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笠原 大城 院長

DAIJO KASAHARA

大病院レベルの設備と環境を整えた
地域医療を支える身近なクリニック

東京医科大学を卒業後、日本赤十字社医療センターに勤務し、消化器外科・胸部外科の診療・研究に従事。1999年に「笠原クリニック」を開業し、地域医療の一端を担う。東京メトロ日比谷線「広尾」駅より徒歩5分。

笠原 大城 院長

笠原 大城 院長

笠原クリニック

渋谷区/広尾/広尾駅

  • ●消化器外科
  • ●循環器内科
  • ●外科

大病院レベルの設備と環境を整えた先進のクリニックとして開業

笠原 大城 院長

日本赤十字医療センター(以下、日赤医療センター)に約15年間勤めたのち、1999年4月に「笠原クリニック」を開院しました。「広尾」駅から徒歩5分の明治通りに面したこの場所は、もともと父が「笠原医院」として診療を行っていた場所で、開業を決意した際に50坪9階建てのビルとしてあらたに建て替えました。
当院は1階から4階までの4フロアで、エレベーターで2階に上がっていただくと受付と診察室があり、3階にレントゲンとCT、4階には内視鏡とエコーの検査室のほかに「シャワールーム」やプライバシーに配慮した「特別室」も設けました。
また電子カルテを中心に、レセプトコンピューターや画像ファイリングシステムを導入し、マルチスライスCTや経鼻内視鏡、大腸内視鏡やカラーエコーも揃え大病院並みの設備と環境を整えています。
最先端の設備を揃え“大病院レベルの外来機能を持つ先進のクリニック”にしたのは、開業医としての理想のかたちを追求したのと、「ビルを建てるのに比べたらCTも医療機器も安いもの…」と。今となっては笑い話ですが、多額の借金を背負って感覚がおかしくなっちゃってたんですね、きっと(笑)。

開業するからには自分の思い描く理想の医療を追求したい!

笠原 大城 院長

父の代で5代目になる医師の家系に生まれて、親戚や学校の先生からも「医者になれ、医者になれ」と言われて育ったのが本当に嫌で、小さい頃は「絶対に医者にはなるものか」と思っていましたし、35歳くらいまでは父の後を継ぐ気もまったくありませんでした。
しかし、いざ父の引退を意識した時、「自分が継がなければ医師の家系は終わってしまうし、この病院も潰れてしまう、そして何より患者さんたちが困ってしまうだろう」と思い開業を決意しました。
日赤医療センターも辞めたくなかったし、「医者にはなるものか」「父の後も継ぎたくない」という気持ちがあったからこそ、「やるからには自分の思い描く理想の医療を追求したい」という強い意思が芽生え、冷静にお金のことを考えるよりも開業医としてスタートする自分の気持ちを大切にしました。
今になって思い返せば過大投資ですよ、間違い無く(笑) 一大決心という言葉では言い表せないくらいの覚悟でしたね。
ただ、それでも患者さんにとっては「検査をした日に結果が分かる」のと、「大きな病院に行って検査をしてもらって、結果が出るまでにさらに一週間かかる」のとでは負担もまったく違いますし、「笠原でやってもらえる」という安心感を感じていただけるのが何よりだと思っています。

消化器科、外科、呼吸器科、循環器科の4つを診療科目に掲げ幅広い診療を行う

笠原 大城 院長

「笠原クリニック」では現在、消化器科、外科、呼吸器科、循環器科の4つを診療科目に掲げて診療を行っており、私が専門とする胃・大腸内視鏡検査を希望する方も多くいらっしゃいます。
特に大腸内視鏡検査では、検査をするだけではなくポリープの切除など外来で可能なレベルの手術は行ってしまいますし、順調であれば10分もかからずに検査を終えられるため、患者さんにとっても負担が少なく「来年の検査もぜひお願いします!」と言ってくださる方も多くいらっしゃいます。
また入院が必要とされる場合も、車で2分ほどの場所には2〜3年前まで非常勤で診療を行っていた日赤医療センターがあり、おたがいを良く知る先輩や後輩もいるので、後方ベッド、つまり受け入れ先にも恵まれているため安心してご来院ください。
金曜日の午後には、日本赤十字医療センターの循環器内科で部長を務めていた竹内弘明先生による診察や、第2土曜日の午前中には厚生中央病院消化器病センター外科部長の逢坂由昭先生の診察もあり、非常勤で来てくださる先生方も経験豊富な専門医で、質の高い医療を提供しています。

