佐久間 一穂 院長
KAZUHO SAKUMA
3分診療ではない“医療の本質“を追求した
誠実な心身医学医療で社会貢献を実現
秋田大学卒業後、東北大学第三内科入局。その後東邦大学心身医学へ入局。聖路加国際病院心療内科医院、緩和ケア科副医長、横浜相原病院心療内科医長を務めたのち、2005年、八丁堀に「ミチワクリニック」を開院。日本心身医学会認定医。日本精神神経学会認定医。

佐久間 一穂 院長
ミチワクリニック
中央区/八丁堀/八丁堀駅
- ●内科
- ●心療内科
消化器医師から、ストレスを扱う”心身医学”医師に方向転換

当院は内科と心療内科を標榜し、通常の保険診療のほか、温熱療法や栄養相談などを自由診療で行い、全身の不調の回復を目指すクリニックです。当院の扱う科目を一言で言うと、”心身医学”です。心身医学とは、心と身体を切り離さずに考える科目で、内科的診察・治療と行動心理学や脳科学を活用した心の治療を同時に行い、その人を全体的に診ていきます。
開院は2005年。大きな病院の勤務医をしていたのですが、かねてから自分のやりたい医療の夢を思い描いていて、ちょうどこの場所でクリニックをやらないかという話が舞い込みまして、ではここで実現させてみようかと思ったのです。
”やりたい医療”とは、簡単に言うと、患者さんと近い医療です。もともと自分は消化器科の医師だったのですが、この科目は検査が多く、どうしても検査してお薬を処方して…という機械的な作業が多くなりがちで、常に物足りなさを感じていました。”もっと患者さんの話が聞きたい”、”もっと患者さんを身近に感じたい”。個人個人としっかり向き合う、言うなれば医療の本質に近づきたいと思っていたんです。そんななか、新しく勤務した東邦大学で心身医学という科目と出会い、これだと思って専門を変更したのが96年頃です。
心療内科は精神科と同じようなものだと思われがちなのですが、違います。精神疾患のみを扱うのが精神科ですが、心療内科は精神的、身体的なストレス症状を扱う内科です。ストレスによって出た心と身体の不調を治療するのが心療内科であり、心身医学です。自分はこの両方を診る、ということに惹かれました。
医師自らが効果を体感した検査と療法を取り入れる自由診療

できるだけ薬に頼らずに回復を目指す、というのも当院の特徴で、そのために様々な統合医療を自由診療で取り入れています。具体的にいうと、保険診療ではできない詳細な検査や、分子整合医療に基づく栄養療法、温熱療法や水素点滴、栄養コンサルティング、心理カウンセリングなどですね。
まずは患者さんの現在の身体がどうなっているのかを知ることが必須で、そのために自律神経の乱れ度、体内酸化度、腸内フローラの状態、重金属の蓄積度など、様々な検査を用意しています。患者さんのお話を伺って、体調や予算などを考慮してどの検査をすべきか選び、それによって弱っている部分、足りない栄養素などが見えたらそれを各療法で改善していきます。
例えば自律神経が乱れているときにはドーム型サウナなどで身体を温める温熱療法が効果的ですし、栄養バランスが乱れている人には管理栄養士が分子栄養学をもとにした相談を行い、必要ならサプリメントを処方します。体内酸化が進んでいる場合は水素点滴を行います。その他、カウンセラーによるカウンセリングやVitC点滴・にんにく注射などの各種栄養注射なども行っています。
このような療法を行う際、強く意識しているのは精度の高い検査と治療ということです。自由診療ですとお金もかかるので、行うべき理由やエビデンスをしっかりと提示できないと、患者さんもやる気になれないと思うんです。だからきんとした検査して、不調の原因をつきとめ、それを最適な療法で改善するという手順を大事にしています。例えば自律神経の乱れの検査は、簡易版ですと数分で計測できるのですが、当院では24時間計測したうえでのデータを扱いますし、温熱療法も水素療法もすべて自分で試して、はっきりと効果を体感できたものを取り入れています。
とくに温熱療法は専用のブログを作ったくらい入れ込みました

重度の疲労に効くんですよ。体調を元に戻す作用もありますし、精神的な改善も期待できる。実際、受けた後すごく気持ちが楽になるんです。川崎の施療院で自分で受けてみて感銘を受けて当院にも同じ設備を整えました。水素もとても効果的です。元気が出るし、肩こりなどの痛みが取れます。
腸内環境の改善も同様です。うつ病や原因不明の頭痛持ちの方など、今まで何を試してもよくならなかったのに、腸内環境を整えたらみるみるよくなったという症例をいくつも目の当たりにしました。そういう確証のあるものだけを取り入れています。
どこの科目でも「原因不明」と言われた患者さんたちこそ、治したい
ただ実際、自由診療はまだ始めたばかりなのでほとんどが保険診療の方です。実は、5年前に一度自由診療を始めているんですが、準備不足で継続に至らなかったのです。自由診療というのは利益を出すことが難しく、気軽に始められるものではなかったんですね。それで体制をきちんと立て直してまた再開したのが昨年です。そこまでしてもやりたかったのは、やはり確実にこれらの療法でよくなる人がいる、と確信していたからです。
年をとるごとに思うのは、病気をきちんと治したい、ということです。3分診療ではなく、しっかり診て、話したい。そして治したい。これまでたくさんの患者さんを診てきましたが、そのなかには、どうしても治らない方というのが一定数います。どこの病院に行ってもわからないと言われ、様々なことを試したけどいっこうに変化がない…。とくに心療内科というのは、そんなあらゆる科で「原因不明」「異常なし」と言われた方たちが最終的にやってくる場所でもあります。そういう方たちをなんとか治してあげられないか、と思うんです。いや、そんな偉そうなことを言うつもりはないんですが…でも治ると楽しいじゃないですか、単純に(笑)。自分も患者さんも、治ったらうれしいですよね。それを追求したい、医療という形で社会貢献がしたいんですね。
これから受診される患者さんへ
ストレスによる症状は様々な形で現れます。不眠や食欲不振から始まり、ひどくなるとうつ、胃腸の不具合や腰痛まで引き起こします。メタボもストレスと深い関連があるなど、こんなことも?というような症状もあるので、身体になにか違和感があったらぜひ我慢しないで来ていただきたいですね。心療内科は訪れるのにハードルが高いと感じる方もいらっしゃいますが、基本は内科でもあるので、気軽な気持ちで来て相談してください。
あらゆる不調はまず自律神経の乱れから始まります。眠れない、休んでも休んだ気がしない、と感じたら自律神経の乱れと、その先にある病気を疑ってみてください。当院は八丁堀駅から徒歩5分で、都心の便利な場所にあります。自由診療外来の曜日はまだ少ないのですが、できるだけ丁寧に、しっかりとお話が伺えればと思っています。
※上記記事は2017年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
佐久間 一穂 院長 MEMO
- 出身地:福島県
- 趣味:ゴルフ、ジョギング
- リラックスタイムの過ごし方:暖かい日に公園で読書
- 好きな作家:五木寛之 / 司馬遼太郎
- 最近面白かった本:「世界でもっとも貧しい大統領 ホセ・ムヒカの言葉」
- 好きな映画:『男はつらいよ』シリーズなど山田洋次監督の作品
グラフで見る『佐久間 一穂 院長』のタイプ
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穏やかでやさしく話しやすい先生 | ![]() |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
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