曽根 維石 院長
ISEKI SONE
患者さんの「治ろうとする力」を活性化することこそ
医者の務めであると考えて患者さんに接する
京都大学文学部仏文科を卒業。当時の社会情勢を鑑みて一念発起、岐阜大学医学部に再入学して医者の道に進む。同大学大学院卒業後に助手として勤務。国立公衆衛生院の主任研究員として精神科医としての研鑽を積む。1995年に曽根クリニックを開院、院長に就任する。現在はA&Iカウンセリングルーム所長を兼任。

曽根 維石 院長
曽根クリニック
中野区/鷺宮/鷺ノ宮駅
- ●精神科
- ●心療内科
文学好きな青年が医師の道に転身する

私は文学が好きで京都大学文学部仏文科に入学し卒業しましたが、時が悪くてオイルショックの真っ只中であり文科系の学生には超就職難でした。私はその時に将来を考えて医師の道に転身するという大きな決断をしました。医師の世界では少し風変わりな精神科医です。私の両親は父親が明治生まれの厳格な、「ぶれない父」であり、一方母親は優しく私を包み込むような人格の持ち主でした。私は男ばかりの4人兄弟の3番目に生まれ「維石」という名前をいただきました。私の祖先は約200年前、江戸時代の儒学者で「維石」と名乗っていたのです。父はその名前を私に付けてくれました。さて精神疾患の治療方法は投薬が中心ですが、私はカウセリング中心で「夢分析」という手法を使って治療を行い、患者さんの病気を根本から治すことを目指しています。したがって薬はなるべく少なくして治療を行います。
うつ病にならないための予防策は自分を抑え込まないこと

自分の心に正直に生きることで「うつ病」を予防することができるでしょう。世の中は自分の思い通りには進みませんが、嫌なことに出会ってもすぐ感情的に反応することは良くありません。心のコントロールができるようになることが要点ですが、言うがやすく行うは難しなのでしょう。考え方を変えることにより病気の予防ができると考えています。
夢分析という手法を用いて、患者さんを診断して効果的な治療を行う

薬というものは緊急避難的には使うのですが、私はカウセリングや夢分析を活用して、患者さんの病気の深層に迫り、その原因を取り除く治療を目指しています。私はユングの本から刺激を受けて、私自身の夢分析を高名な分析家にお願いし、私自身も5年間ほど夢分析を勉強しました。夢は潜在意識を反映するものであり、たとえば患者さん自身は意識していないのですが30~40年前の出来事が病気の原因であったという事例もあります。治療の方法は患者さんに「変わっていただく」ことだと思います。物の見方を変えることで治療効果が上がるのです。パラダイムチェンジをすることで悩み事が消えることもあるのです。私はそのような考え方をするよう患者さんを助けることです。
患者さんが持っている「治ろうとする力」、自然治癒力を活性化するのが医師の務め
私の経験から言いますと心療内科の世界では、あまり立派な医師はかえって患者さんの病気治癒を遅らせる場合があります。それは患者さんが持っている「治ろうとする力」を引き出せない状態を作ってしまうからなのです。そういった意味では精神科は少し特殊な医療分野かもしれません。医師の務めは患者さんの「治ろうとする力」を活性化することであると私は考えています。もちろん医師と患者さんとの信頼関係は大事なのですが、完全に医者に頼り切ってしまうと、かえって治療を長引かせ病気が治らなくて長期の通院となることもありますので注意が必要です。患者さんにお願いしたいことは「自分で病気を治す」という気持ちを持つことです。医師と患者さんの二人三脚で病気を治すというのが私の考え方です。
これから受診される患者さんへ
曽根クリニックは中野区鷺宮にあり、西武新宿線の鷺ノ宮駅から徒歩で4分ほどの場所にあります。当院は精神科に対応したクリニックであり、院長は薬をなるべく使わない、カウセリングや夢分析を活用した治療を行っています。院長自身も30歳代の頃に夢分析を受けた経験があり、その経験をベースとした治療を行います。また院長は京都大学文学部出身の医者の世界では非常にユニークな経歴を持つ、とても経験豊かな精神科医です。心療内科や精神科に通っていても中々病気が治らないという悩みをお持ちの患者さんは是非一度当クリニックで相談されることをおすすめします。また仕事の能率が落ちた、夜眠れないなど普段と違った現象がみられる場合は、お気軽に当クリニックをお訪ねください。
※上記記事は2017年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
曽根 維石 院長 MEMO
- 出身地:徳島県
- 趣味:囲碁、将棋、麻雀、ダンス
- 好きな作家:藤沢周平
- 好きな映画:昔の白黒映画
- 座右の銘:十年一剣を磨く
- 好きな音楽:シャンソン
- 好きな場所:ヨーロッパ
グラフで見る『曽根 維石 院長』のタイプ
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