東京ドクターズ  |  病院・クリニック・歯医者・動物病院の検索サイト

柏木 潤一 院長

JUNICHI KASIWAGI

患者さん、ご家族の想いを尊重し、
幸せな医療の形を見つけていく。

山形大学卒業後、東京女子医科大学心臓血管外科に入局。介護老人保健施設、リハビリテーション病院、在宅療養支援診療所等に勤務。2013年に『柏木クリニック』を開院(京王新線「初台駅」を出てすぐ)。

柏木 潤一 院長

柏木 潤一 院長

柏木クリニック

渋谷区/初台/初台駅

  • ●内科
  • ●循環器内科
  • ●リハビリテーション科

お家でその時を迎える方の助けとなるべく

柏木 潤一 院長

昭和30年代にはおよそ8割以上の人がお家でなくなっていました。その後、入院設備のある医療機関が増え、昔の老人保健法など保険制度も整えられて、昭和45年ごろを境に逆転し、平成10年頃には8割以上の人が、お家ではなく病院で最期を迎えるように変わっていきました。世の中の考え方もこの40年ほどそれが当たり前になってきました。ところが、時代はまためぐり人口構造や疾患構成の変化により、最期を迎える場所にもまた変化の流れが生じてきました。例えば、最期は住み慣れた家で迎えたい、自分が描いた絵画に囲まれながら最期を迎えたい、いつでも家族に声をかけられる環境で最期を迎えたい、自分の好きな食べ物を自分のタイミングで食べながら最期を迎えたい、好きなお酒やワインを毎日少しずつ飲みながら最期を迎えたい等々、患者さんご本人やご家族の希望もあるでしょう。心電図の波形が止まるその瞬間ではなく、その前もその後も、人の最期というものを点ではなく、一連の流れで考えることが必要なのだと思います。最期の形も、100人の患者さんがいれば100通りだと思います。在宅医療を通じて、その患者さんの最期が出来るだけ幸せいっぱいになるようにお手伝いさせていただきたいと思っています。

これまでの経験を生かし、患者さんのすべてを診られるように

柏木 潤一 院長

外来には風邪ひきの方や、高血圧症、糖尿病などの慢性疾患をかかえた方々がお見えになっています。病診連携、診診連携を生かしながら、これまでの医師としての経験をフルに生かし、地域の皆様や渋谷区医師会の先生方のご協力をいただいて、外来の対応もしてまいります。

患者さん自身だけではなく、家族を診るということ

柏木 潤一 院長

患者さんの望みに応えていくことが第一。もちろん、症状や環境を考慮して提案はおこないますが、それでなければいけないという決まった答えはありません。保険診療の範囲内で、ご本人や周囲の方の意見を調整しながら診療をおこなっています。
訪問診療では、ご本人のみならず、ご家族の方へのケアも大切になります。最期をむかえる1つの点としてではなく、一連の流れで捉えられるよう、残された方々の気持ちにも配慮していかなければなりません。診療そのものは患者さんへの治療に他なりませんが、在宅を診る医者は、それ以外のことにも配慮することが求められます。まだまだ道半ばということころですが、日々試行錯誤し、より良い治療のあり方を考えています。

多職種連携の充実が、在宅医療のポイント

「医師1人で365日訪問診療をするのは大変ですね」とたまに声をかけられるのですが、私としてはそれほど大変ではないと思っています。確かにいつなんどき急を告げる電話がかかってくるかはわかりません。しかし、訪問診療をする患者さんの数が、一人の医者が診察できる人数を超えなければ、クリニックに在籍する医師が二人でも三人でも大きく変わりはないのです。また、当院の診療体制をサポートしてくれる先生方の存在や連携しているクリニックがありますので、365日24時間の訪問診療体制を継続することが出来ています。
在宅医療は、医師一人の存在で成り立つものではありません。ヘルパーやケアマネージャー、訪問看護師や訪問リハスタッフ、薬剤師や行政の方など、様々な職種の方との連携のチームを作ることで成り立っています。そして、そのチームの輪の中心には患者さんとご家族がいるのです。

これから受診される患者さんへ

在宅医療の仕組み等々、よくわからないことがありましたらお気軽におたずねください。ご本人やご家族の方のご意見を尊重し、それを治療にできるだけ反映していけるよう努めてまいります。
2025年問題と言われますが、東京ではオリンピックを迎える頃にはベッド数不足がはじまると言われています。これまでのように病院が第一の選択肢という世の中全体の考え方では、行き詰まることがあるかもしれません。ご自宅や施設で医療サービスを提供できる受け皿として役立てるよう、今後もより一層の精進にはげんでまいります。

※上記記事は2016年12月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

柏木 潤一 院長 MEMO

循環器専門医

グラフで見る『柏木 潤一 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

CLINIC INFORMATION