長田 しをり 院長
SHIORI OSADA
腎臓専門医ならではの視点を持ち
患者さんのすべてを診て、共に歩む
大学を卒業後、順天堂大学大学院腎臓内科学講座博士課程を修了。埼玉県内の病院勤務を経て、「綾瀬駅」徒歩2分の場所にある『東京綾瀬腎クリニック』院長に就任。
長田 しをり 院長
東京綾瀬腎クリニック
葛飾区/小菅/綾瀬駅
- ●内科
- ●腎臓内科
- ●人工透析内科
- ●糖尿病内科
- ●代謝内科
背景にあるものにも配慮して、患者さんのすべてを診る
和歌山県立医科大学を卒業する際、順天堂大学の腎臓内科の教授をご紹介いただいて上京し腎臓内科を専門に知識を深め、経験を重ねてきました。
40歳を前に大学を離れて埼玉県の国立リハビリテーション病院で腎臓、糖尿、循環器を中心に全盲の糖尿腎不全の患者さん方を診療していました。生活訓練、残業訓練を目的に施設にきている障害者の方々でしたので、目の前にいる患者さんを「一人の人」であると考えて接し、患者さんのバックグラウンドにまで配慮した治療を行っていました。このことが今の診療のベースになっていると思います。医者が診る「病気」はその方の一部であって、患者さんの背景にはそれぞれに抱える生活があります。医師として病気を治療するのはもちろんですが、患者さんを元の生活に戻してさし上げること、不自由なく社会生活を送っていただけるようにすることも、大切な役割だと思っています。
腎臓専門医ならではの視点をもって、地域医療に貢献
私が院長になった当時は、この地域に腎臓内科を診る医療機関が少なく、当院でも透析患者さんのみを受け入れていました。その後、外来診療を腎臓病に限ってスタートし、管理栄養士や検査技師などを含めたスタッフをととのえ、腎臓病患者さんをサポートしています。クリニック内では、現在、慢性腎臓病で透析ではない患者さんが計80人ほど通院中です。
開設以来、透析患者さんの数も増えて約120人ほどになりましたが、車で30分程度のエリアまで送迎者をお出ししていることもあって、葛飾区はもちろん、お隣の足立区や荒川区からの患者さんも多くいらっしゃいます。腎臓を患った患者さん、人工透析が必要な患者さん、それぞれのケースにあわせて安心の医療をご提供できるものと考えています。腎臓専門医としての視点をもって、糖尿病をはじめとした生活習慣病、合併症のある患者さんの主治医として、地域医療に貢献して行きたいと思います。
時にやさしく、時に厳しく、患者さんを心身両面から支える
女性医師だからと優しいイメージを持たれる方がいらっしゃるかも知れませんが(笑)、大切なことはハッキリお伝えするようにしています。本当に患者さんのことを想うなら、「透析になりますよ」と驚かすのではなく、又、あいまいにするのではなく、予後や生活療法については覚悟をもってお話しなければならないこともあるのです。心も体も弱ってしまっている患者さんを引っ張り上げながら、支えながら。『何があっても私がついていますよ一緒に乗り切りましょう』という気持ちをあらわして診療をしているつもりです。
腎臓病というと、「悪くなるのを見守るしかない」といったイメージがあるかもしれませんが、早い段階から適切な治療や生活管理を行うことで、症状の進行を抑えることができます。放っておけば透析まで1年というところを、5年、6年に延ばすことができれば、患者さんの負担を軽減することもできるでしょう。地域の医療機関と連携をしながら、患者さんをしっかりサポートしていきたいですね。
病気の予防を目指して、情報発信も積極的に
他の病気と同じように、腎臓の病気も早期発見がとても大切です。なぜ腎臓の機能が悪くなっているのか? 専門医によるスクリーニングによって正確な診査・診断をして、治せる種類の疾患であれば集中的に治療を行い、必要に応じ大学病院をご紹介します。積極的な治療が難しい場合には、蛋白尿減少を図り腎機能を温存する治療とともに食事療法をご指導したり、理学療法士による運動療法を取り入れたり。腎臓病を抱えた患者さんが前向きに、明るく過ごしていただけるようにと考えながら、一緒に歩いて行きたいと思っています。
当院では、月に一度のペースで「集団栄養講座」を開設するなど、地域の方々に向けた情報発信の場を設けていますが、今後はさらに一歩進んで「食育」にも取り組んでいきたいですね。腎臓病には食事制限がつきものだと考えられがちですが、いろいろな食材をバランスよく必要量を召し上がっていただくことが大切です。将来的な腎臓病を予防する意味でも、子育て世代に向けた情報発信も行っていきたいと思います。
これから受診される患者さんへ
『東京綾瀬腎クリニック』は、JR・東京メトロ「綾瀬駅」から徒歩2分の場所にあり、人工透析と糖尿病腎症を中心に、慢性腎臓病、腎臓外来を専門に診療を行っています。また早期に発見して適切な治療をすれば、「治せる腎臓病」もあります。健康診断の結果などに気になる点がありましたら、ぜひお早目にご相談いただきたいと思います。
※上記記事は2016年10月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
長田 しをり 院長 MEMO
腎臓専門医 /透析専門医 /放射線科専門医 /その他
- 出身地:兵庫県神戸市
- 趣味:生け花、フルート演奏、テニス、登山、ドライブ
- 好きな本・作家:ミステリー系の小説(黒川博行、島田荘司、ミネット・ウォルターズ、デイヴィッド・ハンドラー、ウィリアム・K・クルーガー)
- 好きな映画:ハリウッドのアクション映画
- 好きな言葉・座右の銘:「一呼吸置いて」、「人の立場になって考える」
- 好きな音楽:ボサノバ、ブライアン・フェリー、スティング、ベートーヴェン、ドビュッシー、サティ
- 好きな場所:山、ニューヨーク(USオープンを見に行きました)、ルーブル美術館
グラフで見る『長田 しをり 院長』のタイプ
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
エネルギッシュで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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東京綾瀬腎クリニック
長田 しをり 院長
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