなか奏功しない、リハビリの治療も効果が見られない、でも侵襲の多い外科手術はしたくないという場合の第3の治療法として現在注目されています。ご自身の血液を利用したものなので、拒絶反応のリスクは極めて低く、安全性も高い治療です。実際、再生医療で改善の可能性があるのであれば治療を受けたいという方も多くいらっしゃいますので、当院としても治療の新たな選択肢として今後も続けていきたいです。

これから受診される患者さんへ

『丸山整形外科』は西武池袋線・大泉学園北口より徒歩4分のところにあります。外傷による診断と治療のほか、慢性的な肩凝りや腰痛、膝などの関節の痛み、手足のしびれ、ヘルニアや脊柱管狭窄症などの痛みを緩和していきます。そのほか関節リウマチの診断と治療、リハビリによる消炎鎮痛処置を行い、特に今後は理学療法士も今より増やし、さらに充実したリハビリ体制も整えていきます。40年近く続いてきた歴史あるクリニックですから、良いところを継承し、新しいものもどんどん取り入れて、この先も長く地域に密着して医療貢献できることが私たちの目標です。お身体に痛みがある方はぜひ、当院にご相談ください。

※上記記事は2024年4月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

丸山 博史 院長 MEMO

整形外科専門医

  • 出身地:東京都
  • 趣味・特技:テニス、キャンプ、家庭菜園
  • 好きな作家:東野圭吾
  • 好きな映画:ガリレオシリーズ、キングダム
  • 好きなアーティスト:Mr.Children
  • 好きな観光地:那須
  • 座右の銘・好きな言葉:七転び八起き

丸山 博史 院長から聞いた
『腰部脊柱管狭窄症』

重症化は外科手術の適応。痛みは自己判断せずに受診を

脊柱管とは神経の通り道のことで、中には黄色靭帯があり、加齢と共にその黄色靭帯が分厚くなり腰部の脊柱管の通り道が狭くなってしまう、これが腰部脊柱管狭窄症です。典型的な症状としてはお尻から太ももの裏の痛みや痺れ、あとは歩くと痛みが出て少し休むと回復する間欠性跛行があります。いわゆる神経痛で、足自体が悪いのではなく、神経の通り道が狭いことで足の方に痛みが発生しているという症状です。治療方法は神経の周りの血流をよくする薬の服用、腰の牽引療法、リハビリテーションなどが挙げられます。理学療法士との運動療法で筋肉を鍛えることで、腰の負担が減って症状が改善することもありますし、症状に応じてブロック注射をすることもあります。腰部脊柱管狭窄症が重症化すると、膀胱直腸障害といって尿が出にくくなる、排泄の感覚がわからなくなることもあり、足の麻痺で体の動きが悪くなるというケースもあります。そうなると外科手術の適応となってしまいます。重症化させないためにも、痛みがあれば自己判断せずに受診すること、筋力アップの体操の指導を受け日々実践していくことが大切です。

グラフで見る『丸山 博史 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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