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下山 省二 所長

SHOJI SHIMOYAMA

入院・在宅・外来の3つの柱を中心に
困っている人を助け、支え合う医療を

東京大学医学部を卒業後、同大学の消化器外科に入局。18年にわたって経験を重ねた後、『セツルメント診療所』の副所長となり、現在は所長として地域住民の健康を見守る。

下山 省二 所長

下山 省二 所長

セツルメント診療所

足立区/東和/亀有駅

  • ●内科
  • ●感染症内科
  • ●内視鏡内科
  • ●老年内科
  • ●アレルギー科
  • ●乳腺外科
  • ●肛門科
  • ●泌尿器科
  • ●外科
  • ●脳神経外科
  • ●整形外科
  • ●内分泌内科
  • ●代謝内科
  • ●胃腸内科
  • ●消化器内科
  • ●気管食道内科
  • ●呼吸器内科
  • ●循環器内科
  • ●心臓内科
  • ●血液内科
  • ●腫瘍内科
  • ●脳神経内科
  • ●糖尿病内科
  • ●訪問診療

人体への興味から医師になり、消化器外科を専門に研鑽を積む

下山 省二 所長

私はごく普通の家庭に生まれ、自分のまわりにお医者さんがいるような環境に育ったわけではありません。ただ、小さな頃から「人の体」に興味を持っていて、時間があると人体図鑑を眺めているような子供でしたね。人体への興味はやがて、自分の手で病気を治したいという想いにつながって、大学卒業後は消化器外科に入局。大学病院では、外来診療のほかに数多くの手術を担当し、スキルを磨きました。
『セツルメント診療所』で診療をするようになったのは、まだ私が若い頃、麻酔科の医師として手術に関わったのが最初でした。その後、大学病院に在籍しながら週に1度のペースで外来診療を担当したり、関連病院へ出向するためにここで診療できない期間があったりと、そんなことを何度か繰り返した後、2005年から常勤の医師としてこの地域に根を下ろすことになりました。ですから、ずっとこの場所で診療を続けていたわけではないものの、考えてみるともう30年近くこの地域の医療に携わって来たことになりますね。

困っている人を地域の中で助け、支え合う。セツルメント運動が原点

下山 省二 所長

『セツルメント診療所』は1951年に設立された『東大亀有セツルメント診療所』で、イギリス発祥のセツルメント運動がルーツとなっています。地域の中で困っている人を助け、支え合う、セツルメント活動の中心にあったのが東京大学であり、その医療の部門として始まりました。私が初めて『セツルメント診療所』に参りましたのも、古くから東大病院の医師が派遣されてきた実績があったためでした。
私は東京大学卒業後、18年にわたって大学病院で外来診療や手術を担当する一方、たびたびこの診療所を訪れて診療を続けてきました。大学病院と地域のかかりつけ医、両方の立場を経験してみて、私にはセツルメント流の診療スタイルが合っているのかな、と(笑)。患者さんと私たちとの「距離が近い」ということはもちろん、ご家族のことや生活スタイルなどを含めたトータルな医療を展開することができる、それが『セツルメント診療所』のいちばんの特長であり、これからも私の手で守っていきたいと思っています。

在宅医療を通じて患者さんのすべてを把握し、治療にいかす

下山 省二 所長

今では当たり前になった「在宅医療」という言葉がない時代、法的な整備が整うずっと以前から、『セツルメント診療所』では必要があれば医師や看護師が自宅に赴いて診療をしてきました。実際に私も、まだ非常勤で週に1回ここに来ていた頃に患者さんのご自宅へ伺って、外傷の手当てをしてさし上げたことがありました。そこには、外来診療では決して知ることのできないご家庭の様子、一緒に暮らすご家族の姿など、患者さんを取り巻くすべてがありました。たとえば食卓の上を見て、その内容が病気に悪いと思えば改善点をアドバイスすることもありますし、高齢になったご両親の介護を1人で引き受けている息子さんや娘さんがいれば、公的なサービスをご紹介することもできるでしょう。
患者さんと私たちとの「距離が近い」というのはつまり、患者さんの背景にあるものまでを把握して、よりよい医療につなげられるということ。私自身、30年近く診療を続けていますと、訪問診療の患者さんの家族構成をはじめ、ご家族の職業や生活スタイルがだいたい頭に入っています。こうして患者さんとの距離が近い診療を実現できるのも、診療所内に入院施設を併設し、外来診療に加えて訪問診療や訪問看護をおこなっているからこそ。それぞれの場面で得られた患者さんの情報をスタッフ同士が共有し、治療にいかすことによって、良いサイクルが生まれていると感じます。

入院・在宅・外来を大きな柱に、専門性の高い診療もおこなう

当院では、ベッド数19床の入院施設を備えていますけれど、こうした「有床診療所」の数は近年減少傾向にあります。それでも、外来で通いなれた診療所、在宅でいつも診てもらっていたドクターがいる診療所に入院できるということは、患者さんやご家族にとってのメリットが大きく意義深いと思っていますし、私としても「出来る限りここで引き受ける」という想いで、日々の診療にあたっています。もちろん私たち医師にとっても、病状の説明などでご家族にお会いできることはとても大きな意味があり、イザというときに備えてご家族のお考えなどを伺えるよう機会になります。
こうして入院診療、在宅医療、外来診療と、いくつもの柱で地域の皆様を支えているわけですが、それに加えて呼吸器や循環器や神経内科をはじめとした専門外来をおこなっていることも1つの特徴となっています。ちょっとした風邪の治療から生活習慣病の管理、日常生活におけるケガの処置などに幅広く対応する一方で、、大学病院からドクターを招いて専門性の高い診療もおこなっている、というイメージでしょうか。今後はさらに一歩進んで、慢性疾患の予防であったり、がん検診の受診率を向上させるための啓蒙活動などにも尽力していきたいと思います。

これから受診される患者さんへ

『セツルメント診療所 本院』は、JR「亀有駅」から歩いて15分ほどの住宅地にあります。高齢化社会に向けて大きな課題である「認知症」については、ご自分やお友達の親世代のこととして、身近に感じている方も多いのではないでしょうか。当院では、「もの忘れ外来」のほか、神経内科専門医による訪問診療もおこなっています。また、人と人がつながっていく、地域のネットワークづくりをめざして、どなたでも気軽に立ち寄れるカフェを新たに開設しました。医療のこと、介護のことを、どこに相談したらいいかと迷い、悩んでいらっしゃる方もいらっしゃるでしょう。そんなときには、当院の受付窓口にご相談いただいても構いません。これまでに培ったノウハウをもとに、医療に関することはもちろん、介護のこと、公的支援のことなどに関することも「ひこばえ会」グルーブの各事業所でお手伝いをするなど、お困りのことが解決できる適切な場所へとつなぐことができるかと思います。

※上記記事は2017年7月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

下山 省二 所長 MEMO

外科専門医 /消化器病専門医 /消化器外科専門医 /消化器内視鏡専門医

  • 出身地:福岡県
  • 趣味:美術鑑賞
  • 好きな本:医学書
  • 好きな映画:洋画
  • 好きな言葉・座右の銘:時は金なり
  • 好きな音楽:クラシック
  • 好きな場所:温泉

グラフで見る『下山 省二 所長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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