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白鳥 由実子 院長

YUMIKO SHIRATORI

女性専門医が診療する血液内科クリニック。専門性の高い医療を軸としつつ、気軽に相談してもらえるかかりつけ医に

三重大学医学部卒業。血液内科医として東京大学医学部附属病院や日本赤十字社医療センターなどで経験を積むほか、在宅医療にも従事。2024年7月、江東区亀戸にて開業。

白鳥 由実子 院長

白鳥 由実子 院長

イースト血液内科クリニック

江東区/亀戸/亀戸駅

  • ●血液内科
  • ●内科

テレビのドキュメンタリー番組が医師を目指すきっかけに

白鳥 由実子 院長

医師になりたいと思ったのは中学生のとき、救急医療の現場を特集したドキュメンタリー番組を見たことがきっかけでした。それまで普通に過ごしていた人が突然病気を発症し、そのまま命を落とすこともある……。そんな現実を目の当たりにして「自分の身近な人がそうなったらどうしよう」と不安を感じました。高校生になって将来の進路を決めるとき、「いざという時に誰かの力になれる医師になりたい」と思いました。
三重大学医学部に進学したものの、当時はまだどの診療科に進むかまでは決めていませんでした。ただ医学部で6年間勉強するうち、目に見えないけれど体の中でダイナミックなはたらきをする“血液細胞”に興味をひかれ、この分野を選びました。大学卒業後は東大病院や日赤医療センターに勤務し、尊敬できる先生方との出会いがたくさんありました。そんな中で忘れられない患者さんもたくさんいます。

亀戸駅北口から徒歩2分。女性専門医が診療する血液内科クリニック

白鳥 由実子 院長

プライベートでは結婚・出産を経験し、2人目の子の出産後は杉並区、江東区などで在宅医療に携わった時期もありました。血液内科の患者さんは病状が急に変わることも多く、これまで通り診療に注力できる自信がなかったことが理由です。在宅医療では病院やクリニックとは全く違う形で患者さんと向き合うことができ、とても貴重な経験ではありましたが、少しずつ血液内科をやりたい気持ちが強くなり、非常勤医師として東京警察病院、江戸川病院に勤務しました。
『イースト血液内科クリニック』を開設したのは2024年7月です。クリニックの名前にあるとおり当院は血液内科の診療に特化したクリニックですが、血液の病気を専門的に診るクリニックはまだまだ少ないのが現状です。クリニックを開く際は、開業医の先輩ともいえる太田健介先生(医療法人LIGARE 血液内科太田クリニック・心斎橋)のクリニックを見学させていただくなどして準備を進めました。このたび亀戸駅前という恵まれた立地にご縁があり、高い専門性を軸としながらも、「ちょっと風邪っぽいからみてほしい」「血圧も一緒にみてほしい」「予防接種を受けたい」といったかかりつけ医としての役目も果たしていきたいと思っています。

地域の中の身近な場所で専門性の高い医療を提供したい

白鳥 由実子 院長

血液の病気は大学病院や総合病院で診療することが一般的で、血液内科を受診する患者さんは通院のために遠方まで足を運ばなければならないことが少なくありません。一方で、血液の病気の半分以上は、入院せずに外来で無治療経過観察あるいは内服薬による治療が可能です。1〜3ヶ月に1回とはいえ、片道1〜2時間かけて病院へ行き、受付から会計終了まで半日ほどかかってしまいます。自身も、病院に勤務していた頃は患者さんを長くお待たせすることがあり、ご高齢の患者さんに広い院内をあちこち移動していただくことも心苦しく思っていました。そういった負担を減らして、もっと血液内科受診が楽なものになれば…と思ったことも、開業の理由の1つでした。当院は紹介状がなくても受診できる気軽さがありながら、血液の病気に対する専門的な診療を行えることが特徴です。血液に精通する認定血液検査技師の資格をもつ臨床検査技師もおり、正確な血液検査結果を迅速にご提供いたします。年齢を重ねて「遠くの病院に通うのが大変になった」という患者さんはもちろん、「健康診断の血液検査で異常を指摘されて心配だ」という場合などもお気軽にご相談いただきたいと思います。

