長田 厚 院長
ATSUSHI OSADA
人生最良の体験である「子育て」を、
より素晴らしいものにしていただくために。
北里大学卒業。国立成育医療センター、北里大学病院小児集中治療室に勤務。2001年より現職。現在も北里大学病院呼吸器・アレルギー専門外来を担当。
長田 厚 院長
長田こどもクリニック
杉並区/南荻窪/荻窪駅
- ●小児科
- ●アレルギー科
父との距離は、あの頃も、医師となってからも変わらず
クリニックの前身は、父が1969年に開設した「長田小児科」になります。私は形として、家業を継いだということになるのですが、父からこの仕事を勧められたことはまったくありませんでした。父は、子育てを遠くから見てる人だったのです。ほとんど介入しないし、好きなようにさせてくれたものですから、まして、「医学部に行きなさい」とは一言もありませんでした。
不思議なものですけども、自然とこの世界を目指すようになっていた気がします。そう思うようになりますと、これからの社会を作っていく子ども達のためになれるこの仕事が、とても魅力的に映るようになったのです。
『長田こどもクリニック』は2000年にリニューアルを施しました。喘息やアトピーの患者さんには、どうしても定期的に通っていただく必要があります。ですから、少しでも子ども達に気に入ってもらえるよう、楽しい空間となることを意識しました。壁紙やおもちゃも念入りに選びましたし、大きな窓からは明るい日差しがたっぷり入るようになっています。
また、全体の作りにも一工夫あり、処置室や吸入室を分けず、大きな診察室の中にすべてが収まる設計としています。これはすべての子供の様子が、私の目に届くようにという意図があってのことです。また、診察室の入口と出口は別になっていて、スムーズな診察が可能になっています。回廊式というのでしょうか、実はこのアイデアは父から引き継いだものなのです。
アレルギー疾患のスペシャリストとして、EBM=根拠に基づいた医療を提供していく
近隣にお住まいの方は、風邪などの一般的な症状が多いでしょうか。それに加え、火曜日の午前中に予防接種の外来や育児相談をおこなっていますので、そちらのご利用が主になります。それから、遠方よりおいでいただく方は、喘息にアトピーが大半という状況です。
当クリニックでは、国際的なガイドラインに則した、根拠に基づいた医療を提供することを心掛けています。喘息は、慢性の炎症により起こる疾患です。ですから、いかにきめ細かくフォローアップし、喘息の発作を未然に防ぐことが大切です。発作が一度起こってしまえばまた治療は振り出しに戻ることになりますから、こま目に経過を見ていき、発作の前兆症状をピックアップしていく必要があります。“刻み診療”というとあまりよろしくないイメージかもしれませんが、ことアレルギーの病気に関しては、いかに刻み診療をしていくかが問われることになります。
立場を入れ替え、言葉を尽くして説明をおこなうことが大切
受け取り方というのは、人によってさまざまです。最善の説明を尽くしたつもりであっても、人によっては全く反対の印象を持つ方がいらっしゃいます。そこをいかにして、ご理解いただけるように言葉を尽くしていくかが、小児科医には問われると思っています。
私の父は今風に言うと、オーダーメイドの医療を心得た人でした。同じ病気を説明するにも、人により怒ってみせたり、諭すように話してみたりと使い分けていたようです。
実は、私はあまり面と向かって父と話したことがないのです(苦笑)。そばに立って父の診療を見たこともありませんし、逆に父から「今の医療を教えてくれ」とたずねられたこともありません。父からすれば、私は年の離れたライバルだったのかもしれません。
逆に患者さんから、「お父さんはこうだったよ」と教えられて父の医師像がわかるといった有様ですが(笑)、今振り返ってみますと、無意識のうちに父のやり方というものを引き継いでいるのかもしれませんね。
疑問があれば、何でも気軽にご相談を。一緒により良い道を探していけたら
杉並区は子育てに熱心な方が実に多いと感じます。ただ、その半面、ここ十数年の傾向としてインターネットリテラシーの問題があげられます。実際にサイトを見てみますと、その巧みさに驚かされます。専門の勉強をしていなかったら、私も間違いなく引っかかっただろうなと思うものが多々見受けられるのです。
気になる情報があれば、「こう書いてあるんだけど、先生はどう思う?」とお気軽に問い合わせていただければと思います。その疑問に対して答え合わせをし、より良い道を一緒に見つけていけたらと思います。
これから受診される患者さんへ
『長田こどもクリニック』では、アレルギー以外の一般小児の健康管理にも力を入れています。その一環としてこのほど、健康診断の際に眼の検査を取り入れました。小さなお子さんは、斜視や視力低下などの目の問題が多く見られます。それを早期に発見し、確実な治療につなげていければと思っています。
私の人生を振り返ってみましても、子育てほど素晴らしい体験はありません。確かに、大事な大事なお子さんに何がしかのトラブルが起こり、気を揉まれることはあるでしょう。でも、それも含めて、素晴らしい体験だったと振り返れる時が必ず訪れます。お父さんお母さんに安心を持ち帰ってもらうのが、私達の仕事。楽しいにこやかな子育て生活を実現出来るよう、少しでもお手伝いができたらと思っています。
※上記記事は2017年3月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。
長田 厚 院長 MEMO
- 出身地:東京都
- 趣味:ゴルフ、テニス
- 好きな作家:宮本輝
- 座右の銘・好きな言葉:?
- 好きな音楽・好きなアーティスト:ウェストコースト・ロック/ドゥービー・ブラザーズ、フリートウッド・マック、イーグルス
- 好きな観光地:東南アジア、イタリア
グラフで見る『長田 厚 院長』のタイプ
穏やかで明るく話しやすい先生 |
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
穏やかで明るく話しやすい先生 | ||||
穏やかでやさしく 話しやすい |
エネルギッシュで 明るく話しやすい |
先生を取材したスタッフまたはライターの回答より
CLINIC INFORMATION
長田こどもクリニック
長田 厚 院長
杉並区/南荻窪/荻窪駅
- ●小児科
- ●アレルギー科
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