保険診療を中心に地域のニーズに応える幅広い医療を提供

また、父の代から30年以上ものあいだ勤務しているレントゲン技師が、鍼灸マッサージ師の資格を持っているため、CTやレントゲンなどの検査の合間にピッとボタンを押すだけで操作できる理学療法の機器を揃えているのも特色のひとつで、電気療法や頸を引っ張ったり、腰を延ばしたりと簡単なものではありますが、年配の患者さんには特に好評です。
この地域には日赤医療センターや広尾病院といった大きな病院をはじめ、クリニックもたくさんあるため医療に恵まれた環境ではありますが、その一方で自由診療を積極的に行わなければ経営が難しい地域でもあり、「保険がきかなくても良いから」という金銭的に余裕のある方にとっては良い環境ですが、当院のように保険診療を主体にしているクリニックを頼りに来ていただいている方が多くいらっしゃるのも事実です。
私も開業するにあたってさまざまな勉強をしてきましたが、専門の消化器はもちろん肺も乳腺もエコーも含めて幅広い診療を行えるのは、研修を受けた日赤医療センターの当時の外科部長が「頭と心臓以外は、診断・治療できる“スーパー外科医”を育てよう」といった趣旨の指導をする方で、1年おきに消化器外科と胸部外科を行ったり来たりして通常の倍以上もの症例数を経験させていただいたことも大きく、開業医としての今に生かされています。

これから受診される患者さんへ

いわゆる地域のかかりつけ医として「何かあったらとりあえず笠原に」と思って気兼ねなくお越しいただけるような場所であり続けたいと思っています。
「専門外だからうちでは診ません」ということではなく、たとえ専門外のことであったとしても、重大な病気を見落とすことなく連携病院に紹介できるのが町のお医者さんの役割かなと思っています。
これまでの医師としての人生を振り返ると、10年ごとに大きな節目があったように思います。25歳から35歳までは病院に勤務して医師としての基礎をつくり、開業を意識した35歳から45歳までは開業医としてやりたいことの基盤をつくりました。そして45歳から55歳までの10年間で開業医としての地域との信頼関係を築きつつあるように感じています。
そして今後10年間は、頼って来ていただいている患者さんを裏切らないように日々の診療を行いつつ、これまで築き上げてきた信頼関係を次の世代にどうバトンタッチするかを考える時期かとは思いますが、息子ふたりには「後を継いでくれ」と言ったことはありません。
長男は日赤医療センターで2年間の研修を経て、一般病院の外科医としてすでに診療を行っていますし、もうひとりも医学部の卒業を控えていておそらく医師の道を選ぶのかなとは思いますが「医者になれ」とも言っていません。
私自身が小さい頃からさんざん言われて嫌な思いをしましたし、自分で納得して決めたことでなければ頑張れないでしょう。むしろ子どもたちから継ぎたいと思ってもらえるようなクリニックにしていきたいと思います。

※上記記事は2016年11月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

笠原 大城 院長 MEMO

循環器専門医 /気管支鏡専門医 /血液専門医

  • 出身地:福井県
  • 趣味:ゴルフ
  • 好きな本:数学や物理の読み物が好きです。
  • 好きな言葉・座右の銘:?
  • 好きな音楽・アーティスト:Mr.Children、サザンオールスターズ、クリーム(英のロックバンド)、ザ・ビートルズ
  • 好きな場所:ゴルフ場

グラフで見る『笠原 大城 院長』のタイプ

穏やかで明るく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかで明るく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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