充実した設備と高い技術力をいかして迅速血液検査・骨髄検査に対応

血液の病気を診療するうえで欠かせないものに血液検査があります。血液細胞は多様な種類があり、その数値は日々変動しています。健康診断の血液検査で軽い異常があったとしても、改めて検査をしてみると問題のないレベルだということも少なくありません。当院では院内に血液検査機器を備えており、健診異常があった方はまず再検査をお勧めしています。血液細胞の数値は10分ほどで結果が出ますので、再検して問題がない方はそのまま安心してお帰りいただけます。肝機能や腎機能、コレステロールといった数値は現状40分ほど要しますが、病院の待ち時間よりは早いと思います。「発熱が続いていて、コロナの検査はしたけど陰性だった」「疲れやすくて貧血などの問題がないか心配」などの場合は血液検査が勧められますので、ご相談にいらしてください。
健診異常の多くは問題ないことが多いですが、血液の病気が疑われるときは骨髄検査が勧められます。骨髄検査とは、腸骨に針を刺して骨の中にある骨髄組織を採取する検査です。採血よりも太い針を使うため、「骨髄検査は痛い」というイメージをお持ちの方は多いです。そのお気持ちはとてもよくわかります。検査のときはできるだけ痛くない骨髄検査を目指しており、実際「もう終わったの?」とおっしゃる方もいます。

これから受診される患者さんへ

クリニックで血液の病気に対する専門的な診療を行っていること、院内で血液検査を行っていることが当院の強みです。大きな病院では相談しにくいような日々の体調不良、予防接種などについてもお気軽にご相談ください。

健診異常、その他の相談の方へ
血液内科は受診しにくい科ではありません。一般内科も対応しておりますので、どこにかかればいいかわからない時もご相談いただいて大丈夫です。受診前に相談したいという場合は、ホームページ上のフォーム、公式LINEからお問合せもできます。

血液内科の患者様へ
血液検査による経過観察、内服薬による外来治療、骨髄検査、輸血などの専門的対応の他に、風邪などのちょっとした体調変化、予防接種、持病のお薬の処方など、かかりつけ医としてもお力になれればと思います。複数の近隣病院と診療連携をとっていますので、入院が必要と判断される時はスムーズにご紹介ができます。血液の病気は普段は馴染みがなく、わかりにくいところもあり、診断されるとショックや不安があると思います。ですが、継続治療によって長期に良好な状態を維持できることも多いです。人生において少し荷物が増えてしまうのは事実かとは思いますが、きっと日常が取り戻せると思います。当院が少しでもお力になれるのなら幸いです。

※上記記事は2024年7月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

白鳥 由実子 院長 MEMO

総合内科専門医 /血液専門医

  • 出身地:東京都
  • 出身大学:三重大学医学部
  • 趣味・特技:旅行、ウクレレ
  • 好きな映画:ミュージカル映画
  • 座右の銘:「人間として何が正しいのか」(稲盛和夫氏)

白鳥 由実子 院長から聞いた
『貧血』

「貧血の人は鉄分不足」とは限らない……?

貧血とは、何らかの原因でヘモグロビン値が下がっている状態を指します。ヘモグロビンが低下する理由はさまざまで、骨髄で何らかのトラブルが生じ、血液をつくる機能に異常をきたす、血液をつくる栄養が不足する、体内の異常な免疫反応によって赤血球が壊されてしまう、腎機能の低下により赤血球をつくるのに関係するホルモンが不足してしまう、など、鉄分不足以外の原因もたくさんあります。
貧血の症状として立ちくらみが知られていますが、実は立ちくらみは一時的な脳血流低下に起因することが圧倒的に多いです。多くの貧血は気がつかないうちにゆっくりと進むため、いいのか悪いのか体が貧血に慣れてしまい、よほど進行するまで無症状のことが大部分です。とはいえ、貧血というのは体が低酸素状態にあるということですから、血液検査をして診断をつけ、原因にあった治療を適宜行う必要があります。治療は、鉄剤、ビタミンB12、葉酸、造血刺激剤、ステロイド、輸血などさまざまです。

グラフで見る『白鳥 由実子 院長』のタイプ

穏やかでやさしく話しやすい先生

穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

穏やかでやさしく話しやすい先生
穏やかでやさしく
話しやすい
エネルギッシュで
明るく話しやすい

先生を取材したスタッフまたはライターの回答より

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